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グロテスクな描写,キャラ崩壊,急展開,厨二感半端ない文章(?)あり。
苦手な方は回れ右。
暗いモニタールーム。
照明は一切点灯しておらず,暗闇を照らすのは数個のモニターだけだった。
そんな殺風景な部屋に少女が少女が一人。
「マイク..オンっと...。」
そう呟きすぐ近くにあった赤いボタンへと手を伸ばす。
[明朝体]カチッ。[/明朝体]
途端,スピーカーがノイズのような音を発する。
数秒経つとそのノイズは徐々にフェードアウトしていった。
「あー,あー...参加者の諸君,聞こえてますか~?」
街中に取り付けられているスピーカーからその声は流れ出す。
モニターを見ると予想通り[漢字]仮想空間[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に迷い込んだ人々は混乱していることが窺える。
「ここへ迷い込んだ皆さんにはお祝い申し上げます~!」
より一層不安を募らせる人々。
しかし少女はおかまいなしで話を進める。
「そんな幸運なあなた方にはデスゲームを行ってもらいまーす」
デスゲーム。
小説や漫画,ゲームのジャンルの一つ。
集められた参加者が命をかけてゲームを行う。
ルールはその作品によって様々。
主催者によってその内容は異なる。
そして,デスゲームは[下線]架空のゲーム[/下線]を指す。
「で...デスゲームって何かの間違いだよね?」
スピーカーから流れてきた声を聞き,愕然とする少女。
それと同時に冷たい風が彼女の紫メッシュの入った長い黒髪をなびかせる。
彼女の名は[漢字]星崎[/漢字][ふりがな]ほしざき[/ふりがな] [漢字]永夢[/漢字][ふりがな]えいむ[/ふりがな]。
そして永夢の隣にいる彼女と瓜二つの少女。
こちらは星崎 [漢字]来夢[/漢字][ふりがな]らいむ[/ふりがな]。永夢の双子の姉である。
しかし,[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]らいむ[/ふりがな]は永夢の緑色の瞳に対して紫色の瞳をしている。
「...分からない。けど__」
そこで一旦言葉を区切り,軽く息を吸う。
「_仮想空間に人を誘導することができるほどの奴らが行うのなら冗談ではないのかもしれないね。永夢」
「そんなぁ...」
「そうですよ,星崎来夢さん,星崎永夢さん。これは冗談なんかではありません!」
突然名指しされた二人は驚く。
「なんで私達の名前を知って....」
より一層警戒心を強める来夢。
「あ,そういえば自己紹介がまだでしたね」
随分とマイペースな主催者のようだ。
「今回のゲームのゲームマスターを務めさせていただきます,フロワ・アトランティスと申します!」
当然耳にしたこともない名前だった。
「時間も限られているので早速ルール説明に移りたいと思います」
さらにざわめく空間。
構わず続けるフロワ。
「ではでは皆さん,お手元のカードキーをご覧ください」
「カードキー...これかな」
こんな状況になっても冷静を保っている数少ない人物の一人,[漢字]闇月[/漢字][ふりがな]やみづき[/ふりがな] [漢字]冷[/漢字][ふりがな]れい[/ふりがな]が誰にともなく呟く。
取り出したカードキーはいつの間にかポケットに入っていたものだった。
[明朝体]ジジッ...[/明朝体]
電子音と共にホログラムのような画面が現れる。
それは参加者らの行く手を阻む結界と似たような見た目をしていた。
「詳しい説明はそこに載っけてますので5分以内にご確認よろしくお願いしますね~」
不安を抱きながらも参加者はおもむろに自分の持つカードキーから現れた画面に映った文字を読み始めた。
[明朝体]▼ルール説明▼
‣このゲームは一週間に渡り行われる。
‣プレイヤーは鬼から隠れ,逃げなければならない。
‣このゲームは残り人数が一人になるまで続く。一週間を過ぎても二人以上のプレイヤーが残っている場合,そのプレイヤーは全員脱落となる。
‣ゲームは現実世界を模した仮想空間にて行われる。建物の中に入ることは基本的に不可。
‣途中''特別イベント''というものが開催される。内容によっては第三陣営が登場する場合もある。
‣各プレイヤー,ゲームの進行に役立つ''ポジション''というものが付与される。
‣[下線]脱落は[打消し]''死''[/打消し]を意味する。[/下線][/明朝体]
「何これ...面倒くさ~」
相変わらずの無気力ぶりを感じさせる冷。
「皆さん読み終えましたかね?では,次はゲームの進行に役立つポジションというものをご紹介しますね~!」
(急展開すぎる...)
