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ずっと書く描く詐欺していた小説です。やっと描きます。短いです。
【勇者パーティー100人できるかな☆】 あの日救われたのは 【クレハ】
「いッ…たぁ」
怪我した箇所がジクジクと痛む。
「薬草…包帯……」
手当てをしようとゴソゴソバックを漁っていると、ふいに声をかけられた。
「きみ、大丈夫?」
見上げれば、そこには華奢な女性がいた。
「え、と……はい。大丈夫です」
この頃のぼくは嘘をつくのが下手くそだった。
「大丈夫なわけないよね!うん!ごめんね!」
そう1人で完結させた彼女は、痛まない方のぼくの腕を引っ張って、これから通るはずだった道をずんずん進んで行った。
「ちょっ…大丈夫です!別にこのくらい!」
が、どんなに手を振り解こうとしても非力なぼくの力では無理だった。
「このくらいって何よ‼︎大怪我じゃない‼︎」
「別にいつものことです‼︎」
ぼくがそう叫ぶと、彼女は目を丸くした。
「え…?いつものことって……?」
「いつもこんな感じです‼︎自然に治るので放っておいてください‼︎」
「貴方‼︎いつもこんな怪我を⁉︎」
先程までとの困惑した雰囲気とは違う、明らかに怒気を含んだ声に、不覚にもびくっとしてしまった。
「問答無用‼︎さっさと私んち行くわよ‼︎」
その人はそう宣言した途端、対して重くもないぼくの身体をおぶって駆け出した。
「貴方…子供よね?」
訝しげに聞くのは、怪我の手当てをしてくれている女性ことクレハさん。
「そうだけど……」
「なんであんな怪我してたの⁉︎」
まるで秘密基地のような家に、クレハさんの声がこだまする。
「あーっと……魔物と戦ってたから?」
「疑問系‼︎」
「なんで貴方みたいな子供が戦わなきゃいけないのよ。世も末ねぇ……」
「ぼく自身が選んだんです。勇者になるのを」
「……!」
ぼくがそういうとクレハさんは少し目を見開いたあと、またにこっと困ったように笑った。
「ま、好きにしなさいな。死ぬんじゃないわよ」
死ねないよ。とは言わないでおこう。
「手当、ありがとうございました。もう大丈夫です」
これ以上ここにいても迷惑をかけるだけだと判断したぼくは、腰掛けていた椅子から飛び降り、お辞儀をしてドアの方へと向かった。が
「待ちなさい!」
「わぁっ⁉︎」
痛くない方の腕をグッと掴まれ、そのままバランスを崩し、クレハさんの方に後ろからダイブする。
「その怪我がもう少しマシになるまではここにいなさい」
てな会話の後、三日ほどクレハさん宅(本人曰く秘密基地らしい)に泊まらせていただいて、怪我が割と良くなったころあたりにぼくはまた旅を再開した。
勇者「そういえば…くれはさん?どうしてるかなー」
ぼくのこのセリフはセラでも、セイラでもない、『勇者』だった頃のセリフである。
ちなみにこのあとクレハさんからは微塵も聞かなかった妹さんと出会うことになるのは、まだ秘密だ。
怪我した箇所がジクジクと痛む。
「薬草…包帯……」
手当てをしようとゴソゴソバックを漁っていると、ふいに声をかけられた。
「きみ、大丈夫?」
見上げれば、そこには華奢な女性がいた。
「え、と……はい。大丈夫です」
この頃のぼくは嘘をつくのが下手くそだった。
「大丈夫なわけないよね!うん!ごめんね!」
そう1人で完結させた彼女は、痛まない方のぼくの腕を引っ張って、これから通るはずだった道をずんずん進んで行った。
「ちょっ…大丈夫です!別にこのくらい!」
が、どんなに手を振り解こうとしても非力なぼくの力では無理だった。
「このくらいって何よ‼︎大怪我じゃない‼︎」
「別にいつものことです‼︎」
ぼくがそう叫ぶと、彼女は目を丸くした。
「え…?いつものことって……?」
「いつもこんな感じです‼︎自然に治るので放っておいてください‼︎」
「貴方‼︎いつもこんな怪我を⁉︎」
先程までとの困惑した雰囲気とは違う、明らかに怒気を含んだ声に、不覚にもびくっとしてしまった。
「問答無用‼︎さっさと私んち行くわよ‼︎」
その人はそう宣言した途端、対して重くもないぼくの身体をおぶって駆け出した。
「貴方…子供よね?」
訝しげに聞くのは、怪我の手当てをしてくれている女性ことクレハさん。
「そうだけど……」
「なんであんな怪我してたの⁉︎」
まるで秘密基地のような家に、クレハさんの声がこだまする。
「あーっと……魔物と戦ってたから?」
「疑問系‼︎」
「なんで貴方みたいな子供が戦わなきゃいけないのよ。世も末ねぇ……」
「ぼく自身が選んだんです。勇者になるのを」
「……!」
ぼくがそういうとクレハさんは少し目を見開いたあと、またにこっと困ったように笑った。
「ま、好きにしなさいな。死ぬんじゃないわよ」
死ねないよ。とは言わないでおこう。
「手当、ありがとうございました。もう大丈夫です」
これ以上ここにいても迷惑をかけるだけだと判断したぼくは、腰掛けていた椅子から飛び降り、お辞儀をしてドアの方へと向かった。が
「待ちなさい!」
「わぁっ⁉︎」
痛くない方の腕をグッと掴まれ、そのままバランスを崩し、クレハさんの方に後ろからダイブする。
「その怪我がもう少しマシになるまではここにいなさい」
てな会話の後、三日ほどクレハさん宅(本人曰く秘密基地らしい)に泊まらせていただいて、怪我が割と良くなったころあたりにぼくはまた旅を再開した。
勇者「そういえば…くれはさん?どうしてるかなー」
ぼくのこのセリフはセラでも、セイラでもない、『勇者』だった頃のセリフである。
ちなみにこのあとクレハさんからは微塵も聞かなかった妹さんと出会うことになるのは、まだ秘密だ。
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