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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#22

第22話:瞳に映る、一番好きな人。

放課後の誰もいない教室。
窓から差し込む夕日が、律くんの丸眼鏡をキラキラと反射させている。
本当の恋人になって一日目。僕はどうしてもやりたかったことを提案してみた。

「ねえ、律くん。……10秒間、見つめ合ってみない?」

「……はぁ!? ……お前、……死……、……死ぬほどバカなこと言ってんじゃねーよ。不潔、却下」

律くんは即答して鞄を掴んだけど、僕が「本物の恋人になった記念だよ?」としつこくお願いすると、最後には「……一回だけだぞ、大バカ」とため息をついて向き合ってくれた。

「じゃあ、いくよ。……スタート」

至近距離。
律くんの長い睫毛や、眼鏡の奥にある綺麗な瞳が、驚くほどはっきりと見える。
1秒、2秒。
いつもは「バカ」って毒づく律くんの唇が、今はぎゅっと結ばれて震えている。

「……っ」

5秒。
律くんの顔が、目に見えてどんどん赤くなっていく。
耳の先までリンゴみたいに染まって、眼鏡が自分の熱で少しずつ白く曇り始めた。

「……、……無理。……もう、無理……!」

8秒。
律くんは耐えきれなくなったみたいに、僕のシャツの裾をギュッと掴んで、僕の胸に顔を埋めた。

「……、……お前、……顔が近すぎんだよ、バカ。……心臓の音がうるさくて、……死ぬ……」

「あはは、律くんの負けだね。でも、僕も心臓、爆発しそうだったよ」

律くんの柔らかい髪に触れると、彼は「……うるせー」と小さく呟きながらも、僕の腕の中から離れようとしなかった。

見つめ合っていたのはたったの8秒だったけど、その瞳の中に僕だけが映っているのがわかって、僕は昨日よりもずっと幸せな気持ちになった。
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作者メッセージ

22話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

放課後の教室で見つめ合いチャレンジ!
律くんの照れ顔が限界突破しちゃいました🐾

10秒もたないところが、いかにも律くんらしくて書いてて楽しかったです🫧
溜め書きパワーで、どんどん更新していくのでよろしくお願いします!

2026/03/17 17:48

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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