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ちょっとぅ暴力表現あるかもぅ
痛い、痛いよ、やめて!
叫んでも、もがいても、ソイツらは手を止めようとはしない。ただ、まるで玩具のようにボクを触って、殴って、実験して、
ボクの視界は真っ白で無機質な天井と、マスクをした白衣の人物。感情の宿らないその瞳が、ボクを見つめ続ける。
やだ、やめてよ。痛いよ。ボクが、何をしたっていうの?
ボクの嘆きは、ソイツらにも、他の人にも届かなかった。
「ッは!!」
うまく呼吸ができない。寝汗で、衣服が張り付いている。過呼吸になりかけながら、ボクは掛け布団を握りしめた。
「ゆ、めなんね」
“あの頃“の悪夢。
もう寝られそうにはない。今は何時だろうか。そう思い、ベットサイドに置かれたデジタル時計を見る。
「……よじ」
「___モヌカさんは起きているかな」
左のベットを見る。そこにはマフゥが気持ちよさそうに寝ていた。少し恨めしく思いながら、自分の右側のベットを見る。
「…いないんね」
綺麗に畳まれたベット。そういえば、モヌカさんは綺麗好きだった。この住処もほとんどモヌカさんが管理しているし。
「起きてるのかな…」
そう呟きながら、ボクはベットからそっと降り立った。
「♪、♩〜♫〜〜」
楽しそうな鼻歌。そして、パラパラと本をめくる音。ゆらゆらと揺れるロッキングチェアと連動して、垂れた桃色のうさみみが動く。
「あ、起きたの?」
「__カマロ」
優しい灯に照らされて、モヌカさんは慈しみの色を含んだ笑みを浮かべた。
「…夢見が、悪くて」
そう、と言うと、モヌカさんは本を置いて、ロッキングチェアから降りた。そのままちょっとまってて、と告げると、キッチンの方に行ってしまった。
「なんだろ……」
そう思いながら、ロッキングチェアの隣にあるソファに腰掛ける。モヌカさんはいつも、ソファには座らずあのロッキングチェアに腰掛けている。なぜだろうか。
「……ほん」
先ほど置いていった本。なんとなく気になって、表紙に目を向けた。
「…!」
しかし、そのタイトルは読めない。どこか別の国か、世界の言語だろうか。
「難しいの読むんね…」
中に挿絵でもあれば、少し何かわかるかも、と思い、真っ黒なその本を手に取った。そのままそっとページを___
「カマロ?何してるの?」
「!!」
持っていた本を、素早くテーブルに置く。危ない危ない…人様の読んでる本なんて、勝手に見るもんじゃない。
「いや、別に、ちょっとぼーっとしてただけなんね」
モヌカさんこそ何してたの、と思いながら目を向ける。すると、そこにはマグカップを持ったモヌカさんが立っていた。
「はい、ホットミルク!あったまるよ」
「ありがとう、なんね」
ことり、テーブルの上にマグカップが置かれた。真っ白な湯気をたてるそれは、なんとなく心地のいいものだった。
「召し上がれ!」
「……いただきます」
そっとマグカップに口をつけ、ミルクを飲む。
「あったかい…」
甘くて、優しい。
「えへ、夢見が悪かったって言ってたでしょ?だから気分が落ち着くように」
大丈夫?
モヌカさんは優しく問いかける。その優しさが、ミルクの甘さとあったかさと相まって、
「うっ、う……」
気づけば、ぼたぼたと涙が頬を伝っていた。
「……大丈夫だよ」
モヌカさんが、ボクを抱きしめる。ただ、他のヒトの体温が、ボクの悪夢を溶かしていった。
朝、四時の出来事。
叫んでも、もがいても、ソイツらは手を止めようとはしない。ただ、まるで玩具のようにボクを触って、殴って、実験して、
ボクの視界は真っ白で無機質な天井と、マスクをした白衣の人物。感情の宿らないその瞳が、ボクを見つめ続ける。
やだ、やめてよ。痛いよ。ボクが、何をしたっていうの?
