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捏造をもりもりしてるけどこれはオリズィナルです。です!!
モヴからみた勇者セラ。【勇者パーティー100人できるかな★】
やぁ。俺だ。そこらへんにいるただのモブだよ。
なんでそんな名前のないモブ如きが喋くってるかって?
今日は俺からみた勇者について話をしようと思ってな。
あはは、そんな急かすなって。ちゃんと話してやるからよ。
俺と勇者様の出会いは突然だった。
今から四年くらい前…勇者様は19だな。
俺の方が断然年上なわけだが…今はどうでもいい。
俺はその時魔物に襲われていたんだ。
「うわァァッッ⁉︎」
よくいる魔物だよ。スライムよりはいくらか強い、ベテラン冒険者からしたら雑魚同然の、そこらへんにいる魔物。
だがそんときの俺はちぃとばかしびびりだった。
元々王都暮らしだったからな。魔物なんて見たことなかったんだ。
ビビり散らかしているまま、魔物に襲われたんだ。
あ、これ死んだわ。そう覚悟した時、ひどく中性的な声が耳に入ったんだ。
「やめろ!」
俺と魔物の間に割って入ってきたのは短髪の華奢な人間。男と言われればそう見えなくもないし、女と言われても納得できる、ひどく中性的な奴だった。
「ア、ワレラの、ひ、がんを、じゃ、まする、気か……?」
聞き取りにくい声で魔物は言った。
「……うん」
ひどく悲しそうに呟いたその人間は、怯えたままの俺の腕を引っ掴んだ。
「誰だかわかんないけど逃げるよ!」
「え⁉︎お…おう⁉︎」
言われるがまま、引っ張られるがまま、足を必死に動かした。
その間にもソイツ…勇者様の身体には魔法が当たり続けていた。
「おい…血が…!」
俺がそう言ってもセラ様はへらへらとした様子で、気にもしていないようだった。
「大丈夫だよ。慣れてるから。あ、あと少しで王都の方だよ」
実際、気にしていなかったのだが…この時、俺はもう少しで安全な場所に行けるという安堵もかなぐり捨てて、一つの考えが浮かんでいた。
この人間、嘘をつくのがとてもうまいのではないか。
魔物の魔法を笑顔で耐えられる人間はあまりいないだろう。魔法でのバフもなしに。
それを痛がっている様子も感じさせずに、まるで傷なんて負っていないように魅せる笑いを浮かべるコイツは、とんでもない嘘つきなんじゃないかと。
「王都についたよ」
そんな俺の考えは勇者様の声でぶった斬られた。
「え⁉︎あ、おう」
「ごめんね。怖い思いをさせちゃって……」
死ななかっただけいいのに。それに、俺は傷一つ負ってないし。
「じゃ、ぼくは旅を続けなきゃだから」
そう言って勇者様は立ち去ろうとする。
俺はなぜかこのままではいけない気がして、勇者様を呼び止めた。
「え…あ、あの、おっ…お名前は…?」
俺がそう聞くと、勇者様は困ったような顔をして笑った。
「…名乗るほどのものでもないよ。…あえていうなら…『勇者』ってところかな」
「勇者様…!」
「あは、じゃあ、またね」
今度こそ、勇者様は立ち去った。
ここまでが俺と勇者様の出会いだ。
その次は…っと、もう時間だな。
じゃあ、また次の機会に話すとするか。
またな。勇者好きの変なやつ。
*画面には自分の顔が写っている。
なんでそんな名前のないモブ如きが喋くってるかって?
今日は俺からみた勇者について話をしようと思ってな。
あはは、そんな急かすなって。ちゃんと話してやるからよ。
俺と勇者様の出会いは突然だった。
今から四年くらい前…勇者様は19だな。
俺の方が断然年上なわけだが…今はどうでもいい。
俺はその時魔物に襲われていたんだ。
「うわァァッッ⁉︎」
よくいる魔物だよ。スライムよりはいくらか強い、ベテラン冒険者からしたら雑魚同然の、そこらへんにいる魔物。
だがそんときの俺はちぃとばかしびびりだった。
元々王都暮らしだったからな。魔物なんて見たことなかったんだ。
ビビり散らかしているまま、魔物に襲われたんだ。
あ、これ死んだわ。そう覚悟した時、ひどく中性的な声が耳に入ったんだ。
「やめろ!」
俺と魔物の間に割って入ってきたのは短髪の華奢な人間。男と言われればそう見えなくもないし、女と言われても納得できる、ひどく中性的な奴だった。
「ア、ワレラの、ひ、がんを、じゃ、まする、気か……?」
聞き取りにくい声で魔物は言った。
「……うん」
ひどく悲しそうに呟いたその人間は、怯えたままの俺の腕を引っ掴んだ。
「誰だかわかんないけど逃げるよ!」
「え⁉︎お…おう⁉︎」
言われるがまま、引っ張られるがまま、足を必死に動かした。
その間にもソイツ…勇者様の身体には魔法が当たり続けていた。
「おい…血が…!」
俺がそう言ってもセラ様はへらへらとした様子で、気にもしていないようだった。
「大丈夫だよ。慣れてるから。あ、あと少しで王都の方だよ」
実際、気にしていなかったのだが…この時、俺はもう少しで安全な場所に行けるという安堵もかなぐり捨てて、一つの考えが浮かんでいた。
この人間、嘘をつくのがとてもうまいのではないか。
魔物の魔法を笑顔で耐えられる人間はあまりいないだろう。魔法でのバフもなしに。
それを痛がっている様子も感じさせずに、まるで傷なんて負っていないように魅せる笑いを浮かべるコイツは、とんでもない嘘つきなんじゃないかと。
「王都についたよ」
そんな俺の考えは勇者様の声でぶった斬られた。
「え⁉︎あ、おう」
「ごめんね。怖い思いをさせちゃって……」
死ななかっただけいいのに。それに、俺は傷一つ負ってないし。
「じゃ、ぼくは旅を続けなきゃだから」
そう言って勇者様は立ち去ろうとする。
俺はなぜかこのままではいけない気がして、勇者様を呼び止めた。
「え…あ、あの、おっ…お名前は…?」
俺がそう聞くと、勇者様は困ったような顔をして笑った。
「…名乗るほどのものでもないよ。…あえていうなら…『勇者』ってところかな」
「勇者様…!」
「あは、じゃあ、またね」
今度こそ、勇者様は立ち去った。
ここまでが俺と勇者様の出会いだ。
その次は…っと、もう時間だな。
じゃあ、また次の機会に話すとするか。
またな。勇者好きの変なやつ。
*画面には自分の顔が写っている。
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