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ー人生ー

#8

「笑顔」

         7:30
ガチャ ドアの開く音がする、起きたのだろうか。
『..いまおきまちた』
寝起きで滑舌がとても悪い。まだ眠たいのだろうか。それからスペルは本題を出した。
「この中から、名前を選んで」
朝書いた紙を出した。
[下線]名前の候補[/下線]
・佳世(くよ)
・弦花(げんか)
・翠雨(すいう)
・永夜(えよ)
『このなまえ、ほんとうにわたしがもらってもいいのですか...!?』
そこまでして驚かれることではないだろう。そう思っていたスペルは過剰な反応に少し心が温まった。
「あった方が便利でしょ」
照れ隠しのようにそう伝える。
『ならわたしは
       “佳世”
          がいいです』
その言葉は小さながら大きなかがり火となっていた。その一言にどれだけの想いが詰まっているのかは計り知れない。
「...なんで?」
『わたしはむかしから、なまえでよばれたことはりませんでした。...だけど、「くよ」みたいにう つくしくすぐれていて、つむがれていく、そんなふうになりたいと思ったのです」
「なら良かった(笑)」
どこか安心したようにそう笑った。
『(はじめて、わらってるとこみた..なんて事考えてるんだこの人にもこころはあるのだから)』
佳世は何かを思い出したかのように目を開いた。
『そういえばあなたのなまえ、聞いていませんでした』
「あっ!本当だ。私はスピカ、誰がつけたのかも誰が私に知恵を与えたのかもわからない。だけど結 構自分の名前気に入ってるんだよね」
暗い言葉なのに、何故だかとても明るく思えた。
「それじゃあ此処を出なければ、此処からの旅はついてきてもついてこなくても構わない」
荷物を片付けてスピカはそう言った。遠回しに佳世に居場所を与えるような言い方だ。
『...っありがとうございます。ですが、これからどこへいくのですか?』
佳世は純粋な疑問を話した。
「ついてきて、私の“友達”の場所に行くから」

作者メッセージ

徐々に視聴回数が増えていき嬉しいばかりです。
ψ(`∇´)ψ

2026/02/05 22:45

徒花
ID:≫ 5.NCXqW.yLBqg
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創作長期ファンタジー天文

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