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グロテスクな描写,キャラ崩壊,急展開,厨二感半端ない文章(?)あり。
苦手な方は回れ右。
「一体なんなのじゃここは...」
一見何の変哲もない繫華街のような場所。しかし奇妙なことに建物の灯りはどこも点灯しておらず,人の気配も一切感じない。
静かすぎる。ここまでくるといくら夜だからとはいえ,気味が悪い。
先程まで確かに手の中にあったスマホも気づけば音もなく消えていた。
「一体どないなっちょるんじゃ」
来た道を引き返そうとしても半透明の結界に阻まれる。
「これ,めぐのがいたしい...」
どうしたものかと腕を組み,思案にふける少女。彼女の名は[漢字]鬼灯[/漢字][ふりがな]ほおずき[/ふりがな] しのか。
頭についた狐面が印象的だ。
「こうなったら__『アラウンド・コントロール』!!」
しのかの言葉と同時に近くになぜか転がっていた数本の鉄パイプが宙に浮く。
それらは結界の方へ向きを変えた刹那,勢いよく真っ直ぐ飛んでいった。
それでも結界には亀裂すらはいらず,鉄パイプの方が歪な形へと姿を変える一方だった。
[大文字]「やねこい!!!」[/大文字]
それを見て結界を破壊するのは諦めたらしい。
「取り敢えず誰かおらんか調べるか」
辺りを歩いても人がいるようには見えない。
が。
「あっ!!良かった~私以外にも人がいた!」
ふと前を見るとどこかの学校の制服を着た少女が立っていた。おそらく高校生だろうか。
「あの,ここがどこだか知りませんか?!信じてもらえないかもしれませんけどなんか入ったら出れなくなっちゃって...持っていたスマホも消えるし誰もいないし暗いし怖いし私どうしたらいいか分かんないんです~お願いします私に出来ることならなんでもしますからここから帰る方法を教えてくださ__
「お前は一旦落ち着くのじゃ」
自分を見つけるなりたちまち凄い勢いで話しだす高校生を制止し,情報を整理するしのか。
「まずは名前から聞こう。わしは鬼灯 しのかじゃ!」
そんなしのかを見て,徐々に冷静になる高校生。数秒してから彼女は口を開いた。
「私は[漢字]美園[/漢字][ふりがな]みその[/ふりがな] [漢字]月下[/漢字][ふりがな]げっか[/ふりがな]っていいます。
えっと...よろしくお願いします(?)」
「うむ。それで月下はここに迷い込んだ,ということであっておるか?」
自分と同じ境遇だと感じながらもしのかは再度月下に尋ねる。
「はい。それに戻ろうとしても変な壁みたいなのが出てきて,スマホも消えて...」
その言葉に既視感を覚える。
「!それはわしも同じじゃ。ということは...」
誰かによってここまで誘導された。
そうとしか考えられなかった。
「え?しのかさんも同じなんですか?....ということは他にも誰かいたりするんですかね?」
そう言って辺りを見回してみる月下。
しかし,いくら見回しても人影が彼女の目にうつることはなかった。
「なんぼう見回しても誰もいなさそうじゃのう。脱出方法の思索も兼ねて少々移動してみるか。」
「そうですね」
こうして,二人はこの不思議な空間を探索することとなった。
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何処かのモニター室らしき所にて。
「さてさて参加者は全員揃ったかな~」
「それじゃ,ルール説明,始めちゃおうかな♪」
ピンク色の髪をツインテールにした少女が一人,モニターを覗きながら微笑んでいた。