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ちょっとぅ暴力表現あるかもぅ
「名前、改名したいなぁ...、」
ぼやくわたし...一ノ瀬莉亞音を、クラスの奴らが不思議そうに見てきた。
昼休み。
最近見つけた日当たりのいい空き部屋でわたしは椅子に腰掛けた。
「...だる」
話せるような友達はあんま居ないし、昼休みは地獄の時間だ。
”あの子”に話しかけにいけば快く受け入れてくれるだろうが...中等部と高等部じゃ場所が違う。探している間に昼休みが終わってしまうだろうし...そもそも彼女にも友達が居る。邪魔したら可哀相だ。
__それに、変に嫌われたくないし。
「最近遊ぶこと減っちゃったな...」
ねねちゃん、と呟くと、余計心がすかすかとした。
七瀬音々。可愛いものが好きな、可愛い女の子。わたしが認めるくらいには素敵で、愛らしい中学二年生。
性格も似てるし、でも嫌にならないから、割とすごしやすかったのだが...
「めっきり会う機会減っちゃったなぁ」
転校生が来たあたりか、それとも進級したときか。いつからか、彼女と顔をあわせる機会は減ってしまった。
トーク画面は相変わらず、彼女の楽しそうな話で埋め尽くされている。
きらきらしていて、少し妬ましい。こんなことを考えるから、わたしは自分が嫌なのだ。
「...授業さぼっちゃおうかな」
自己嫌悪に陥るのはよくない。こんなことでへこたれてちゃいけない。
わたしには、果たさなきゃいけない目的があるんだから。
「.........教室もどろ」
「あ、ねりあちゃんどこ行ってたのぉ?」
クラスの女が、わたしに話しかけてくる。気持ち悪い。
「えぇっとぉ、ちょっとお散歩?」
わたしは可愛いポーズで、語尾を伸ばしてそう言う。見目だけはいいわたしを男達が見ている。
「そ、そっかぁ...、!」
それが気に入らないのか、その女は眉間にシワを寄せた。しかし、わたしの少し後ろを見て、一気に笑顔になる。
「あ、りかいくぅーん!」
目的の男子を見つけたのか、その女はそちらへと行ってしまった。
「っ、...」
さりげなく、わたしの足を踏んで。
「...散々だなぁ」
お師匠様が居たら、こんなに苦しくなかったのかなぁ。
夕暮れ時、わたしは誰も居なくなった自教室の机に腰掛けながら呟く。お行儀が悪いのは分かっているが、机に座った方が窓の外の景色がよく見えるのだ。
「......早く、魔法少女なんて______」
続きを言おうとすると、ぴろん、と携帯の着信音に阻まれた。
「ねねちゃんだ」
表示されたのは、『nene.♪』という名前。ろくに内容も見ずに、トーク画面を開く。
「...は、???」
綴られていた文字は、『魔法少女って興味ない?』と、わたしの傷をえぐるようなものだった。
「あるわけないだろ...!!!!!わたしのっ、わたしのっっっ...!!!!!!!!!!!!」
冷静さを保てず、わたしは勢いで携帯を窓の外に投げ捨てようとする。
「っ、あぁっ...うそ、しんじてたのに......」
なんとなく分かってしまった。この質問にYESと答えた先が。そして、何故彼女がこんなことを聞いてきたのかも。
脱力して、わたしは振りかぶった腕をそっと下ろした。そして、認めたくない仮説を、いや、恐らく事実を口にする。
「ねねちゃんは、まほうしょうじょ、なんだ」
今、わたし達魔人組織『シルヴェ・ノーラ』は、敵対している魔法少女組織『メガロ・ノーラ』と戦っている。そのうちで、キディアが、魔法少女マレカ・ロジカの腕をもぎ取ったのだ。
メガロ内で高火力の技を叩き出せるのはマレカのみ。つまり、魔法少女の戦力は大幅に下がったと言っていい。
「だから、わたしを魔法少女にしようと......」
わかった。わかってしまった。音々ちゃんは、いやねねは、ネネ・ロジカは___________
「[漢字]わたしの敵[/漢字][ふりがな]魔法少女[/ふりがな]なんだなぁ......っ」
しんじたく、ないよ。
ぼやくわたし...一ノ瀬莉亞音を、クラスの奴らが不思議そうに見てきた。
昼休み。
最近見つけた日当たりのいい空き部屋でわたしは椅子に腰掛けた。
「...だる」
話せるような友達はあんま居ないし、昼休みは地獄の時間だ。
”あの子”に話しかけにいけば快く受け入れてくれるだろうが...中等部と高等部じゃ場所が違う。探している間に昼休みが終わってしまうだろうし...そもそも彼女にも友達が居る。邪魔したら可哀相だ。
__それに、変に嫌われたくないし。
「最近遊ぶこと減っちゃったな...」
ねねちゃん、と呟くと、余計心がすかすかとした。
七瀬音々。可愛いものが好きな、可愛い女の子。わたしが認めるくらいには素敵で、愛らしい中学二年生。
性格も似てるし、でも嫌にならないから、割とすごしやすかったのだが...
