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不思議なストーン

#3

3.この石の力?

3.この石の力?
 HRも終わって、一時間目。
そうだ、算数のテストがあるって百合が言ってた!
昨日勉強会しといてよかったあ。
わたし頭は悪いけど、記憶力はいいんだもんっ!
一時間目は勉強会のおかげで、無事に赤点回避できた。

二時間目。理科だ。理科二時間あるから、三時間目もかあ。
実験だからまだいいけど、なんとか液とかよくわかんない用語がいっぱい出てくるから難しいんだよーーー。
「百合行こー」
「理科室か。行こ!」
授業の実験は、なんか顕微鏡で見るやつだった。
えっと、あれ。名前なんだっけ。あ、思い出した。ミジンコとかミカヅキモとか、顕微鏡で見てるんだ。
あの石も持ってきてる。こっそりね!
わたしはポケットから石を取り出した。
と、その時。
ボワッ
「わあああああっ!!」
突然、目の前の顕微鏡の入っていた箱が燃え始めた!!!
「先生っ、火事っ!!どーにかして!!」
「どーにかしてじゃないわよ!」
理科の先生は雑巾を濡らして顕微鏡の入っていた箱にかぶせた。
そのとたん、こっちが熱くなるほど燃えていた火は、ひゅうううううっとみるみる消え失せた。
灰になってボロボロになってしまった木の箱を、先生は大きいトングでつかんで持っていく。
そのまま水が入ったバケツにポン、と入れた。
「先生、なんで水が入ったバケツに入れるんですか?」
こんな時でも冷静な百合は先生に聞いた。
「燃えた後すぐに捨てちゃうと、まだ残っている熱にゴミが引火してまた火事になっちゃうかもしれないの。だから一回冷たい水に浸けて、熱を完全に取ってから捨てるんだよ。」
「「「へえ~~~」」」
みんなが興味しんしんって感じの様子で先生の話を聞いている。
「でもどうして、火もないのにいきなり燃えたんだろうね」
「怖いよー!!」
わたし、ちょっと燃えた理由に、心当たりがある。
あの時、わたしは石を持っていた。持った直後に、顕微鏡が入っていた箱が突然ボワッと燃えたのだ。
昨日の帰り道も、足に石が当たったから転んだのかもしれない。
でも、ポケットに入っていた時はなんにも起こんなかったから、体に直接触れているときに起こるのかも。
その帰り道だって、五時間目がプールだったから、サンダルを履いてそのまま帰ったんだ。
この石は、直接体に触れると災難が起きる。
想像が行きすぎかもしれないけど、本当にそうかもしれないんだ。
わたしが一人で考えている間に、理科の授業は終わっていた。

2024/06/11 12:23

すずめ
ID:≫ 83TlgiLpDfjJo
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学園ホラーミステリー恋愛

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