心の中で誰に届くはずもない愚痴をこぼす永夢。
となりの姉はというとホログラムの画面をぼんやりと見つめていた。
「ポジションっていうのは言わばこのゲーム内のみで使える特殊能力のようなものです!これからその種類をご説明いたしますね~.......と言ってもポジションの説明も画面上での説明となっておりますので参加者の皆様は引き続き画面をご覧ください」
[明朝体]▼ポジション一覧▼
‣ニンゲン 特殊能力は付与されない。何らかの武器が支給される。
‣陰陽師 一度鬼にタッチされても無効化することができる。
‣三つ子 主な特徴はニンゲンと変わらないが,3人のうち一人でも欠けると残りの二人も脱落する。
‣[漢字]祈禱師[/漢字][ふりがな]きとうし[/ふりがな] 二度''祈る''ことができる。祈りの効力は脱落者の内の一人を復活させる,陰陽師の効果を付与する,3分間身体能力増加のいずれか。これらの内ランダムで付与される。
‣編集者 指定したプレイヤーの能力をコピー,編集することが出来る。複数のプレイヤーを指名することも可能。強力な能力
に編集すればするほど,体への反動は大きくなる。
‣[漢字]占星術師[/漢字][ふりがな]せんせいじゅつし[/ふりがな] 第三陣営を除く全てのプレイヤーの役職を知ることができる。加えて指定した3体の鬼の居場所を常に知ることが出来る。ただしこの能力を使用すると視界が狭くなる。
‣退治屋 触れることで鬼を''退治''することのできる''お札''が一枚支給される。
‣ペイシェント ゲーム内のどこかで''発病''する。発病すると脱落となる。表記は"ニンゲン"と判定される。
‣吊り人 鬼にタッチされることが勝利条件となる。タッチされれば一人勝ちとなるが,ゲームが終了するまでにタッチされな
ければ脱落となる。
‣超越者 使用できる能力は本人にのみ伝えられる。[/明朝体]
「ルール説明,ポジション説明は以上です!あ,ポジションは口外してはいけないというルールはないので参加者同士で共有してもらっても結構です~それでは,3分後に鬼が放出されますのでそれまで気長にお待ちください~」
フロワがそう言ったきり,スピーカーからは何も聞こえなくなった。
******
「人を集めてデスゲームとは...なかなか大胆なことをするの」
慌てふためく月下を横目に,しのかはカードキーを睨んでいた。
「しのかさん,どうしましょう...フロワって人の話を聞く限り集められたのは私達だけじゃないみたいですけど....」
もはや月下からは焦りと恐怖と不安しか感じとれない。
「3分後に"鬼が出る"と言っておったな。であればここは遠くに離れておくのが無難じゃろう。このカードキーをいじったら間取り図のようなものも出てきた。」
「さすがしのかさんです!...あの。これからも一緒に行動してもいいですか?」
こんな状況下で1人で行動するのは危険だろう。しかしルールが本当であれば生き残ることが出来るのは1人のみ。
しかし,しのかに迷いはなかった。
「もちろんじゃ」
その言葉に月下は俯いていた顔をあげる。
「最後までは無理かもしれないが一緒に頑張ろう」
眩しいほどの笑みを浮かべてしのかは応える。
「はい!!」
やがて早々に行動を開始する2人であった。
******
「さてさて,そろそろ3分経ったかな~? うん!経ってるね!じゃあ始めちゃお~!」
そう言ってフロワは再び放送のスイッチをいれる。
例のノイズが響いたのち,彼女は話し始める。
「お待たせしました~3分経ったみたいですね!これより鬼を開放しますので参加者の皆さんは逃げるなり隠れるなりしてくださいね~」
そう聞いて慌てて逃げ始める者。
逃げ惑う者。
近くにいた人とタッグを組んで走り始める者。
どうすればいいか分からず固まる者。
今なおカードキーを見つめている者。
「それでは__オニアソビ,ゲームスタートです」
そんな中,デスゲームという名の悲劇が開幕した。
照明は一切点灯しておらず,暗闇を照らすのは数個のモニターだけだった。
そんな殺風景な部屋に少女が少女が一人。
「マイク..オンっと...。」
そう呟きすぐ近くにあった赤いボタンへと手を伸ばす。
[明朝体]カチッ。[/明朝体]
