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捏造設定ありありのオオアリクイです。死ネタ。マホロアに元気に商売してて欲しい人は見ないほうがいい。
夢か現か幻か _まほろば_
アイツがいなくなった世界は、色がなくなったみたいだ。
イタズラするにしても、つまらないし、そもそもやる気が出ない。
つまらない。アイツも言っていたが、退屈は死と同義だ。
そしてボクの気も知らずに、今日も空は憎らしいほどの快晴だ。
「つまらないのサ」
最近のボクの口癖だ。
「ワドルディにでもイタズラするかー」
口ではそう言いながら、身体は全く動こうとしない。
なぜって、やってもつまらないとわかっているから。
「………本当に、退屈なのサ」
何をするにも、アイツのことがチラつく。誰かが言ってたな、幸せがなければ不幸もないんだと。
比較する対象がなければ、自分が不幸と気づかないってことだってか。
じゃあボクはダメだな。あんなに面白いおもちゃがこの世にあるってことを知ってしまったから。
もう1人じゃ、楽しめない。
「あーーーーあのアホロア」
悪態をついても、反論してくるヤツはいない。つまらない。
「………」
独りぼーっとしていると、アイツの最後が思い浮かぶ。
そして、ボクが何もできなかったことも。
ちゃんと好きだって言えばよかった。あの花の花言葉をちゃんと伝えればよかった。
そもそも、あの1日をマホロアを生かすために使っていたら?もっと早くマホロアの死が近いことを知っていたら?なんとかできたかもしれないのに。
なーんて、ボクもタランザのこと笑えないな。未練たらたら。起こってしまったことは、もうどうしようもないのに。
「……墓参り、行くか」
事実を受け入れるのが辛くて、最初のお墓参り以外行ってなかった。アレから一ヶ月経ったんだ。もう泣かない。
供える花は、決まっている。
魔法を使って、花を生み出す。チカッと光って、あの時と同じ鮮やかな色味の花が生まれた。
「…ッ」
ツキリと胸が痛んだ。アイツを傷つけた花を供えてもいいんだろうかと。あの世でも傷つけるんじゃないかと。
でも、ボクはこの花を供える。そうだ、と思い、近くにあったメモ帳をちぎって走り書きする。
アイツが勘違いしないように、アイツの誤解を解くために。
「これでよし」
最後にアイツをからかう言葉を書いて、メモを花に添えた。
「行くか」
行って、アイツを馬鹿にするために、ボクは家の戸をくぐる。
心地よい風が頬を撫でる。
「あしたはあしたのかぜがふく、ってね」
アイツには吹かなかったが。
「ここだな」
目の前には『Magolor』と綴られた墓石があった。
ふわりと蒼い薔薇を添える。
そして大きく息を吸った。
「おいアホロアー‼︎聞こえてるかー‼︎この花の花言葉は、ボクがお前に伝えたかった意味は!」
『ーーーーーーー』
「わかったかばーか‼︎自分だけ伝えたいこと伝えて消えやがって!ボクだって…ボク…だって」
気づけば涙が頬を伝って地面に落ちていた。
乱暴に涙を拭い、再度大きく息を吸う。
「お前のことが好きだったよばーかッッ‼︎」
ボクの一世一代の告白。アイツは聞いていただろうか、聞いていただろうな。
なんとなく、なんとなくだが、今この空の上で、蒼い薔薇の花弁になったアイツがくすくす笑っているような、そんな気がしてしょうがない。
「マルク、大声で叫んでどーしたの?」
ボクの一世一代の告白は、ピンク玉にも聞かれていた。
「ーーーッ‼︎なんでもないのサ‼︎」
ボクが顔を真っ赤にして叫んだら、上の方から『ククク』と聞こえたような気がした。
カービィ視点
ぼくが声をかけたら、マルクは飛び去っていってしまった。
「どうしたんだろうな」
マホロアが死んじゃって落ち込んでいたのに、元気出せたのかな。
そう思いながら、マホロアの墓に手を合わせる。
閉じていた目を開けると、一枚の紙が目に入った。
乱暴で、書き殴ったような字。
読まずにはいられなかった。
「『親愛なる馬鹿、マホロアへ。
あの花の花言葉は、ボクがキミに伝えたかった意味は、
【夢叶う】なのサ。勝手に勘違いしてボクに怒鳴ったこと、あの世で後悔してちょーよ!
ボクもお前のことが大好きだったぜ。ばーーーーーか!