「めっきり会う機会減っちゃったなぁ」
転校生が来たあたりか、それとも進級したときか。いつからか、彼女と顔をあわせる機会は減ってしまった。
トーク画面は相変わらず、彼女の楽しそうな話で埋め尽くされている。
きらきらしていて、少し妬ましい。こんなことを考えるから、わたしは自分が嫌なのだ。
「...授業さぼっちゃおうかな」
自己嫌悪に陥るのはよくない。こんなことでへこたれてちゃいけない。
わたしには、果たさなきゃいけない目的があるんだから。
「.........教室もどろ」
「あ、ねりあちゃんどこ行ってたのぉ?」
クラスの女が、わたしに話しかけてくる。気持ち悪い。
「えぇっとぉ、ちょっとお散歩?」
わたしは可愛いポーズで、語尾を伸ばしてそう言う。見目だけはいいわたしを男達が見ている。
「そ、そっかぁ...、!」
それが気に入らないのか、その女は眉間にシワを寄せた。しかし、わたしの少し後ろを見て、一気に笑顔になる。
「あ、りかいくぅーん!」
目的の男子を見つけたのか、その女はそちらへと行ってしまった。
「っ、...」
さりげなく、わたしの足を踏んで。
「...散々だなぁ」
お師匠様が居たら、こんなに苦しくなかったのかなぁ。
夕暮れ時、わたしは誰も居なくなった自教室の机に腰掛けながら呟く。お行儀が悪いのは分かっているが、机に座った方が窓の外の景色がよく見えるのだ。
「......早く、魔法少女なんて______」
続きを言おうとすると、ぴろん、と携帯の着信音に阻まれた。
「ねねちゃんだ」
表示されたのは、『nene.♪』という名前。ろくに内容も見ずに、トーク画面を開く。
「...は、???」
綴られていた文字は、『魔法少女って興味ない?』と、わたしの傷をえぐるようなものだった。
「あるわけないだろ...!!!!!わたしのっ、わたしのっっっ...!!!!!!!!!!!!」
冷静さを保てず、わたしは勢いで携帯を窓の外に投げ捨てようとする。
「っ、あぁっ...うそ、しんじてたのに......」
なんとなく分かってしまった。この質問にYESと答えた先が。そして、何故彼女がこんなことを聞いてきたのかも。
脱力して、わたしは振りかぶった腕をそっと下ろした。そして、認めたくない仮説を、いや、恐らく事実を口にする。
「ねねちゃんは、まほうしょうじょ、なんだ」
今、わたし達魔人組織『シルヴェ・ノーラ』は、敵対している魔法少女組織『メガロ・ノーラ』と戦っている。そのうちで、キディアが、魔法少女マレカ・ロジカの腕をもぎ取ったのだ。
メガロ内で高火力の技を叩き出せるのはマレカのみ。つまり、魔法少女の戦力は大幅に下がったと言っていい。
「だから、わたしを魔法少女にしようと......」
わかった。わかってしまった。音々ちゃんは、いやねねは、ネネ・ロジカは___________
「[漢字]わたしの敵[/漢字][ふりがな]魔法少女[/ふりがな]なんだなぁ......っ」
しんじたく、ないよ。
- 1.第0話 序章
- 2.第一話 魔法少女⁉︎私が⁉︎
- 3.第二話 魔法少女☆ネネ・ロジカ
- 4.第三話 初 魔人戦⁉︎
- 5.第四話 新たな仲間⁉︎
- 6.第五話 新しい魔法少女!マレカ・ロジカ☆
- 7.第六話 新たな敵⁉︎魔人 ブレイン‼︎
- 8.第七話 魔人ブレイン戦‼︎‼︎
- 9.第八話 魔人ブレイン戦‼︎‼︎Part2
- 10.第九話 赤 桃色 兎
- 11.第十話 帰ってきたよ!魔法少女さん!
- 12.第十一話 また新たなマスコット⁉︎
- 13.第十二話 えええ⁉︎新たな魔法少女⁉︎って美海〜〜!?!?
- 14.第十三話 新たな魔法少女!!ミウ・ロジカ☆
- 15.第十四話 魔物vsミウ・ロジカ!
- 16.第十五話 シルヴェノーラside
- 17.第十六話 シルヴェノーラside:Part2.
- 18.第十七話 珍しく平和回!(いや別にそんな平和でもないよ??)
- 19.第十八話 みんなとお出かけ…って魔人〜〜!⁉︎
- 20.第十九話 *****。
- 21.第二十話 病室 少女。
- 22.第二十一話 悲哀 喧騒。
- 23.第二十二話 おかえり真霊!
- 24.第二十三話 *M・L*Decision*
- 25.第二十四話 魔人達の報告会
- 26.第二十五話 妖精達の朝。
- 27.第二十六話 恋する乙女は可愛いのです!
- 28.第二十七話 貴女に尽くす理由。
- 29.第二十八話 あめのいろ
- 30.第二十九話 無回答答案用紙
- 31.第三十話 信仰心、忠誠心
- 32.第三十一話 日常 Ver.Megalo
- 33.第三十二話 日常 Ver.Sylve
- 34.第三十三話 Lost・Girls