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ー人生ー

#7

「幼女は」

帰ってきた答えにスペルは思わず聞き返す。「今はいない」どうしてもそのようにに聞こえてしまうのだ。
「それは、なんでか分かる?」
デリカシーというものがないのだろうか。次々と答えの出にくい問いを出す。
『[小文字]わからないのです....きのうまでいっしよ
にとらんぷしてたのに..急に...急に..![/小文字]』
必死に言葉を発する姿はとてもではないが、普通の幼女には見えなかった。
「もう、話さなくて良い」
それ以上話させてしまうと、幼女の目の中に滲む透明な雫が溢れ落ちそうだから。
幼女に名前はない、なら私が名前をつける。それでいい、それ“が”いい。そんなことを考えながらスペルは睡眠の準備をする。いくら過酷な状況下を生きたとしても中身はまだ子供だ。
「もう寝ていいぞ」
『..はい』
暖かいベッドの中で幼女もスペルもすぐに眠りについた。雨で染み込んだ体から湿気の含んだ香りが部屋に広がった。
 ○●————————————————-●○
その日の朝、スペルはいつもより早く目を覚ました。“あの子”の名前を考えるためだ。
[下線]名前の候補[/下線]
・佳世(くよ)
・弦花(げんか)
・翠雨(すいう)
・永夜(えよ)
ざっとこんなものか。机と一対一の構図で座り、珈琲を片手にため息を吐く。
「朝の珈琲うまぁ」
あとはこれをあの子に見せなければ、そう思い時計を見る。
   ⋆⋅⋅⋅⊱∘─────6:30─────∘⊰⋅⋅⋅⋆
スペルは明日から立ち上がり、寝室へと足を運ぶ。
        ガチャ
「朝だぞー」
棒読みで幼女に呼びかける。
「スー.. スー」
幼女は幸せそうに寝息を立て、返事はない。
スペルは呆れた声で
「もう少し寝かせてやるか」
と呟くのだった。
        バタン

作者メッセージ

結局名前は何になるんでしょうか?次の話でわかります。ε-(´∀`; )

2026/02/05 06:29

徒花
ID:≫ 5.NCXqW.yLBqg
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創作長期ファンタジー天文

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