お前の[漢字]道化師[/漢字][ふりがな]クラウン[/ふりがな]マルク様より』」
「不器用だな」
お互い。口をついて出たのは、それだけだった。
Fin.
イタズラするにしても、つまらないし、そもそもやる気が出ない。
つまらない。アイツも言っていたが、退屈は死と同義だ。
そしてボクの気も知らずに、今日も空は憎らしいほどの快晴だ。
「つまらないのサ」
最近のボクの口癖だ。
「ワドルディにでもイタズラするかー」
口ではそう言いながら、身体は全く動こうとしない。
なぜって、やってもつまらないとわかっているから。
「………本当に、退屈なのサ」
何をするにも、アイツのことがチラつく。誰かが言ってたな、幸せがなければ不幸もないんだと。
比較する対象がなければ、自分が不幸と気づかないってことだってか。
じゃあボクはダメだな。あんなに面白いおもちゃがこの世にあるってことを知ってしまったから。
もう1人じゃ、楽しめない。
「あーーーーあのアホロア」
悪態をついても、反論してくるヤツはいない。つまらない。
「………」
独りぼーっとしていると、アイツの最後が思い浮かぶ。
そして、ボクが何もできなかったことも。
ちゃんと好きだって言えばよかった。あの花の花言葉をちゃんと伝えればよかった。
そもそも、あの1日をマホロアを生かすために使っていたら?もっと早くマホロアの死が近いことを知っていたら?なんとかできたかもしれないのに。
なーんて、ボクもタランザのこと笑えないな。未練たらたら。起こってしまったことは、もうどうしようもないのに。
「……墓参り、行くか」
事実を受け入れるのが辛くて、最初のお墓参り以外行ってなかった。アレから一ヶ月経ったんだ。もう泣かない。
供える花は、決まっている。
魔法を使って、花を生み出す。チカッと光って、あの時と同じ鮮やかな色味の花が生まれた。
「…ッ」
ツキリと胸が痛んだ。アイツを傷つけた花を供えてもいいんだろうかと。あの世でも傷つけるんじゃないかと。
でも、ボクはこの花を供える。そうだ、と思い、近くにあったメモ帳をちぎって走り書きする。
アイツが勘違いしないように、アイツの誤解を解くために。
「これでよし」
最後にアイツをからかう言葉を書いて、メモを花に添えた。
「行くか」
行って、アイツを馬鹿にするために、ボクは家の戸をくぐる。
心地よい風が頬を撫でる。
「あしたはあしたのかぜがふく、ってね」
アイツには吹かなかったが。
「ここだな」
目の前には『Magolor』と綴られた墓石があった。
ふわりと蒼い薔薇を添える。
そして大きく息を吸った。
「おいアホロアー‼︎聞こえてるかー‼︎この花の花言葉は、ボクがお前に伝えたかった意味は!」
『ーーーーーーー』
「わかったかばーか‼︎自分だけ伝えたいこと伝えて消えやがって!ボクだって…ボク…だって」
気づけば涙が頬を伝って地面に落ちていた。
乱暴に涙を拭い、再度大きく息を吸う。
「お前のことが好きだったよばーかッッ‼︎」
ボクの一世一代の告白。アイツは聞いていただろうか、聞いていただろうな。
なんとなく、なんとなくだが、今この空の上で、蒼い薔薇の花弁になったアイツがくすくす笑っているような、そんな気がしてしょうがない。
「マルク、大声で叫んでどーしたの?」
ボクの一世一代の告白は、ピンク玉にも聞かれていた。
「ーーーッ‼︎なんでもないのサ‼︎」
ボクが顔を真っ赤にして叫んだら、上の方から『ククク』と聞こえたような気がした。
カービィ視点
ぼくが声をかけたら、マルクは飛び去っていってしまった。
「どうしたんだろうな」
マホロアが死んじゃって落ち込んでいたのに、元気出せたのかな。
そう思いながら、マホロアの墓に手を合わせる。
閉じていた目を開けると、一枚の紙が目に入った。
乱暴で、書き殴ったような字。
読まずにはいられなかった。
「『親愛なる馬鹿、マホロアへ。
あの花の花言葉は、ボクがキミに伝えたかった意味は、
【夢叶う】なのサ。勝手に勘違いしてボクに怒鳴ったこと、あの世で後悔してちょーよ!
ボクもお前のことが大好きだったぜ。ばーーーーーか!
お前の[漢字]道化師[/漢字][ふりがな]クラウン[/ふりがな]マルク様より』」
「不器用だな」
お互い。口をついて出たのは、それだけだった。
Fin.
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