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ヒッサシブリィィ!
嘘の消費期限
四月一日。それは、1日だけ、どんな嘘でも許される日。
と、思われているらしいが...実際は少し違う。嘘が有効なのは午前中だけ。午後は、その嘘をネタばらしするための時間なのだ。
それに、どんな嘘でもついていい訳じゃない。相手が傷つかない、あくまで”おもしろい”嘘が大切なのだ。
「ッテ...コンナにボクにぴったりな日なんてナイヨネェ」
愛船ローアのキーボードを軽快に叩きながら、ボク...マホロアは笑みを浮かべた。
ボクが嘘をつこうと思っている相手はマルク。悪戯仲間でもあり、気が置けない奴でもあり、一泡吹かせたいと思っている悪友。割と古い仲なのだが、未だに出し抜けない。
どんな嘘がいいだろうか。アイツが目をまるくして、驚くような嘘。そして、焦るような嘘。
「___一つあるジャン」
ついでに、ボクの思いも、嘘に包んで告げられる。
「あーあー、つまんないのサ」
今日は四月一日。エイプリルフール。どんな悪戯、おっと、嘘でも許される、そんな素敵な日!
そんなボクにとってサイコーな今日だが...飽きてしまった。
「だいたいみぃんなに嘘ついちまったしなァ」
ワドルディ、バーニンレオ、チリー、ナックルジョーetcetc...もちろん、カービィやバンワド、大王サマやメタナイトにも嘘をついて来た。
カービィと大王が、ひっどいマヌケ面を浮かべていて面白かったのでそれは満足だ。だが、もう大方嘘をつき終わってしまった。
いや、一人いるな。ボクのお気に入りの玩具で、大好きな悪友が。
「どんな嘘ついてやろうかな~♪」
真上から、太陽がさんさんと照らしていた。
「ヘイヘイヘーイ、邪魔するぜマホロア」
「ウッワ」
ローアのドアを蹴破る勢いで来たボクに、マホロアは目に見えて嫌そうな顔をする。だが、すぐに表情を切り替え、営業スマイルを浮かべた。
「今日はドウシタノ?マルク」
「いーや?お前の探してた魔導書が図書館にあったから、伝えてやろうと思ったのサ」
もちろん、嘘である。ネタばらしした時が見物だな、なんて考えながら、ボクはマホロアを見た。さて、喜ぶか、それとも嘘だと見抜くか。だが、マホロアの顔はボクの予想にはどれも当てはまらなかった。
「ふーん、ソッカ」
あとで探してみるヨと、まるでどうでもいいとでもいうように、素っ気ない返事。期待ハズレだ。それとも、嘘だと気づいたか。
「ハァ?何その返事せっかくこのマルク様が___」
探してやったのに、と言い終わる前に、マホロアの声がボクの言葉を遮った。
「ネェマルク。ボクもキミに伝えたいコトがアッタんダ」
「...なにサ」
どんな嘘が飛び出るのか。あの虚言の魔術師が、このイベントに乗っからない訳がない。十中八九、嘘だろう。
「ボク、キミが好きダヨ」
「は、?」
それだけダカラ、とマホロアはまた貼付けた笑みを浮かべる。
『どうせ、嘘だろ』って、ボクが言うのを待ってるかのように。知らないとでも思ってるのか、今は、
「今は正午を過ぎてるのサ。その言葉は、真実と受け取っていいんだろ?」
ボクが笑うと、マホロアはその蜂蜜のような瞳を見開いたあと、力無く笑った。
「お見通し...ってコトカナ?」
「あぁ___」
「_____ボクも好きだぜ。お前のこと」
「エ」
顔を真っ赤にして固まる虚言の魔術師を、ボクは精一杯笑った。
[中央寄せ][太字]嘘の消費期限は正午まで[/太字][/中央寄せ]
と、思われているらしいが...実際は少し違う。嘘が有効なのは午前中だけ。午後は、その嘘をネタばらしするための時間なのだ。
それに、どんな嘘でもついていい訳じゃない。相手が傷つかない、あくまで”おもしろい”嘘が大切なのだ。
「ッテ...コンナにボクにぴったりな日なんてナイヨネェ」
愛船ローアのキーボードを軽快に叩きながら、ボク...マホロアは笑みを浮かべた。
ボクが嘘をつこうと思っている相手はマルク。悪戯仲間でもあり、気が置けない奴でもあり、一泡吹かせたいと思っている悪友。割と古い仲なのだが、未だに出し抜けない。
どんな嘘がいいだろうか。アイツが目をまるくして、驚くような嘘。そして、焦るような嘘。
「___一つあるジャン」
ついでに、ボクの思いも、嘘に包んで告げられる。
「あーあー、つまんないのサ」
今日は四月一日。エイプリルフール。どんな悪戯、おっと、嘘でも許される、そんな素敵な日!
そんなボクにとってサイコーな今日だが...飽きてしまった。
「だいたいみぃんなに嘘ついちまったしなァ」
ワドルディ、バーニンレオ、チリー、ナックルジョーetcetc...もちろん、カービィやバンワド、大王サマやメタナイトにも嘘をついて来た。
カービィと大王が、ひっどいマヌケ面を浮かべていて面白かったのでそれは満足だ。だが、もう大方嘘をつき終わってしまった。
いや、一人いるな。ボクのお気に入りの玩具で、大好きな悪友が。
「どんな嘘ついてやろうかな~♪」
真上から、太陽がさんさんと照らしていた。
「ヘイヘイヘーイ、邪魔するぜマホロア」
「ウッワ」
ローアのドアを蹴破る勢いで来たボクに、マホロアは目に見えて嫌そうな顔をする。だが、すぐに表情を切り替え、営業スマイルを浮かべた。
「今日はドウシタノ?マルク」
「いーや?お前の探してた魔導書が図書館にあったから、伝えてやろうと思ったのサ」
もちろん、嘘である。ネタばらしした時が見物だな、なんて考えながら、ボクはマホロアを見た。さて、喜ぶか、それとも嘘だと見抜くか。だが、マホロアの顔はボクの予想にはどれも当てはまらなかった。
「ふーん、ソッカ」
あとで探してみるヨと、まるでどうでもいいとでもいうように、素っ気ない返事。期待ハズレだ。それとも、嘘だと気づいたか。
「ハァ?何その返事せっかくこのマルク様が___」
探してやったのに、と言い終わる前に、マホロアの声がボクの言葉を遮った。
「ネェマルク。ボクもキミに伝えたいコトがアッタんダ」
「...なにサ」
どんな嘘が飛び出るのか。あの虚言の魔術師が、このイベントに乗っからない訳がない。十中八九、嘘だろう。
「ボク、キミが好きダヨ」
「は、?」
それだけダカラ、とマホロアはまた貼付けた笑みを浮かべる。
『どうせ、嘘だろ』って、ボクが言うのを待ってるかのように。知らないとでも思ってるのか、今は、
「今は正午を過ぎてるのサ。その言葉は、真実と受け取っていいんだろ?」
ボクが笑うと、マホロアはその蜂蜜のような瞳を見開いたあと、力無く笑った。
「お見通し...ってコトカナ?」
「あぁ___」
「_____ボクも好きだぜ。お前のこと」
「エ」
顔を真っ赤にして固まる虚言の魔術師を、ボクは精一杯笑った。
[中央寄せ][太字]嘘の消費期限は正午まで[/太字][/中央寄せ]
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