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ちょっとぅ暴力表現あるかもぅ
「まず、魔人が出たってのはさっき言ったよね♪」
「うん。またブレインみたいなのが?」
わたしはマフゥにそう聞いた。もう2度と腹パンは喰らいたくないものだ。
「多分、ね〜♪モヌさんのセンサーには、『魔人』の反応が出たらしいからね☆」
あと、今回はブレインじゃないみたいだよ☆、とマフゥは付け足した。それを効いて、わたしは安堵する。
「げほっ、げほ……そう、魔人の反応が出たんだ。ブレインの反応よりも強い魔力を感じるし、気をつけた方がいいよ」
そう言い終わると、モヌカは苦しかったー、と呟いた。
と言うかモヌちゃん、真霊から解放されたんだ。
「で、それはどこなのよ」
モヌカを解放したことによって、真霊も話に加わった。
「んー…多分、あっち?」
モヌカが指(?)差す先は、わたし達がさっき行ったショッピングモール。
「さっき行ったとこじゃん、また行くの〜?」
うげー、と美海は嫌そうな顔をする。
「そうなるねぇ……なんでもう一回あっちまで行かなきゃいけないんだろ…」
「はぁ…さっさと済ませちゃいましょ」
真霊の言葉に、そうだね、とわたし達は同意する。
「じゃ___」
『『マジカ・ロジカ』!』
あたりに、3色の星が巻き散る。
「……来るな、」
アイツらの独特な気配。厭に覚えてしまって気分はサイアク。まァ、おかげでいち早く接近に気がつけるのだが。
リーダーに恩を返すため、[漢字]魔法少女[/漢字][ふりがな]悪[/ふりがな]は抹殺しなくてはいけない。たとえ僕達が、正義ではなかったとしても。
「……たとえ、殺されたとしても」
魔法少女に一矢報いてから死にたいものだ。
四肢の一本は持っていけるだろう。あとはあのバカ共に任せればいい。……少し癪だが。
ま、僕自身は死ぬ気は毛頭もないがな。
「……あと少し」
時刻は午後6時。やっと、リーダーに______
「ここ、かな」
わたし達が降り立ったのは、ショッピングモール……の少し後ろにある大きめの公園だ。
「ショッピングモールじゃなかったね〜…」
「民間人に被害が出なさそうでよかったわ」
さて、魔人はどこかな。
わたし達があたりを見回すと、突如として、何かが飛んできた。
「うわっ!」
それを間一髪で避ける。が、それは地面に着弾したと同時に爆散し、紫色の煙を撒き散らした。
「なっ…げほッ…!」
吸い込んだらやばい。本能とも言える何かがそう告げる。
咄嗟に口を塞ぐが、すでに意識がふわふわとし始めた。まずい、毒の類か。
「んー…む、イマイチだな。もう少し吸ってくれると思ったが…腐っても魔法少女。咄嗟の判断はそれなりだな」
誰かが残念そうにそう言った。ぐわんぐわんと揺れる視界に、何か映る。
やがて、紫の煙が晴れ、視界が安定してきた。するとそこにいたのは____
『魔人!』
「そうだ。僕はキディア。よかったら仲良くしてくれたまえ」
まぁ、そうせすぐ死ぬことになるだろうがな、と昊は厭らしく嗤った。
キディアと名乗ったその男は、バーテンダーのような格好をしており、一見すれば普通の人間にも見える。しかし、その表情が、纏う空気が、覆う魔力が、彼が人間ではないと実感させてくる。
「じゃあ、早速で悪いが…、我が組織のため、世界のため、そしてリーダーのため、死んでくれ」
次の瞬間、大量の爆弾が降り注いだ。当たっても危険、当たらなくても毒を吸ってしまえば命に関わる。そんな爆弾をギリギリで避けながら、わたし達は攻撃のチャンスを狙う。
ふと、上に何かを感じた。見上げるとそこには、爆弾。
「ば、『ばぶるがーど』っ!」
咄嗟に張った防御魔法で、“その”爆弾のダメージは受けずに済んだ。が、しかし、その衝撃でバリアは壊れてしまった。
「___!」
爆弾がそれで終わりなわけがない。雨のように降り注ぐ爆弾のうちの一つが、またわたしに降ってきた。魔法を使った後のクールタイムのせいで防御魔法が使えない。しかし、今からじゃ避けられない。
まずい、そう思った瞬間。
「『神の護衛』!」
声が響く。見上げると、そこには防御魔法を張ったミウが。
「み、ミウっ!」
「だいじょぶ?ネネ」
心配そうにミウが声をかける。
「ありがと、助かった!」
簡単に感謝を述べ、わたしも攻撃体制を整える。そこに、マレカが駆け寄ってきた。
「二人とも大丈夫!?」
心配そうな表情を浮かべるマレカ。そんな彼女を安心させるためにも、わたしは笑って答えた。
「だいじょぶだいじょうぶ!」
「ミウが守ってくれたしね!」
わたしがそう言うと、ミウはえっへん、と得意げに胸を張った。
だがしかし、ここは現在進行形で戦場。今は戦闘の最中なのだ。
「おしゃべりだなんて、魔法少女サンは余裕があるな」
それとも、ただの慢心か?とキディアは嗤う。
「…はぁ?」
余裕だって?わたしは、毎日毎日魔物討伐があって、心の余裕なんて、安心できる時になんてなかった!
