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自己満足です。中二病じみています。ものすごく拙い文章です。
「江戸時代?」
肇は、思わず声を上げる。
それもそのはずだ。活気溢れた街は、長屋が立ち並び、着物を着た人でごった返している。その様子はあたかも江戸の街。
驚きの言葉を耳にした要が、先頭から振り返る。
「だろ。こっちでは、この島は[漢字]黒鶴国[/漢字][ふりがな]くろつるのくに[/ふりがな]っつーひとつの国なんだよ」
「は、い?」
「だから、こっちじゃ俺らの日本でいう江戸時代をやってんの」
「なるほど…」
いまいち理解できない。
それを見かねた大介が、情報を整理してくれる。
「つまり、ここは日本でいう江戸時代をやってるんだよ。日本とは起こった時代が違ったし、他国との関わりがなかったから、進みが遅い…という感じ。一つの国として、政治や経済を行ってる」
「それはすごいすね」
玲二郎が感心したように頷いた。
「この部隊は、この謎の独立国を守りつつ交流するために生まれた」
大介は続ける。
「だから、今回の侵入者もきちんと捕まえよう」
捜索は、とんとん拍子で進んでいった。二期生らの手際はよく、手慣れているようだった。
「何かの手違いで侵入しちまうこともよくあるかんなあ」
要によると、一般人がたまたま入り込んでしまうことなんかはよく起こるらしい。[漢字]警報[/漢字][ふりがな]サイレン[/ふりがな]が大袈裟なんだよ、とぼやいている。
「結界の効果が薄れてる、北部の砂浜から侵入したっぽい。結界があるとはいえ、常時発現していればどこかに綻びが出てしまうこともあるからね」
部隊の六人は、島の街中に立ったある長屋に来ていた。どうやら、部隊の島での本拠地らしい。結界で覆われているとはいえ、微弱な電波があるにはあるらしく、卓上のパソコンには結界の管理画面が開かれていた。もちろん画質も悪く、動かすたびに時間がかかるなどと非常に使いにくい。
大介は、調べ終えるとパソコンを閉じた。
「今回のも大事じゃなさそうだよ。目立った情報もないし、おおかた迷い込んでしまったというところだろう」
「北部の砂浜…歩いてもそう時間はかかんねぇ。うし、行くか」
長屋を出て、商店が立ち並ぶ道を通る。
同じ袴をはいた集団だからか、まわりの視線をちらちらと感じた。
「やっぱ見られてるよね」
玲二郎が気にしている。それに気づいた要が、笑みを浮かべて振り向く。
「そりゃあれだ。俺ら“袴部隊”だからよぉ」
「はかまぶたい?」
言葉をそっくりそのままおうむ返しにすると、要は続けた。
「ここん島じゃ、俺ら“袴部隊”っていわれててよ。侵入者の取り締まりとか、異能犯罪防止とかをしてるとさ、有名になるわけで」
「[漢字]新撰組[/漢字][ふりがな]しんせんぐみ[/ふりがな]みたいな感じですね」
「んー、まあそうかも」
肇の感想に、大介がなんとなく答えた。
やがて砂浜が見えてくる。
「このへんだな」
要が足を止め、周りを見回し始める。場所こそわかったものの、具体的な目処は立っていなかったようで、地道に探していくつもりらしい。その作業はなかなか大変そうだ、と思いつつ肇も同じようにする。
そのとき、静かに歩いていた櫻子が不意に声を上げた。
「あ」
視線の先には、一人の袴姿の男。
彼は、のそりと顔を上げる。
「[漢字]晴臣[/漢字][ふりがな]はるおみ[/ふりがな]くん…?」
肇は、思わず声を上げる。
それもそのはずだ。活気溢れた街は、長屋が立ち並び、着物を着た人でごった返している。その様子はあたかも江戸の街。
驚きの言葉を耳にした要が、先頭から振り返る。
「だろ。こっちでは、この島は[漢字]黒鶴国[/漢字][ふりがな]くろつるのくに[/ふりがな]っつーひとつの国なんだよ」
「は、い?」
「だから、こっちじゃ俺らの日本でいう江戸時代をやってんの」
「なるほど…」
いまいち理解できない。
それを見かねた大介が、情報を整理してくれる。
「つまり、ここは日本でいう江戸時代をやってるんだよ。日本とは起こった時代が違ったし、他国との関わりがなかったから、進みが遅い…という感じ。一つの国として、政治や経済を行ってる」
「それはすごいすね」
玲二郎が感心したように頷いた。
「この部隊は、この謎の独立国を守りつつ交流するために生まれた」
大介は続ける。
「だから、今回の侵入者もきちんと捕まえよう」
捜索は、とんとん拍子で進んでいった。二期生らの手際はよく、手慣れているようだった。
「何かの手違いで侵入しちまうこともよくあるかんなあ」
要によると、一般人がたまたま入り込んでしまうことなんかはよく起こるらしい。[漢字]警報[/漢字][ふりがな]サイレン[/ふりがな]が大袈裟なんだよ、とぼやいている。
「結界の効果が薄れてる、北部の砂浜から侵入したっぽい。結界があるとはいえ、常時発現していればどこかに綻びが出てしまうこともあるからね」
部隊の六人は、島の街中に立ったある長屋に来ていた。どうやら、部隊の島での本拠地らしい。結界で覆われているとはいえ、微弱な電波があるにはあるらしく、卓上のパソコンには結界の管理画面が開かれていた。もちろん画質も悪く、動かすたびに時間がかかるなどと非常に使いにくい。
大介は、調べ終えるとパソコンを閉じた。
「今回のも大事じゃなさそうだよ。目立った情報もないし、おおかた迷い込んでしまったというところだろう」
「北部の砂浜…歩いてもそう時間はかかんねぇ。うし、行くか」
長屋を出て、商店が立ち並ぶ道を通る。
同じ袴をはいた集団だからか、まわりの視線をちらちらと感じた。
「やっぱ見られてるよね」
玲二郎が気にしている。それに気づいた要が、笑みを浮かべて振り向く。
「そりゃあれだ。俺ら“袴部隊”だからよぉ」
「はかまぶたい?」
言葉をそっくりそのままおうむ返しにすると、要は続けた。
「ここん島じゃ、俺ら“袴部隊”っていわれててよ。侵入者の取り締まりとか、異能犯罪防止とかをしてるとさ、有名になるわけで」
「[漢字]新撰組[/漢字][ふりがな]しんせんぐみ[/ふりがな]みたいな感じですね」
「んー、まあそうかも」
肇の感想に、大介がなんとなく答えた。
やがて砂浜が見えてくる。
「このへんだな」
要が足を止め、周りを見回し始める。場所こそわかったものの、具体的な目処は立っていなかったようで、地道に探していくつもりらしい。その作業はなかなか大変そうだ、と思いつつ肇も同じようにする。
そのとき、静かに歩いていた櫻子が不意に声を上げた。
「あ」
視線の先には、一人の袴姿の男。
彼は、のそりと顔を上げる。
「[漢字]晴臣[/漢字][ふりがな]はるおみ[/ふりがな]くん…?」