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nmmnです。
またジェンダーについての描写があるため不快に思われる方は回れ右です。
田中 side
スマホ の 電源をつけて 写真フォルダ を 漁る
透き通ったような白い肌
くりっとした目
柔らかい唇
綺麗に通っている鼻筋
男子には珍しいのだが よく似合っている ピンクのカーディガン
キャラメルのような 優しい 甘い 声
写真を撮るときの 真剣 な 表情
透き通るように 綺麗な 金色 の 髪
俺 が ちょっかいをかけたら 嬉しそうに 怒る 姿
照れて 顔が真っ赤になる 姿
にこにこ と 嬉しそうに 笑う 姿
全部 全部 好きだった 。
田中「 きょも 、 っ 」
この世界 で 1番 と 言えるほど 好きだったのに
愛してたのに 。
[中央寄せ]回想[/中央寄せ]
田中 side
京本「 別れよ 。 」
さっきまで 景色 が 綺麗だと 言って 写真 を 嬉しそうに 撮っていた きょも 。
いつのまにか 俺の 目の前で 今にも 消えそうな 顔 で 微笑んでいた
田中「 … は? 笑えねえ冗談 やめろって 笑 」
そう 俺が いつものように 笑い飛ばそう と すると きょも は 樹 、 って 俺の言葉を 遮ってきた。
京本「 ごめん 、 樹 。 今まで 楽しかったよ 。 」
田中「 なんで 。 」
京本「 親父が さ 、いつまで 女子 として 生きてるんだ って 。 大我 は 男 なんだから 男 と 、 樹 と 付き合うのは おかしいって 。 」
ほら この服 も やめろって 、 と 寂しそうに 笑って 毎日 欠かさず 着ていた ピンクのカーディガン を 引っ張った
田中「 そんなの どうだって いいじゃん 、 っ ! 俺は きょもが 女 とか 男 とか どうでも いいよ 。 別れる なんて 言うなよ 。 」
きょも は 黙って 首を横に振った
これが全ての答えなんだ って 思うと 自然に 涙が出てきて 。
顔 を ぐしゃぐしゃ にして 泣きじゃくる 俺 のことを あやすみたいに きょも は ぎゅっと 抱きしめてくれた
京本「 樹 には もっと いい人 がいるよ 。 俺 以上の 。 だから 泣かないで 。 」
田中「 ふざけんなよ ! 俺 が きょも の こと どんだけ 思ってたと思ってるんだよ ! 俺は きょも が いい 。 なんでだよ … ふざけんなって … 」
京本「 … 樹 。 ずっと 大好き だよ 。 一緒に いてくれて ありがとう 。 さよなら 。 」
そう 言って 俺の 髪に 最後のキス を 落として きょも は 来た道 を 戻って行った