「ったァァァァァ!!!!」
イラついたわたしは、そのまま力任せにキディアに殴りかかる。その時のわたしには、マレカの静止の声が聞こえていなかった。
「待って!ネ_________」
時間が、厭に伸びる。
最後に聞こえたのは、キディアの『ロルバーン』という呪文だけだった。
「げ、ほっ…や、ば…いしき…おちっ、」
毒のせいか。霞み、閉じそうになる目をこじ開け、なんとか捉えた先にいたのは、
「ま、ま、まれ、か……ッ!?」
血まみれでわたしを庇うように前に立つマレカと、吐血しているキディアだった。
自分の吐血なんて気にならないのか、キディアは狂ったように笑いながら言った。
「…あ、ハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「やった、やってやったぞ!魔法少女のッッッッあっハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!」
ふと、いやな予感がしてマレカの方を見た。
ない。
腕が、ない。
「ッッッ!?!?!?!?!?!?!?」
鼻腔に届く鉄の匂いで吐きそうだ。あぁ、事実が、認識、できない。
「ま、ま、れ、か…?」
すみでしゃがんでいたミウがマレカに駆け寄る。
「げ、ふッ…み、うッ…おぇ“ッッッ…!!」
直後、マレカは大量の血を吐いて倒れ込んだ。
わたしは、わたしの身体は、毒が回ったのか、それとも事実を受け止められずにいるのか、いまだに動かない。動けないでいる。
「アッッハハハハハ!!!!!!!!今日は僕も限界だ!これくらいにしといてやろうっ!」
そういうとキディアは、現れた星形の裂け目に身を投げ、消えていった。
何も理解できないまま、赤をどくどく流すマレカと、涙をこぼすミウを最後に、わたしの視界はブラックアウトした。
「おはよう」
気分はどう?とモヌカが優しく聞いた。
「……」
ただ一言。わたしは、サイアク、とだけ告げた。
目が覚めた先、そこは真っ白な部屋。アルコールの匂いがする。
「…病院?」
わたしは呟く。
「そーだよ」
モヌカが答える。
「……マレイ」
真霊は、どこ?
「………カーテンの先だよ」
その言葉を聞き終わる前に、わたしはソファから勢いよく立ち上がり、カーテンをシャッと開けた。
「マレイ…!!」
点滴を当てられ、目も当てられないほど酷い有様の真霊。瞼は閉じており、少し苦しそうな寝顔を浮かべている。そして、そのベッドに突っ伏している人が一人。
「ミウ…」
起きてる?、とわたしが声をかけると、美海は顔をあげた。その瞳は、真っ赤に泣き腫らしている。
「ひ、ぐっ…ぅっ……ね、ねね…っ?」
ねね、ねねは無事だったんだね、と泣きながら美海はわたしに縋る。
「ちょ、ちょっと…?ミウ…?」
無事って___?
