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捏造設定です。宿娘ちゃんの現在の年齢を16歳くらいにしてて、四年前だから…勇者は19?リレーとは一切合切関係ないので気にしないでください。
その日宿屋の娘と勇者に何があったか。
「ここどこ…?」
見渡せば目に映るのは木、木、木。気が狂いそうだ。「木」だけに。ツクテーン
「おかあさん…おとうさん…!」
帰り道がわからなくて泣いている時、その人に出会った。
「どうしたの?お嬢ちゃん」
「!」
空を溶かし込んだような瞳を持つ人だった。あの時は勇者だなんて思いもしなかったなぁ。
「かっかえりみちがわかんなくて…あのっ…たすけてください!」
「もちろん!」
そういって太陽のように笑ったのを、今でもよく覚えてる。
「どこのうちの子かな?」
「やっやどやのむすめです!」
「あぁ…あそこの……」
その人は何か心当たりがあるようだった。
「うん。わかるよ。この近くのでしょ?」
「…!はっはい!」
「迷子になったら大変だから、はい」
そう言ってその人は手を差し出した。
私がおずおずとその手を掴むと、優しく、でも力強く握り返してくれた。
「よーし!いこーう!」
こんな薄暗い森なのに、私とその人のいるところだけお天道様が照らしてるみたいだったなぁ。
道中モンスターに会ったりしたが、全てその人が守ってくれた。決して強いとは言えないけど、自分以外誰も傷つけずにその場を乗り切る力を持つその人は、確かに強者と言っていいと思った。
「淑華…!」
「おかあさん‼︎」
宿の屋根が見えたと思ったら、おかあさんが駆け寄ってきた。
「おかあさぁんッッ」
「淑華‼︎よかった…本当に…よかった………!」
「よかったね。えっと…淑華ちゃん」
「[漢字]宿娘[/漢字][ふりがな]やどこ[/ふりがな]でいいです」
道中で勇者様が呼んでいた『やどこ』という呼び名が気に入っていたのは秘密だ。
「ありがとうございます…!本当に…どうお礼したらいいか…!」
「お礼なんてそんな…!」
「娘の命を助けてくださったのですからお礼をして当然です!そうですね…私たちの宿の系統…全て無料というのはどうでしょう」
おかあさんの言葉を聞いてその人は心底驚いたようだった。
「そんな…!別にいいですって!」
「お礼をしないときがすみません!受け取ってください!」
結局その人が折れて、うちの宿の系統全てタダになったようだった。ちなみにうちの宿の系統はこの国の90%を占める。
「では、またいつか〜〜〜‼︎」
数日私たちの街に居ただけで、その人は去ってしまった。
(またあえたらいいな)
四年後、その人に会って、仲間にしてもらうのはまた別の話………
〜Fin.〜
見渡せば目に映るのは木、木、木。気が狂いそうだ。「木」だけに。ツクテーン
「おかあさん…おとうさん…!」
帰り道がわからなくて泣いている時、その人に出会った。
「どうしたの?お嬢ちゃん」
「!」
空を溶かし込んだような瞳を持つ人だった。あの時は勇者だなんて思いもしなかったなぁ。
「かっかえりみちがわかんなくて…あのっ…たすけてください!」
「もちろん!」
そういって太陽のように笑ったのを、今でもよく覚えてる。
「どこのうちの子かな?」
「やっやどやのむすめです!」
「あぁ…あそこの……」
その人は何か心当たりがあるようだった。
「うん。わかるよ。この近くのでしょ?」
「…!はっはい!」
「迷子になったら大変だから、はい」
そう言ってその人は手を差し出した。
私がおずおずとその手を掴むと、優しく、でも力強く握り返してくれた。
「よーし!いこーう!」
こんな薄暗い森なのに、私とその人のいるところだけお天道様が照らしてるみたいだったなぁ。
道中モンスターに会ったりしたが、全てその人が守ってくれた。決して強いとは言えないけど、自分以外誰も傷つけずにその場を乗り切る力を持つその人は、確かに強者と言っていいと思った。
「淑華…!」
「おかあさん‼︎」
宿の屋根が見えたと思ったら、おかあさんが駆け寄ってきた。
「おかあさぁんッッ」
「淑華‼︎よかった…本当に…よかった………!」
「よかったね。えっと…淑華ちゃん」
「[漢字]宿娘[/漢字][ふりがな]やどこ[/ふりがな]でいいです」
道中で勇者様が呼んでいた『やどこ』という呼び名が気に入っていたのは秘密だ。
「ありがとうございます…!本当に…どうお礼したらいいか…!」
「お礼なんてそんな…!」
「娘の命を助けてくださったのですからお礼をして当然です!そうですね…私たちの宿の系統…全て無料というのはどうでしょう」
おかあさんの言葉を聞いてその人は心底驚いたようだった。
「そんな…!別にいいですって!」
「お礼をしないときがすみません!受け取ってください!」
結局その人が折れて、うちの宿の系統全てタダになったようだった。ちなみにうちの宿の系統はこの国の90%を占める。
「では、またいつか〜〜〜‼︎」
数日私たちの街に居ただけで、その人は去ってしまった。
(またあえたらいいな)
四年後、その人に会って、仲間にしてもらうのはまた別の話………
〜Fin.〜
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