7:30
ガチャ ドアの開く音がする、起きたのだろうか。
『..いまおきまちた』
寝起きで滑舌がとても悪い。まだ眠たいのだろうか。それからスペルは本題を出した。
「この中から、名前を選んで」
朝書いた紙を出した。
[下線]名前の候補[/下線]
・佳世(くよ)
・弦花(げんか)
・翠雨(すいう)
・永夜(えよ)
『このなまえ、ほんとうにわたしがもらってもいいのですか...!?』
そこまでして驚かれることではないだろう。そう思っていたスペルは過剰な反応に少し心が温まった。
「あった方が便利でしょ」
照れ隠しのようにそう伝える。
『ならわたしは
“佳世”
がいいです』
その言葉は小さながら大きなかがり火となっていた。その一言にどれだけの想いが詰まっているのかは計り知れない。
「...なんで?」
『わたしはむかしから、なまえでよばれたことはりませんでした。...だけど、「くよ」みたいにう つくしくすぐれていて、つむがれていく、そんなふうになりたいと思ったのです」
「なら良かった(笑)」
どこか安心したようにそう笑った。
『(はじめて、わらってるとこみた..なんて事考えてるんだこの人にもこころはあるのだから)』
佳世は何かを思い出したかのように目を開いた。
『そういえばあなたのなまえ、聞いていませんでした』
「あっ!本当だ。私はスピカ、誰がつけたのかも誰が私に知恵を与えたのかもわからない。だけど結 構自分の名前気に入ってるんだよね」
暗い言葉なのに、何故だかとても明るく思えた。
「それじゃあ此処を出なければ、此処からの旅はついてきてもついてこなくても構わない」
荷物を片付けてスピカはそう言った。遠回しに佳世に居場所を与えるような言い方だ。
『...っありがとうございます。ですが、これからどこへいくのですか?』
佳世は純粋な疑問を話した。
「ついてきて、私の“友達”の場所に行くから」
ガチャ ドアの開く音がする、起きたのだろうか。
『..いまおきまちた』
寝起きで滑舌がとても悪い。まだ眠たいのだろうか。それからスペルは本題を出した。
「この中から、名前を選んで」
朝書いた紙を出した。
[下線]名前の候補[/下線]
・佳世(くよ)
・弦花(げんか)
・翠雨(すいう)
・永夜(えよ)
『このなまえ、ほんとうにわたしがもらってもいいのですか...!?』
そこまでして驚かれることではないだろう。そう思っていたスペルは過剰な反応に少し心が温まった。
「あった方が便利でしょ」
照れ隠しのようにそう伝える。
『ならわたしは
“佳世”
がいいです』
その言葉は小さながら大きなかがり火となっていた。その一言にどれだけの想いが詰まっているのかは計り知れない。
「...なんで?」
『わたしはむかしから、なまえでよばれたことはりませんでした。...だけど、「くよ」みたいにう つくしくすぐれていて、つむがれていく、そんなふうになりたいと思ったのです」
「なら良かった(笑)」
どこか安心したようにそう笑った。
『(はじめて、わらってるとこみた..なんて事考えてるんだこの人にもこころはあるのだから)』
佳世は何かを思い出したかのように目を開いた。
『そういえばあなたのなまえ、聞いていませんでした』
「あっ!本当だ。私はスピカ、誰がつけたのかも誰が私に知恵を与えたのかもわからない。だけど結 構自分の名前気に入ってるんだよね」
暗い言葉なのに、何故だかとても明るく思えた。
「それじゃあ此処を出なければ、此処からの旅はついてきてもついてこなくても構わない」
荷物を片付けてスピカはそう言った。遠回しに佳世に居場所を与えるような言い方だ。
『...っありがとうございます。ですが、これからどこへいくのですか?』
佳世は純粋な疑問を話した。
「ついてきて、私の“友達”の場所に行くから」
- 1.「人生」
- 2.「奇跡の星」
- 3.「夏紀」
- 4.「とある隣人は」
- 5.「立場」
- 6.徒花の行方
- 7.「幼女は」
- 8.「笑顔」
- 9.「軸柊奏」
- 10.徒花の行方
- 11.「居場所」
- 12.「弦の音」
- 13.「答え」
- 14.「日常編」
- 15.「悩むものか」
- 16.「歪み」
- 17.「信頼」
- 18.「余命」
- 19.「時歌」
- 20.「日常編」
- 21.「神として」
- 22.「忘却列車」
- 23.「微熱」
- 24.「クリスマス」
- 25.「プレゼント」
- 26.「鳴っている」
- 27.「バレンタイン」
- 28.「日常」
- 29.「誰」
- 30.「戦場」
- 31.「アレス」
- 32.「日常編」
- 33.「破会議壊」
- 34.「徒花の行方」
- 35.「戦の予兆」
- 36.「日常編」