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キスしてます!!!!!!!(キスもどきである)
じぇのさいどっ!
「もう終わり?」
フリスク…否、目の前の『何か』はつまらなそうに言った。
「…ハッ、終わりさ」
口元を伝う赤が見えないのか。バカにする意味も込めて、俺は笑った。
「つまんないな〜…第二形態とかないの?」
そう言いながらソイツは俺のパーカーをまさぐる。何してんだ。
「……あった」
そうしてソイツは真ん中が裂けたケチャップボトル取り出した。俺が服の中に忍ばせといたやつだ。
「これで切った時、血が出たように見せてたんだ」
スケルトンなのに、不思議に思ったんだ、とソイツは納得したように言った。
「ん…」
べろり、手元に垂れてきたケチャップをソイツはなめとった。その仕草がどうにも妖艶で、思わず見入ってしまう。
「あま……」
これ飲むとか正気じゃないよ、とソイツはケチャップを捨てた。俺のなのに。
地面に落とされたケチャップは、切られた傷口から大量の赤を吐き出した。かわいそうに…俺がしっかり飲んでやれれば…と、現実逃避をしてしまうのは、もう俺が長くないからで。
「ま、いいや」
「ねぇ、サンズ。ぼくって、誰だと思う?」
なんの脈絡もないな、とは言わずに、適当な相槌を打つ。
「さぁな。オイラにはわかんないぜ」
頭の中がすっからかんだからな、とおどけて見せれば、ソイツは嘘っぽい笑みを浮かべた。
「あはは、真面目に答えてよ」
その赤目には、感情が宿ってなかった。赤く燃える色とは反対に、絶対零度の眼差し。
「…フリスクではないんだろ」
「そうだね」
「……神様、とやらか?」
俺がそう言うと、ソイツはにんまりと口角を歪めた。
「うん。そうだね」
キミ達の都合はカンケーなしに、世界を歪めて治して造って壊して、全部無に返す存在だ。
そう笑うソイツの顔は、モンスターよりも怪物のようだった。
「……ッハ、わかってるなら、こんなこともうやめてくれよ」
頼むからさ、と俺が言うと、ソイツは少し考えるようなそぶりを見せてから口を開いた。
「じゃあ、さ。いっこ、お願い聞いて」
そしたらもうやめる。すぐリセットして、ハッピーエンドにするからさ。
一個か、これから先絶対服従、とかじゃなければ、上手い話だろう。もし絶対服従だとしても、俺の命一つでこの世界が救われるのなら安いもんだ。
「いいぜ。なんだ?」
俺が聞くと、ソイツは楽しそうに笑った。
「ふふ、いーこと思いついちゃった」
そう言うと、ソイツは俺の服を勢いよく引っ張った。それによって、あたりに塵が舞った。
「イ“ッ⁉︎」
ガツンと俺の口にソイツの歯が当たる。俺のも当たったからか、ソイツは怪我したらしい。血の味がかすかにする。
「んッ、ふっ、ぁッ……〜〜ッッ!!」
舌を絡められて、うまく呼吸ができない。いやらしい水音が、耳から脳へとダイレクトで伝わる。相手が薄汚い兄弟殺しでも、感じてしまうものは感じてしまうわけで。俺はみっともなく喘ぐことしかできなかった。
「っはぁ…!」
やっと空気を取り込めたかと思えば、恍惚とした表情で笑うソイツが目に入った。
「…満足か?」
俺が聞くとソイツは、とっても、とだけ答えた。
*暗転
「っはぁぁぁ…」
俺は深くため息をつく。冷気によって冷やされた息は、白くなって空気中に溶けていった。
「前の時間軸…」
サイアクなことされた気がする……
「ホント…アンラッキーボーンだぜ…」
見張り小屋の中で、オイラは天を仰いだ。
フリスク…否、目の前の『何か』はつまらなそうに言った。
「…ハッ、終わりさ」
口元を伝う赤が見えないのか。バカにする意味も込めて、俺は笑った。
「つまんないな〜…第二形態とかないの?」
そう言いながらソイツは俺のパーカーをまさぐる。何してんだ。
「……あった」
そうしてソイツは真ん中が裂けたケチャップボトル取り出した。俺が服の中に忍ばせといたやつだ。
「これで切った時、血が出たように見せてたんだ」
スケルトンなのに、不思議に思ったんだ、とソイツは納得したように言った。
「ん…」
べろり、手元に垂れてきたケチャップをソイツはなめとった。その仕草がどうにも妖艶で、思わず見入ってしまう。
「あま……」
これ飲むとか正気じゃないよ、とソイツはケチャップを捨てた。俺のなのに。
地面に落とされたケチャップは、切られた傷口から大量の赤を吐き出した。かわいそうに…俺がしっかり飲んでやれれば…と、現実逃避をしてしまうのは、もう俺が長くないからで。
「ま、いいや」
「ねぇ、サンズ。ぼくって、誰だと思う?」
なんの脈絡もないな、とは言わずに、適当な相槌を打つ。
「さぁな。オイラにはわかんないぜ」
頭の中がすっからかんだからな、とおどけて見せれば、ソイツは嘘っぽい笑みを浮かべた。
「あはは、真面目に答えてよ」
その赤目には、感情が宿ってなかった。赤く燃える色とは反対に、絶対零度の眼差し。
「…フリスクではないんだろ」
「そうだね」
「……神様、とやらか?」
俺がそう言うと、ソイツはにんまりと口角を歪めた。
「うん。そうだね」
キミ達の都合はカンケーなしに、世界を歪めて治して造って壊して、全部無に返す存在だ。
そう笑うソイツの顔は、モンスターよりも怪物のようだった。
「……ッハ、わかってるなら、こんなこともうやめてくれよ」
頼むからさ、と俺が言うと、ソイツは少し考えるようなそぶりを見せてから口を開いた。
「じゃあ、さ。いっこ、お願い聞いて」
そしたらもうやめる。すぐリセットして、ハッピーエンドにするからさ。
一個か、これから先絶対服従、とかじゃなければ、上手い話だろう。もし絶対服従だとしても、俺の命一つでこの世界が救われるのなら安いもんだ。
「いいぜ。なんだ?」
俺が聞くと、ソイツは楽しそうに笑った。
「ふふ、いーこと思いついちゃった」
そう言うと、ソイツは俺の服を勢いよく引っ張った。それによって、あたりに塵が舞った。
「イ“ッ⁉︎」
ガツンと俺の口にソイツの歯が当たる。俺のも当たったからか、ソイツは怪我したらしい。血の味がかすかにする。
「んッ、ふっ、ぁッ……〜〜ッッ!!」
舌を絡められて、うまく呼吸ができない。いやらしい水音が、耳から脳へとダイレクトで伝わる。相手が薄汚い兄弟殺しでも、感じてしまうものは感じてしまうわけで。俺はみっともなく喘ぐことしかできなかった。
「っはぁ…!」
やっと空気を取り込めたかと思えば、恍惚とした表情で笑うソイツが目に入った。
「…満足か?」
俺が聞くとソイツは、とっても、とだけ答えた。
*暗転
「っはぁぁぁ…」
俺は深くため息をつく。冷気によって冷やされた息は、白くなって空気中に溶けていった。
「前の時間軸…」
サイアクなことされた気がする……
「ホント…アンラッキーボーンだぜ…」
見張り小屋の中で、オイラは天を仰いだ。
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