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ちょい暴力表現あります。
目覚めた時の気分は、未だ現実味がないと言う感じだ。
まさか、勇者様の死を悲しむ間も与えられず、自分が勇者になるなんて。
馬鹿げてるし、夢だと思いたかった。でも、隣で寝ているおかしな生物が、夢じゃないと実感させてくる。
「やぁおはよう。気分はどう?」
「実感が湧かないかな…?」
いつ起きたのか。ふよふよ浮いているネロに自分の正直な気持ちを伝える。
「あはっだいじょぶだよ!そのうち慣れるからね」
「さぁ身支度をして。ここは魔王城に一番近いといっても十分距離がある」
「食べ物とかは…?」
食料がないのはとても困る。これでもボクは育ち盛り(14)だ。
「そこも安心していーよ。モンスターを殺せば、特定のアイテムが落ちる」
「そのアイテムの中に、食料もあるはずだからね」
「それに、エリア内にもある程度食べられる植物や動物がいるからね」
「キミはLvを上げなきゃだし、生きるためには食べなきゃいけない。モンスターは悪いヤツ。だから…」
「そんな顔しなくていいんだよ」
不安な気持ちが顔に出ていたみたいだ。心配させてしまっただろうか。
「うん…ごめんね。ボク…生き物殺すとかわかんなくて」
「*******」
「…?」
何か聞こえた気がした。
「ほらほら、手が止まってるよ」
ネロの声にハッとして手元を見ると、中途半端に入ったままの荷物が目に入った。
「あ…!」
まずい。このままだと出るのに遅れてしまう。
忙しなく動いているボクを見ながら、ネロは再び話し始めた。
「しばらく…と言ってもLv10になるまではここらで[漢字]モンスター狩り[/漢字][ふりがな]Lvアゲ[/ふりがな]をしようか。そしたら少し遠くへ行ってボスでも…」
「ボス?」
ボクは手を止めてネロに聞き返す。
「普通の雑魚モンスターより強い…殺すと経験値がたくさん落ちるいいカm…げふんげふん…“おいしい“モンスターだよ!」
カモとか聞こえた気がするし…全然言い直せてないし…ネロって結構毒舌だ。てか…
「強いならそこまでおいしくなくない?」
「キミにはセーブ&ロードがあるだろう?勝つまで続ければいい」
「諦めない限り、何度でもやり直せる。キミの勝利は決まったようなものなんだよ!』
誇らしげに話しているが、それってずるくはないだろうか。
何度勝ったって、なかったことにされ、いずれは負けてしまうなんて。
「まぁ…ペンダントが外れてると生き返れないんだけど…」
さらっと怖いこと言ったね??
「外れることはないはずだから安心してね!」
「よかった…」
あれ…また死ぬ前提で話を___
「さぁて、そろそろ行こうか」
「え…あーうん」
結局、そのことについて考えることはないまま、出発する時間になってしまった。
今日の天気は晴れ時々花吹雪。
「頑張ってこいよ!!」
「応援してるわね!!」
「 」
「 」
村中の人から声援を受けながら、ボクは村を出る道を辿る。
あと一歩のところで立ち止まり、後ろを振り向く。
空は快晴。いろとりどりの花弁が舞っている。
「いってきます!!!」
にっこりと笑い、そう言った。
不安も恐怖も、殺すように。
まさか、勇者様の死を悲しむ間も与えられず、自分が勇者になるなんて。
馬鹿げてるし、夢だと思いたかった。でも、隣で寝ているおかしな生物が、夢じゃないと実感させてくる。
「やぁおはよう。気分はどう?」
「実感が湧かないかな…?」
いつ起きたのか。ふよふよ浮いているネロに自分の正直な気持ちを伝える。
「あはっだいじょぶだよ!そのうち慣れるからね」
「さぁ身支度をして。ここは魔王城に一番近いといっても十分距離がある」
「食べ物とかは…?」
食料がないのはとても困る。これでもボクは育ち盛り(14)だ。
「そこも安心していーよ。モンスターを殺せば、特定のアイテムが落ちる」
「そのアイテムの中に、食料もあるはずだからね」
「それに、エリア内にもある程度食べられる植物や動物がいるからね」
「キミはLvを上げなきゃだし、生きるためには食べなきゃいけない。モンスターは悪いヤツ。だから…」
「そんな顔しなくていいんだよ」
不安な気持ちが顔に出ていたみたいだ。心配させてしまっただろうか。
「うん…ごめんね。ボク…生き物殺すとかわかんなくて」
「*******」
「…?」
何か聞こえた気がした。
「ほらほら、手が止まってるよ」
ネロの声にハッとして手元を見ると、中途半端に入ったままの荷物が目に入った。
「あ…!」
まずい。このままだと出るのに遅れてしまう。
忙しなく動いているボクを見ながら、ネロは再び話し始めた。
「しばらく…と言ってもLv10になるまではここらで[漢字]モンスター狩り[/漢字][ふりがな]Lvアゲ[/ふりがな]をしようか。そしたら少し遠くへ行ってボスでも…」
「ボス?」
ボクは手を止めてネロに聞き返す。
「普通の雑魚モンスターより強い…殺すと経験値がたくさん落ちるいいカm…げふんげふん…“おいしい“モンスターだよ!」
カモとか聞こえた気がするし…全然言い直せてないし…ネロって結構毒舌だ。てか…
「強いならそこまでおいしくなくない?」
「キミにはセーブ&ロードがあるだろう?勝つまで続ければいい」
「諦めない限り、何度でもやり直せる。キミの勝利は決まったようなものなんだよ!』
誇らしげに話しているが、それってずるくはないだろうか。
何度勝ったって、なかったことにされ、いずれは負けてしまうなんて。
「まぁ…ペンダントが外れてると生き返れないんだけど…」
さらっと怖いこと言ったね??
「外れることはないはずだから安心してね!」
「よかった…」
あれ…また死ぬ前提で話を___
「さぁて、そろそろ行こうか」
「え…あーうん」
結局、そのことについて考えることはないまま、出発する時間になってしまった。
今日の天気は晴れ時々花吹雪。
「頑張ってこいよ!!」
「応援してるわね!!」
「 」
「 」
村中の人から声援を受けながら、ボクは村を出る道を辿る。
あと一歩のところで立ち止まり、後ろを振り向く。
空は快晴。いろとりどりの花弁が舞っている。
「いってきます!!!」
にっこりと笑い、そう言った。
不安も恐怖も、殺すように。