ボクの嘆きは、ソイツらにも、他の人にも届かなかった。
「ッは!!」
うまく呼吸ができない。寝汗で、衣服が張り付いている。過呼吸になりかけながら、ボクは掛け布団を握りしめた。
「ゆ、めなんね」
“あの頃“の悪夢。
もう寝られそうにはない。今は何時だろうか。そう思い、ベットサイドに置かれたデジタル時計を見る。
「……よじ」
「___モヌカさんは起きているかな」
左のベットを見る。そこにはマフゥが気持ちよさそうに寝ていた。少し恨めしく思いながら、自分の右側のベットを見る。
「…いないんね」
綺麗に畳まれたベット。そういえば、モヌカさんは綺麗好きだった。この住処もほとんどモヌカさんが管理しているし。
「起きてるのかな…」
そう呟きながら、ボクはベットからそっと降り立った。
「♪、♩〜♫〜〜」
楽しそうな鼻歌。そして、パラパラと本をめくる音。ゆらゆらと揺れるロッキングチェアと連動して、垂れた桃色のうさみみが動く。
「あ、起きたの?」
「__カマロ」
優しい灯に照らされて、モヌカさんは慈しみの色を含んだ笑みを浮かべた。
「…夢見が、悪くて」
そう、と言うと、モヌカさんは本を置いて、ロッキングチェアから降りた。そのままちょっとまってて、と告げると、キッチンの方に行ってしまった。
「なんだろ……」
そう思いながら、ロッキングチェアの隣にあるソファに腰掛ける。モヌカさんはいつも、ソファには座らずあのロッキングチェアに腰掛けている。なぜだろうか。
「……ほん」
先ほど置いていった本。なんとなく気になって、表紙に目を向けた。
「…!」
しかし、そのタイトルは読めない。どこか別の国か、世界の言語だろうか。
「難しいの読むんね…」
中に挿絵でもあれば、少し何かわかるかも、と思い、真っ黒なその本を手に取った。そのままそっとページを___
「カマロ?何してるの?」
「!!」
持っていた本を、素早くテーブルに置く。危ない危ない…人様の読んでる本なんて、勝手に見るもんじゃない。
「いや、別に、ちょっとぼーっとしてただけなんね」
モヌカさんこそ何してたの、と思いながら目を向ける。すると、そこにはマグカップを持ったモヌカさんが立っていた。
「はい、ホットミルク!あったまるよ」
「ありがとう、なんね」
ことり、テーブルの上にマグカップが置かれた。真っ白な湯気をたてるそれは、なんとなく心地のいいものだった。
「召し上がれ!」
「……いただきます」
そっとマグカップに口をつけ、ミルクを飲む。
「あったかい…」
甘くて、優しい。
「えへ、夢見が悪かったって言ってたでしょ?だから気分が落ち着くように」
大丈夫?
モヌカさんは優しく問いかける。その優しさが、ミルクの甘さとあったかさと相まって、
「うっ、う……」
気づけば、ぼたぼたと涙が頬を伝っていた。
「……大丈夫だよ」
モヌカさんが、ボクを抱きしめる。ただ、他のヒトの体温が、ボクの悪夢を溶かしていった。
朝、四時の出来事。
- 1.第0話 序章
- 2.第一話 魔法少女⁉︎私が⁉︎
- 3.第二話 魔法少女☆ネネ・ロジカ
- 4.第三話 初 魔人戦⁉︎
- 5.第四話 新たな仲間⁉︎
- 6.第五話 新しい魔法少女!マレカ・ロジカ☆
- 7.第六話 新たな敵⁉︎魔人 ブレイン‼︎
- 8.第七話 魔人ブレイン戦‼︎‼︎
- 9.第八話 魔人ブレイン戦‼︎‼︎Part2
- 10.第九話 赤 桃色 兎
- 11.第十話 帰ってきたよ!魔法少女さん!
- 12.第十一話 また新たなマスコット⁉︎
- 13.第十二話 えええ⁉︎新たな魔法少女⁉︎って美海〜〜!?!?
- 14.第十三話 新たな魔法少女!!ミウ・ロジカ☆
- 15.第十四話 魔物vsミウ・ロジカ!
- 16.第十五話 シルヴェノーラside
- 17.第十六話 シルヴェノーラside:Part2.
- 18.第十七話 珍しく平和回!(いや別にそんな平和でもないよ??)
- 19.第十八話 みんなとお出かけ…って魔人〜〜!⁉︎
- 20.第十九話 *****。
- 21.第二十話 病室 少女。
- 22.第二十一話 悲哀 喧騒。
- 23.第二十二話 おかえり真霊!
- 24.第二十三話 *M・L*Decision*
- 25.第二十四話 魔人達の報告会
- 26.第二十五話 妖精達の朝。
- 27.第二十六話 恋する乙女は可愛いのです!
- 28.第二十七話 貴女に尽くす理由。
- 29.第二十八話 あめのいろ
- 30.第二十九話 無回答答案用紙
- 31.第三十話 信仰心、忠誠心
- 32.第三十一話 日常 Ver.Megalo
- 33.第三十二話 日常 Ver.Sylve
- 34.第三十三話 Lost・Girls