ひどく、嫌な予感がする。
「覚えて、ないんだ」
美海は瞳を伏せる。
「まれーは、キディアの攻撃で、右腕がなくなっちゃったんだ」
頭が、真っ白になった。
「うん。またブレインみたいなのが?」
わたしはマフゥにそう聞いた。もう2度と腹パンは喰らいたくないものだ。
「多分、ね〜♪モヌさんのセンサーには、『魔人』の反応が出たらしいからね☆」
あと、今回はブレインじゃないみたいだよ☆、とマフゥは付け足した。それを効いて、わたしは安堵する。
「げほっ、げほ……そう、魔人の反応が出たんだ。ブレインの反応よりも強い魔力を感じるし、気をつけた方がいいよ」
そう言い終わると、モヌカは苦しかったー、と呟いた。
と言うかモヌちゃん、真霊から解放されたんだ。
「で、それはどこなのよ」
モヌカを解放したことによって、真霊も話に加わった。
「んー…多分、あっち?」
モヌカが指(?)差す先は、わたし達がさっき行ったショッピングモール。
「さっき行ったとこじゃん、また行くの〜?」
うげー、と美海は嫌そうな顔をする。
「そうなるねぇ……なんでもう一回あっちまで行かなきゃいけないんだろ…」
「はぁ…さっさと済ませちゃいましょ」
真霊の言葉に、そうだね、とわたし達は同意する。
「じゃ___」
『『マジカ・ロジカ』!』
あたりに、3色の星が巻き散る。
「……来るな、」
アイツらの独特な気配。厭に覚えてしまって気分はサイアク。まァ、おかげでいち早く接近に気がつけるのだが。
リーダーに恩を返すため、[漢字]魔法少女[/漢字][ふりがな]悪[/ふりがな]は抹殺しなくてはいけない。たとえ僕達が、正義ではなかったとしても。
「……たとえ、殺されたとしても」
魔法少女に一矢報いてから死にたいものだ。
四肢の一本は持っていけるだろう。あとはあのバカ共に任せればいい。……少し癪だが。
ま、僕自身は死ぬ気は毛頭もないがな。
「……あと少し」
時刻は午後6時。やっと、リーダーに______
「ここ、かな」
わたし達が降り立ったのは、ショッピングモール……の少し後ろにある大きめの公園だ。
「ショッピングモールじゃなかったね〜…」
「民間人に被害が出なさそうでよかったわ」
さて、魔人はどこかな。
わたし達があたりを見回すと、突如として、何かが飛んできた。
「うわっ!」
それを間一髪で避ける。が、それは地面に着弾したと同時に爆散し、紫色の煙を撒き散らした。
「なっ…げほッ…!」
吸い込んだらやばい。本能とも言える何かがそう告げる。
咄嗟に口を塞ぐが、すでに意識がふわふわとし始めた。まずい、毒の類か。
「んー…む、イマイチだな。もう少し吸ってくれると思ったが…腐っても魔法少女。咄嗟の判断はそれなりだな」
誰かが残念そうにそう言った。ぐわんぐわんと揺れる視界に、何か映る。
やがて、紫の煙が晴れ、視界が安定してきた。するとそこにいたのは____
『魔人!』
「そうだ。僕はキディア。よかったら仲良くしてくれたまえ」
まぁ、そうせすぐ死ぬことになるだろうがな、と昊は厭らしく嗤った。
キディアと名乗ったその男は、バーテンダーのような格好をしており、一見すれば普通の人間にも見える。しかし、その表情が、纏う空気が、覆う魔力が、彼が人間ではないと実感させてくる。
「じゃあ、早速で悪いが…、我が組織のため、世界のため、そしてリーダーのため、死んでくれ」
次の瞬間、大量の爆弾が降り注いだ。当たっても危険、当たらなくても毒を吸ってしまえば命に関わる。そんな爆弾をギリギリで避けながら、わたし達は攻撃のチャンスを狙う。
ふと、上に何かを感じた。見上げるとそこには、爆弾。
「ば、『ばぶるがーど』っ!」
咄嗟に張った防御魔法で、“その”爆弾のダメージは受けずに済んだ。が、しかし、その衝撃でバリアは壊れてしまった。
「___!」
爆弾がそれで終わりなわけがない。雨のように降り注ぐ爆弾のうちの一つが、またわたしに降ってきた。魔法を使った後のクールタイムのせいで防御魔法が使えない。しかし、今からじゃ避けられない。
まずい、そう思った瞬間。
「『神の護衛』!」
声が響く。見上げると、そこには防御魔法を張ったミウが。
「み、ミウっ!」
「だいじょぶ?ネネ」
心配そうにミウが声をかける。
「ありがと、助かった!」
簡単に感謝を述べ、わたしも攻撃体制を整える。そこに、マレカが駆け寄ってきた。
「二人とも大丈夫!?」
心配そうな表情を浮かべるマレカ。そんな彼女を安心させるためにも、わたしは笑って答えた。
「だいじょぶだいじょうぶ!」
「ミウが守ってくれたしね!」
わたしがそう言うと、ミウはえっへん、と得意げに胸を張った。
だがしかし、ここは現在進行形で戦場。今は戦闘の最中なのだ。
「おしゃべりだなんて、魔法少女サンは余裕があるな」
それとも、ただの慢心か?とキディアは嗤う。
「…はぁ?」
余裕だって?わたしは、毎日毎日魔物討伐があって、心の余裕なんて、安心できる時になんてなかった!