途端,スピーカーがノイズのような音を発する。
数秒経つとそのノイズは徐々にフェードアウトしていった。
「あー,あー...参加者の諸君,聞こえてますか~?」
街中に取り付けられているスピーカーからその声は流れ出す。
モニターを見ると予想通り[漢字]仮想空間[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に迷い込んだ人々は混乱していることが窺える。
「ここへ迷い込んだ皆さんにはお祝い申し上げます~!」
より一層不安を募らせる人々。
しかし少女はおかまいなしで話を進める。
「そんな幸運なあなた方にはデスゲームを行ってもらいまーす」
デスゲーム。
小説や漫画,ゲームのジャンルの一つ。
集められた参加者が命をかけてゲームを行う。
ルールはその作品によって様々。
主催者によってその内容は異なる。
そして,デスゲームは[下線]架空のゲーム[/下線]を指す。
「で...デスゲームって何かの間違いだよね?」
スピーカーから流れてきた声を聞き,愕然とする少女。
それと同時に冷たい風が彼女の紫メッシュの入った長い黒髪をなびかせる。
彼女の名は[漢字]星崎[/漢字][ふりがな]ほしざき[/ふりがな] [漢字]永夢[/漢字][ふりがな]えいむ[/ふりがな]。
そして永夢の隣にいる彼女と瓜二つの少女。
こちらは星崎 [漢字]来夢[/漢字][ふりがな]らいむ[/ふりがな]。永夢の双子の姉である。
しかし,[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]らいむ[/ふりがな]は永夢の緑色の瞳に対して紫色の瞳をしている。
「...分からない。けど__」
そこで一旦言葉を区切り,軽く息を吸う。
「_仮想空間に人を誘導することができるほどの奴らが行うのなら冗談ではないのかもしれないね。永夢」
「そんなぁ...」
「そうですよ,星崎来夢さん,星崎永夢さん。これは冗談なんかではありません!」
突然名指しされた二人は驚く。
「なんで私達の名前を知って....」
より一層警戒心を強める来夢。
「あ,そういえば自己紹介がまだでしたね」
随分とマイペースな主催者のようだ。
「今回のゲームのゲームマスターを務めさせていただきます,フロワ・アトランティスと申します!」
当然耳にしたこともない名前だった。
「時間も限られているので早速ルール説明に移りたいと思います」
さらにざわめく空間。
構わず続けるフロワ。
「ではでは皆さん,お手元のカードキーをご覧ください」
「カードキー...これかな」
こんな状況になっても冷静を保っている数少ない人物の一人,[漢字]闇月[/漢字][ふりがな]やみづき[/ふりがな] [漢字]冷[/漢字][ふりがな]れい[/ふりがな]が誰にともなく呟く。
取り出したカードキーはいつの間にかポケットに入っていたものだった。
[明朝体]ジジッ...[/明朝体]
電子音と共にホログラムのような画面が現れる。
それは参加者らの行く手を阻む結界と似たような見た目をしていた。
「詳しい説明はそこに載っけてますので5分以内にご確認よろしくお願いしますね~」
不安を抱きながらも参加者はおもむろに自分の持つカードキーから現れた画面に映った文字を読み始めた。
[明朝体]▼ルール説明▼
‣このゲームは一週間に渡り行われる。
‣プレイヤーは鬼から隠れ,逃げなければならない。
‣このゲームは残り人数が一人になるまで続く。一週間を過ぎても二人以上のプレイヤーが残っている場合,そのプレイヤーは全員脱落となる。
‣ゲームは現実世界を模した仮想空間にて行われる。建物の中に入ることは基本的に不可。
‣途中''特別イベント''というものが開催される。内容によっては第三陣営が登場する場合もある。
‣各プレイヤー,ゲームの進行に役立つ''ポジション''というものが付与される。
‣[下線]脱落は[打消し]''死''[/打消し]を意味する。[/下線][/明朝体]
「何これ...面倒くさ~」
相変わらずの無気力ぶりを感じさせる冷。
「皆さん読み終えましたかね?では,次はゲームの進行に役立つポジションというものをご紹介しますね~!」
(急展開すぎる...)
