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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#21

第21話:本当の恋人、1日目。

「おはよう、律くん!!」

月曜日の朝。校門の前で律くんを待っていた僕は、彼の姿を見つけるなり、ぶんぶんと尻尾が見えるくらいの勢いで駆け寄った。
昨日、正式に「恋人」になった。その事実だけで、世界がキラキラして見える。

「……っ!? おま、……朝からうるせーよ。バカ」

律くんはいつものように丸眼鏡を指で押し上げた。でも、そのレンズの奥の瞳は、心なしかいつもより優しく揺れている。

「だって、今日から『本当の彼氏』として登校するの、初めてでしょ? 嬉しくて、昨日はお姉ちゃんに自慢しちゃった」

「……、……はぁ!? 何言ってんだよ、不潔! 余計なこと言うな、大バカ!!」

律くんは顔を真っ赤にして早歩きになる。
でも、僕がその隣に並んで、当たり前のように彼の手を探すと、律くんは一瞬ビクッとしたけれど、振り払うことはしなかった。

「……学校の中では、……絶対離せよ」

「わかってる。校門に入るまで、ね?」

僕がそっと指を絡めると、律くんも不器用な力でぎゅっと握り返してくれた。
お試し期間の時とは違う、確かな「約束」がそこにある。

「律くん、大好き」

「……。……。……死……、……死ぬほど聞き飽きたわ、そのセリフ。……でも、……一日に一回くらいなら、……許してやる、バカ」

「えー! もっと言わせてよ!」

「却下だ。……ほら、予鈴鳴るぞ。行くぞ、バカ犬」

律くんは僕の手を引くようにして、校舎へと足を進める。
ぶっきらぼうな言葉とは裏腹に、繋いだ手からは彼の真っ直ぐな鼓動が伝わってきて、僕は心の中で何度も「大好き」と繰り返した。

これから始まる、本物の恋人としての毎日。
僕のしっぽを振る相手は、一生、律くんだけでいい。
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作者メッセージ

21話目です!酸素ちゃんです🫧🤍

ついに本物の恋人としての生活がスタートしました!

溜め書きをしているので更新頻度がバラバラかもしれませんが、怪しまずに(笑)ついてきてくれたら嬉しいです!

2026/03/16 06:54

酸素ちゃん
ID:≫ .1qWrS8rlgVRw
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