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本作は全年齢対象の創作BLです。
攻めから受けへの一方的な(?)溺愛を含みますが、ヤンデレ、監禁、執着、共依存などの暗い要素は一切ありません。
終始ハッピーで平和な、光の属性の物語です。
昨日の放課後から、僕の心臓はずっとお祭り騒ぎだ。
だって、あの律くんが「一週間お試し」で、僕の彼氏になってくれたんだから!
朝、いつもより30分早く家を出て、律くんの家の前で待つ。
しばらくして玄関が開くと、そこには丸眼鏡を少し直しながら出てきた律くんの姿があった。
「……っ!? おま、……なんでここにいるんだよ。バカ」
「律くん、おはよ! 今日から僕たち付き合ってるでしょ? だからお迎えに来ちゃった」
「……。……。……はぁ!? まだ朝の七時半だぞ!? ストーカーかよ、不潔!」
いつものトゲのある言葉。でも、律くんの耳の先は、昨日見た時と同じくらい真っ赤だ。
不潔って言われちゃったけど、律くんは僕を追い返そうとはせず、そのまま隣を歩き出した。
「律くん、カバン持とうか?」
「……いらねーよ。バカ」
「じゃあ、……手、繋ぐ?」
その瞬間、律くんがビクッと肩を跳ねさせた。
丸眼鏡の奥の瞳が泳いで、彼は必死に僕から視線を逸らす。
「……。……。……だ、……めだ。……死……、……死ぬほど恥ずかしいこと言うな、バカ!!」
「あはは、ごめんごめん。じゃあ今日も袖でいい?」
僕は律くんのブレザーの袖を、ちょん、と指先で掴んだ。
律くんは「……勝手にしろ」とボソッと呟いて、早歩きになる。
でも、僕が離れないように、歩幅を少しだけ僕に合わせてくれているのがわかって、胸の奥がぎゅーっとなった。
学校に着くと、案の定、凛がニヤニヤしながら待ち構えていた。
「おはよー二人とも! あれ、今日はなんだか空気が一段としゅわしゅわしてるね?」
「……凛、おはよ。……その、……僕たち、一週間だけお試しで……」
「……うるせーよ! 喋るなバカ犬! 教室行くぞ!!」
律くんは僕の腕をぐいっと引っ張って、凛から引き離すように歩き出した。
ヤキモチなのかな。それとも、付き合ってることをバラされるのが照れくさいのかな。
理由はどうあれ、僕を引っ張る律くんの手の力が、昨日よりも少しだけ強くなった気がして。
僕のお試し1日目は、朝から100点満点の幸せで始まったんだ。
だって、あの律くんが「一週間お試し」で、僕の彼氏になってくれたんだから!
朝、いつもより30分早く家を出て、律くんの家の前で待つ。
しばらくして玄関が開くと、そこには丸眼鏡を少し直しながら出てきた律くんの姿があった。
「……っ!? おま、……なんでここにいるんだよ。バカ」
「律くん、おはよ! 今日から僕たち付き合ってるでしょ? だからお迎えに来ちゃった」
「……。……。……はぁ!? まだ朝の七時半だぞ!? ストーカーかよ、不潔!」
いつものトゲのある言葉。でも、律くんの耳の先は、昨日見た時と同じくらい真っ赤だ。
不潔って言われちゃったけど、律くんは僕を追い返そうとはせず、そのまま隣を歩き出した。
「律くん、カバン持とうか?」
「……いらねーよ。バカ」
「じゃあ、……手、繋ぐ?」
その瞬間、律くんがビクッと肩を跳ねさせた。
丸眼鏡の奥の瞳が泳いで、彼は必死に僕から視線を逸らす。
「……。……。……だ、……めだ。……死……、……死ぬほど恥ずかしいこと言うな、バカ!!」
「あはは、ごめんごめん。じゃあ今日も袖でいい?」
僕は律くんのブレザーの袖を、ちょん、と指先で掴んだ。
律くんは「……勝手にしろ」とボソッと呟いて、早歩きになる。
でも、僕が離れないように、歩幅を少しだけ僕に合わせてくれているのがわかって、胸の奥がぎゅーっとなった。
学校に着くと、案の定、凛がニヤニヤしながら待ち構えていた。
「おはよー二人とも! あれ、今日はなんだか空気が一段としゅわしゅわしてるね?」
「……凛、おはよ。……その、……僕たち、一週間だけお試しで……」
「……うるせーよ! 喋るなバカ犬! 教室行くぞ!!」
律くんは僕の腕をぐいっと引っ張って、凛から引き離すように歩き出した。
ヤキモチなのかな。それとも、付き合ってることをバラされるのが照れくさいのかな。
理由はどうあれ、僕を引っ張る律くんの手の力が、昨日よりも少しだけ強くなった気がして。
僕のお試し1日目は、朝から100点満点の幸せで始まったんだ。
- 1.第1話:雨上がりに、君を見つけた
- 2.第2話:昨日のお礼は、ぶっきらぼうに。
- 3.第3話:没収された「大好き」の行方
- 4.第4話:メロンパンと、大型犬の忠誠心。
- 5.第5話:赤点回避の、スパルタ教育。
- 6.第6話:合格点と、ご褒美の甘い罠。
- 7.第7話:封印された二文字
- 8.第8話:嵐を呼ぶ、ひまわりのようなあいつ
- 9.第9話:バカにしないで、ちゃんと聞いて。
- 10.第10話:一週間、……お試しだぞ。
- 11.第11話:お試し1日目、心臓がもたない。
- 12.第12話:失くしてなかった、宝物。
- 13.第13話:眼鏡の奥の、本当の熱。
- 14.第14話:雨の音と、重なる鼓動。
- 15.第15話:朝の光と、お花の抱っこ。
- 16.第16話:朝食後の、0センチメートル。
- 17.第17話:泣き出しそうな君を、包み込む。
- 18.第18話:最強の姉、現る。
- 19.第19話:五本の指、重なる温度。
- 20.第20話:一週間なんて、待てない。
- 21.第21話:本当の恋人、1日目。
- 22.第22話:瞳に映る、一番好きな人。
- 23.第23話:0.5秒の、誓い。
- 24.第24話:姉の勘は、世界一。
- 25.第25話:不器用な、お返し。
- 26.第26話:フードの中の、秘密。
- 27.第27話:レンズ越しより、近い距離。
- 28.第28話:最強の刺客、現る。
- 29.第29話:ちいさな情報屋。
- 30.第30話:無防備な、もぐもぐタイム。
- 31.第31話:不器用な逆襲。
- 32.第32話:敗者の特権。