心の中で誰に届くはずもない愚痴をこぼす永夢。
となりの姉はというとホログラムの画面をぼんやりと見つめていた。
「ポジションっていうのは言わばこのゲーム内のみで使える特殊能力のようなものです!これからその種類をご説明いたしますね~.......と言ってもポジションの説明も画面上での説明となっておりますので参加者の皆様は引き続き画面をご覧ください」
[明朝体]▼ポジション一覧▼
‣ニンゲン 特殊能力は付与されない。何らかの武器が支給される。
‣陰陽師 一度鬼にタッチされても無効化することができる。
‣三つ子 主な特徴はニンゲンと変わらないが,3人のうち一人でも欠けると残りの二人も脱落する。
‣[漢字]祈禱師[/漢字][ふりがな]きとうし[/ふりがな] 二度''祈る''ことができる。祈りの効力は脱落者の内の一人を復活させる,陰陽師の効果を付与する,3分間身体能力増加のいずれか。これらの内ランダムで付与される。
‣編集者 指定したプレイヤーの能力をコピー,編集することが出来る。複数のプレイヤーを指名することも可能。強力な能力
に編集すればするほど,体への反動は大きくなる。
‣[漢字]占星術師[/漢字][ふりがな]せんせいじゅつし[/ふりがな] 第三陣営を除く全てのプレイヤーの役職を知ることができる。加えて指定した3体の鬼の居場所を常に知ることが出来る。ただしこの能力を使用すると視界が狭くなる。
‣退治屋 触れることで鬼を''退治''することのできる''お札''が一枚支給される。
‣ペイシェント ゲーム内のどこかで''発病''する。発病すると脱落となる。表記は"ニンゲン"と判定される。
‣吊り人 鬼にタッチされることが勝利条件となる。タッチされれば一人勝ちとなるが,ゲームが終了するまでにタッチされな
ければ脱落となる。
‣超越者 使用できる能力は本人にのみ伝えられる。[/明朝体]
「ルール説明,ポジション説明は以上です!あ,ポジションは口外してはいけないというルールはないので参加者同士で共有してもらっても結構です~それでは,3分後に鬼が放出されますのでそれまで気長にお待ちください~」
フロワがそう言ったきり,スピーカーからは何も聞こえなくなった。
******
「人を集めてデスゲームとは...なかなか大胆なことをするの」
慌てふためく月下を横目に,しのかはカードキーを睨んでいた。
「しのかさん,どうしましょう...フロワって人の話を聞く限り集められたのは私達だけじゃないみたいですけど....」
もはや月下からは焦りと恐怖と不安しか感じとれない。
「3分後に"鬼が出る"と言っておったな。であればここは遠くに離れておくのが無難じゃろう。このカードキーをいじったら間取り図のようなものも出てきた。」
「さすがしのかさんです!...あの。これからも一緒に行動してもいいですか?」
こんな状況下で1人で行動するのは危険だろう。しかしルールが本当であれば生き残ることが出来るのは1人のみ。
しかし,しのかに迷いはなかった。
「もちろんじゃ」
その言葉に月下は俯いていた顔をあげる。
「最後までは無理かもしれないが一緒に頑張ろう」
眩しいほどの笑みを浮かべてしのかは応える。
「はい!!」
やがて早々に行動を開始する2人であった。
******
「さてさて,そろそろ3分経ったかな~? うん!経ってるね!じゃあ始めちゃお~!」
そう言ってフロワは再び放送のスイッチをいれる。
例のノイズが響いたのち,彼女は話し始める。
「お待たせしました~3分経ったみたいですね!これより鬼を開放しますので参加者の皆さんは逃げるなり隠れるなりしてくださいね~」
そう聞いて慌てて逃げ始める者。
逃げ惑う者。
近くにいた人とタッグを組んで走り始める者。
どうすればいいか分からず固まる者。
今なおカードキーを見つめている者。
「それでは__オニアソビ,ゲームスタートです」
そんな中,デスゲームという名の悲劇が開幕した。