「ったァァァァァ!!!!」
イラついたわたしは、そのまま力任せにキディアに殴りかかる。その時のわたしには、マレカの静止の声が聞こえていなかった。
「待って!ネ_________」
時間が、厭に伸びる。
最後に聞こえたのは、キディアの『ロルバーン』という呪文だけだった。
「げ、ほっ…や、ば…いしき…おちっ、」
毒のせいか。霞み、閉じそうになる目をこじ開け、なんとか捉えた先にいたのは、
「ま、ま、まれ、か……ッ!?」
血まみれでわたしを庇うように前に立つマレカと、吐血しているキディアだった。
自分の吐血なんて気にならないのか、キディアは狂ったように笑いながら言った。
「…あ、ハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「やった、やってやったぞ!魔法少女のッッッッあっハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!」
ふと、いやな予感がしてマレカの方を見た。
ない。
腕が、ない。
「ッッッ!?!?!?!?!?!?!?」
鼻腔に届く鉄の匂いで吐きそうだ。あぁ、事実が、認識、できない。
「ま、ま、れ、か…?」
すみでしゃがんでいたミウがマレカに駆け寄る。
「げ、ふッ…み、うッ…おぇ“ッッッ…!!」
直後、マレカは大量の血を吐いて倒れ込んだ。
わたしは、わたしの身体は、毒が回ったのか、それとも事実を受け止められずにいるのか、いまだに動かない。動けないでいる。
「アッッハハハハハ!!!!!!!!今日は僕も限界だ!これくらいにしといてやろうっ!」
そういうとキディアは、現れた星形の裂け目に身を投げ、消えていった。
何も理解できないまま、赤をどくどく流すマレカと、涙をこぼすミウを最後に、わたしの視界はブラックアウトした。
「おはよう」
気分はどう?とモヌカが優しく聞いた。
「……」
ただ一言。わたしは、サイアク、とだけ告げた。
目が覚めた先、そこは真っ白な部屋。アルコールの匂いがする。
「…病院?」
わたしは呟く。
「そーだよ」
モヌカが答える。
「……マレイ」
真霊は、どこ?
「………カーテンの先だよ」
その言葉を聞き終わる前に、わたしはソファから勢いよく立ち上がり、カーテンをシャッと開けた。
「マレイ…!!」
点滴を当てられ、目も当てられないほど酷い有様の真霊。瞼は閉じており、少し苦しそうな寝顔を浮かべている。そして、そのベッドに突っ伏している人が一人。
「ミウ…」
起きてる?、とわたしが声をかけると、美海は顔をあげた。その瞳は、真っ赤に泣き腫らしている。
「ひ、ぐっ…ぅっ……ね、ねね…っ?」
ねね、ねねは無事だったんだね、と泣きながら美海はわたしに縋る。
「ちょ、ちょっと…?ミウ…?」
無事って___?
ひどく、嫌な予感がする。
「覚えて、ないんだ」
美海は瞳を伏せる。
「まれーは、キディアの攻撃で、右腕がなくなっちゃったんだ」
頭が、真っ白になった。
- 1.第0話 序章
- 2.第一話 魔法少女⁉︎私が⁉︎
- 3.第二話 魔法少女☆ネネ・ロジカ
- 4.第三話 初 魔人戦⁉︎
- 5.第四話 新たな仲間⁉︎
- 6.第五話 新しい魔法少女!マレカ・ロジカ☆
- 7.第六話 新たな敵⁉︎魔人 ブレイン‼︎
- 8.第七話 魔人ブレイン戦‼︎‼︎
- 9.第八話 魔人ブレイン戦‼︎‼︎Part2
- 10.第九話 赤 桃色 兎
- 11.第十話 帰ってきたよ!魔法少女さん!
- 12.第十一話 また新たなマスコット⁉︎
- 13.第十二話 えええ⁉︎新たな魔法少女⁉︎って美海〜〜!?!?
- 14.第十三話 新たな魔法少女!!ミウ・ロジカ☆
- 15.第十四話 魔物vsミウ・ロジカ!
- 16.第十五話 シルヴェノーラside
- 17.第十六話 シルヴェノーラside:Part2.
- 18.第十七話 珍しく平和回!(いや別にそんな平和でもないよ??)
- 19.第十八話 みんなとお出かけ…って魔人〜〜!⁉︎
- 20.第十九話 *****。
- 21.第二十話 病室 少女。
- 22.第二十一話 悲哀 喧騒。
- 23.第二十二話 おかえり真霊!
- 24.第二十三話 *M・L*Decision*
- 25.第二十四話 魔人達の報告会
- 26.第二十五話 妖精達の朝。
- 27.第二十六話 恋する乙女は可愛いのです!
- 28.第二十七話 貴女に尽くす理由。
- 29.第二十八話 あめのいろ
- 30.第二十九話 無回答答案用紙
- 31.第三十話 信仰心、忠誠心
- 32.第三十一話 日常 Ver.Megalo
- 33.第三十二話 日常 Ver.Sylve
- 34.第三十三話 Lost・Girls