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本作は全年齢対象の創作BLです。

攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。

終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。

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しっぽを振るのは、君の前だけ

#15

第15話:朝の光と、お花の抱っこ。

チュンチュン、と鳥の声で目が覚めた。
隣を見ると、律くんがまだスヤスヤと眠っている。眼鏡のない寝顔は、驚くほど幼くて、ずっと見ていたくなる。

「……ん。……、……あ。起きたのかよ。バカ」

「律くん、おはよ! よく眠れた?」

「……お前の寝相が悪すぎて、死ぬかと思った……。……どけ、朝飯作るから」

律くんはそう言いながらフラフラと立ち上がったけれど、寝起きで足元が覚束ないのか、畳の端に足を取られておっとっと、とよろけた。

「危ない!」

僕は反射的に、律くんの体を両腕でがっしりと受け止めた。
そのままの勢いで、ひょいっと律くんを「お姫様抱っこ」の形にして持ち上げる。

「……っ!!?? な、……ななな、……何してんだ、バカ!! 離せ、不潔!!」

「あはは! 律くん、軽いね! ちゃんと食べてる? このままキッチンまで運んであげるよ」

「……っ、……いらねーよ!! 下ろせ! 死……、……死ぬほど恥ずかしいから、マジでやめろ、大バカ!!」

律くんは僕の肩をポカポカ叩きながら、顔を耳まで真っ赤にしている。
でも、暴れているわりには、僕の首に回した手の力がぎゅっと強くなっていて。

「律くん、顔真っ赤だよ」

「……っ、……うるせー! 朝日のせいだ!! ……早く下ろせ……。……じゃないと、朝飯抜きにするぞ、バカ」

(……本当は、心臓の音が聞こえちゃうくらい密着してて、僕も爆発しそうなんだけどね)

結局、キッチンの椅子の前まで律くんを運んでから、ゆっくりと下ろしてあげた。
律くんは着地するなり、パジャマの乱れを整えながら「……信じらんねー。バカ犬」とボソボソ文句を言っている。

でも、その後に作ってくれたお味噌汁は、いつもより少しだけ温かくて。
お試し期間2日目の朝は、お互いの体温を近くに感じるところから始まったんだ。
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作者メッセージ

15話目です!酸素ちゃんです🫧

お泊まりの翌朝、千尋が律くんをひょいっと抱っこしちゃいました!
律くんの驚きと照れが混ざった「バカ!」が、今日も絶好調です(笑)。

千尋のパワーと、律くんの軽やかさの対比を楽しんでいただけたら嬉しいです🐾

2026/03/08 18:59

酸素ちゃん
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