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 ね ね の か わ い く な い 話

#1

彼 と 出会い

それは息が白くなる朝のことだった。

七瀬音々は出会ってしまったのだ。

運命のヒトに。




電車で隣に座ってきた彼は


ねねの視線を独り占めにした


少し着崩した制服、シンプルなスマホケース、薄い唇、綺麗に整った鼻、脚を組むその姿。


これが一目惚れなんだって


すぐ気付いた





だが、見惚れすぎたみたいで。



気付いたら学校の最寄りに着いていて、


急いでスクバを手にした



音々「やっば…‼︎」



ここで降り遅れたりしたら


皆勤賞狙いのねねの記録に


大きな傷が付く。


そう思って


電車のドアから


出ようとすると


後ろで声がした



⁇「 ねぇ‼︎ 」



咄嗟に後ろを振り向くと



例の彼が


私のお弁当箱を手に


提げていた



あ、‼︎


大切なお弁当が‼︎



と思った時にはもう遅くて


ねねと彼を挟む


あの憎たらしいドアは


機械的な音を立てて閉まってしまった



その時、


乙女チックなねねちゃんは


今日お弁当がないというショックより


彼の手に自分の私物が渡っているという


事実が嬉しくて


学校まで可愛らしいスキップをしながら


にこにこの笑顔で駆けて行った






名前、なんて言うんだろう…


てか‼︎


あの制服


隣の男子校だよね−‼︎


あ−ほんとに生まれてきてよかった…


可愛く生まれて


イケメンと恋して …


子供も可愛いんじゃない⁈







なぁんて



繰り広げすぎな妄想をしながら


授業を受けていたら


教室のドアを事務の先生が


とんとんと叩いた



センセイ1「 はーい ?」



センセイ2「 授業中失礼します。 全クラス回ってるんですけども…」




センセイ2「このお弁当−…」




ねねはそのお弁当袋を見た瞬間


反射的にぴしっと手をあげる


音々「 はいッ‼︎ それ、私のかもです‼︎」


みんながばっとこっちを見る


きっとその時、ねねはとってもにやにやしていたと思う



音々「 あー、でも−… 誰が届けてくれたんですか⁇ それ。」



彼が駅に届けて、駅員さんからとか


電車のは全部夢で普通に家に忘れていてママとか


そういうのは全部お断りだったので


一応聞いておいた




センセイ2「 隣の高校の男子生徒が届けてくれましたけど… 」



そう言われた瞬間、


私の心は彼に完全に


撃ち抜かれてしまった



きっと彼はここまで折り返していたら


遅刻していただろう



そこまでして…


そこまでして


私のことを…⁈




音々「 えぇ−? w まぢかぁ…w へへ…w」



不吉に笑い


体をくねくねさせながら


先生に近いて


受け取った


自分でも


思う。



大分キモかっただろう。



でもそれぐらい嬉しかったのだ



呆れた顔をして渡す先生から受け取ると



見慣れたお弁当袋が



今日は


キラキラと輝いている


ような気がして


ならなかった。






今日は愛夫弁当…⁈





そんな的外れなことを




思いながら







お弁当袋を抱きしめた

作者メッセージ

うわわわわ…音々ちゃん、難しいね−…

これは難易度高すぎだわ

ややこしいキャラ作ってごめんなさい−‼︎

2024/10/21 19:47

ひな
ID:≫ 18abaWoVps7NE
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