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ちょい暴力表現あります。
「はやくどこか安全なところに!」
勇者様にそう言われて、おぼつかない足元で少し遠くの茂みに隠れる。
そこからはすごかった。火花を散らしながらぶつかり合うつるぎとツル。結構な速度だが、ツルは切れていない。
魔力でコーティングでもされているのかな、そう思った矢先。
ゴウッ‼︎
炎の燃える音がこだまする。見ると勇者様の手から炎が出ている。それは次第に大きくなり、やがて木の化け物を燃やし始めた。
「“#$(‘$#&$%&&’%$‘&’(‘&$%&+`*!$%&’y$%&‘!!!!!!」
明らかに人の声ではない断末魔。思わず、耳を塞ぎたくなるようなそれをあげて、木の化物はチリとなった。
勇者様はしゃがんでそのチリを一箇所に集め、手を合わせていた。
「あの、優しいんですね…」
気づけば勇者様に駆け寄って声をかけていた。
「あ…さっきの子?」
「逃げなかったの…?帰れる?」
勇者様は立ち上がり、手を伸ばした。
「もしよかったら送ってくよ。この近くの村に住んでるんでしょ?」
「あ…ありがとう、ございます」
「あははー、いーよこのくらい」
ずいぶんフランクだな。勇者ってくらいだから、もっと__
「冷酷だと思ってた?ぼくのこと」
「え」
まるで心をのぞいたように、勇者様はボクの思考を言い当てた。
図星だったのが顔に出ていたのだろう。勇者様は気まずそうに視線を逸らした。
「あー、ね。まぁ一応人を守るために勇者やってるし…そっかぁ…やっぱり君くらいの子供だと怖いかなぁ」
露骨にしょんぼりしてる…なんか子供っぽいな、この人。
「ぼくだって、やりたくてやってるわけじゃないんだ。できれば、モンスターとも仲良くしたいと思ってる。でも_」
勇者様が言う、『やらなくてはいけない理由』それは
一つ『勇者としてよくしてもらってるから』
二つ『人々の平和を守らなければいけないから』
三つ『期待させてしまったから』
「生まれもった素質ってヤツなのかな」
そう告げる勇者様は悲しそうだった。
「勇者として選ばれた以上、ちゃんとやらなきゃね」
「あ…これ内緒だよ?誰にも言わないでね。がっかりさせちゃうから」
そう言って口に人差し指を当てる勇者様は、やはり少し幼く見えた。
勇者様にそう言われて、おぼつかない足元で少し遠くの茂みに隠れる。
そこからはすごかった。火花を散らしながらぶつかり合うつるぎとツル。結構な速度だが、ツルは切れていない。
魔力でコーティングでもされているのかな、そう思った矢先。
ゴウッ‼︎
炎の燃える音がこだまする。見ると勇者様の手から炎が出ている。それは次第に大きくなり、やがて木の化け物を燃やし始めた。
「“#$(‘$#&$%&&’%$‘&’(‘&$%&+`*!$%&’y$%&‘!!!!!!」
明らかに人の声ではない断末魔。思わず、耳を塞ぎたくなるようなそれをあげて、木の化物はチリとなった。
勇者様はしゃがんでそのチリを一箇所に集め、手を合わせていた。
「あの、優しいんですね…」
気づけば勇者様に駆け寄って声をかけていた。
「あ…さっきの子?」
「逃げなかったの…?帰れる?」
勇者様は立ち上がり、手を伸ばした。
「もしよかったら送ってくよ。この近くの村に住んでるんでしょ?」
「あ…ありがとう、ございます」
「あははー、いーよこのくらい」
ずいぶんフランクだな。勇者ってくらいだから、もっと__
「冷酷だと思ってた?ぼくのこと」
「え」
まるで心をのぞいたように、勇者様はボクの思考を言い当てた。
図星だったのが顔に出ていたのだろう。勇者様は気まずそうに視線を逸らした。
「あー、ね。まぁ一応人を守るために勇者やってるし…そっかぁ…やっぱり君くらいの子供だと怖いかなぁ」
露骨にしょんぼりしてる…なんか子供っぽいな、この人。
「ぼくだって、やりたくてやってるわけじゃないんだ。できれば、モンスターとも仲良くしたいと思ってる。でも_」
勇者様が言う、『やらなくてはいけない理由』それは
一つ『勇者としてよくしてもらってるから』
二つ『人々の平和を守らなければいけないから』
三つ『期待させてしまったから』
「生まれもった素質ってヤツなのかな」
そう告げる勇者様は悲しそうだった。
「勇者として選ばれた以上、ちゃんとやらなきゃね」
「あ…これ内緒だよ?誰にも言わないでね。がっかりさせちゃうから」
そう言って口に人差し指を当てる勇者様は、やはり少し幼く見えた。