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近頃,[漢字]霊夢[/漢字][ふりがな]れいむ[/ふりがな]が神社を空けることが増えた。
人里で相次いでいる''影が消える病気''が主な原因だろう。
病気といっても風邪のように何らかの症状が現れるわけでもない。
その名の通りただ"自身の影が消える"だけのものであるが,あまりにも不可解すぎるため異変の可能性もあるとみて彼女は捜査を進めていた。
「この紙切れ見つけた丁度翌日だろ?最初の患者が発見されたのって」
買い出し帰りの[漢字]天[/漢字][ふりがな]あめ[/ふりがな]の隣を歩きながら例の紙切れを取り出す[漢字]魔理沙[/漢字][ふりがな]まりさ[/ふりがな]。
「もしかしてあの言葉,本当だったりして」
冗談めかして呟く魔理沙とそうではないことを祈る天。
「不吉なことを言わないでくれよ...」
ついさっきすれ違った人にも影が無かった。
いくら今のところ無害だとはいえ確かに気味が悪い。
誰かの仕業であれば一体誰が,何の目的で行っているのだろうか。
いくら思考を巡らせても納得できるような考えは浮かばなかった。
「自分たちもいつそうなるか分からないし,気を付けるに越したことはないね」
「だな」
そう言葉を交わしながら博麗神社へと続く石造りの階段を登っていく2人であった。
******
霊夢が帰ってきたのは天たちが帰宅して数時間が経った頃だった。
長時間の調査にも関わらず手がかりが全くと言ってもいいほど見つからなかったらしく,霊夢は随分と不服な顔をしていた。
「何なのよ...影が消える病気って」
夕飯の肉じゃがを口に運びながら霊夢は今日の調査の愚痴をこぼしていた。
「医者でも治せない病気を私がどうしろっていうのよ...」
「ってことは[漢字]永遠亭[/漢字][ふりがな]えいえんてい[/ふりがな]の連中でも手に負えない病気ってことか?」
霊夢の独り言に魔理沙が口をはさむ。
「そうみたい。[漢字]鈴仙[/漢字][ふりがな]れいせん[/ふりがな]も[漢字]永琳[/漢字][ふりがな]えいりん[/ふりがな]も頭を抱えているそうよ。」
「まじかよ...この前流行した病気を30分足らずで治した奴らでも手に負えない程なのか?」
数日前に流行した感染症。40℃を超える熱が続くうえに病原体がとても強い感染力を持っており,人里では瞬く間に大流行。
......のはずだった。
その感染症は[漢字]八意[/漢字][ふりがな]やごころ[/ふりがな] [漢字]永琳[/漢字][ふりがな]えいりん[/ふりがな]という永遠亭に住まう凄腕薬師によって根絶された。
「あの時は永琳自らが人里に出向いて調査してたよなー。十分くらいで永遠亭に戻ったけど数分後くらいに大量の薬を持って
また戻ってきて」
「あの薬凄かったよね。感染した人達が飲んだらすぐ治ってた」
魔理沙と天が数日前の出来事を思い返し言う。
「そんな奴もお手上げ状態ってかなり厄介な病気ってことか。永琳がダメなら...」
魔理沙は天の方を向き続ける。
「お前の能力で何とかならないか?」
彼女は天の祈りの力で解決しようとしているらしい。
「さっきからずっと祈ってるよ。でもこんな規模の大きいものをどうにかするってなると力不足なんだと思う」
「不運とやらが足りないってことか?だったら...」
天の能力の源である"不運"を起こす。
という魔理沙の考えを見越した霊夢が止めに入る。
「不運は人工的に起こすものじゃないわよ。だから意図的に細工しようとするのはやめなさい」
「ばれたか」
霊夢と魔理沙のいつものやりとりを見ながらもあの紙切れを思い返す天。
(近いうちに影が落とされるって...本当なのかな)
「明日は幻想郷の探索も兼ねて霊夢の調査の手伝いをしてみようかな。」
そう呟き,彼は明日の準備へと取り掛かった。
人里で相次いでいる''影が消える病気''が主な原因だろう。
病気といっても風邪のように何らかの症状が現れるわけでもない。
その名の通りただ"自身の影が消える"だけのものであるが,あまりにも不可解すぎるため異変の可能性もあるとみて彼女は捜査を進めていた。
「この紙切れ見つけた丁度翌日だろ?最初の患者が発見されたのって」
買い出し帰りの[漢字]天[/漢字][ふりがな]あめ[/ふりがな]の隣を歩きながら例の紙切れを取り出す[漢字]魔理沙[/漢字][ふりがな]まりさ[/ふりがな]。
「もしかしてあの言葉,本当だったりして」
冗談めかして呟く魔理沙とそうではないことを祈る天。
「不吉なことを言わないでくれよ...」
ついさっきすれ違った人にも影が無かった。
いくら今のところ無害だとはいえ確かに気味が悪い。
誰かの仕業であれば一体誰が,何の目的で行っているのだろうか。
いくら思考を巡らせても納得できるような考えは浮かばなかった。
「自分たちもいつそうなるか分からないし,気を付けるに越したことはないね」
「だな」
そう言葉を交わしながら博麗神社へと続く石造りの階段を登っていく2人であった。
******
霊夢が帰ってきたのは天たちが帰宅して数時間が経った頃だった。
長時間の調査にも関わらず手がかりが全くと言ってもいいほど見つからなかったらしく,霊夢は随分と不服な顔をしていた。
「何なのよ...影が消える病気って」
夕飯の肉じゃがを口に運びながら霊夢は今日の調査の愚痴をこぼしていた。
「医者でも治せない病気を私がどうしろっていうのよ...」
「ってことは[漢字]永遠亭[/漢字][ふりがな]えいえんてい[/ふりがな]の連中でも手に負えない病気ってことか?」
霊夢の独り言に魔理沙が口をはさむ。
「そうみたい。[漢字]鈴仙[/漢字][ふりがな]れいせん[/ふりがな]も[漢字]永琳[/漢字][ふりがな]えいりん[/ふりがな]も頭を抱えているそうよ。」
「まじかよ...この前流行した病気を30分足らずで治した奴らでも手に負えない程なのか?」
数日前に流行した感染症。40℃を超える熱が続くうえに病原体がとても強い感染力を持っており,人里では瞬く間に大流行。
......のはずだった。
その感染症は[漢字]八意[/漢字][ふりがな]やごころ[/ふりがな] [漢字]永琳[/漢字][ふりがな]えいりん[/ふりがな]という永遠亭に住まう凄腕薬師によって根絶された。
「あの時は永琳自らが人里に出向いて調査してたよなー。十分くらいで永遠亭に戻ったけど数分後くらいに大量の薬を持って
また戻ってきて」
「あの薬凄かったよね。感染した人達が飲んだらすぐ治ってた」
魔理沙と天が数日前の出来事を思い返し言う。
「そんな奴もお手上げ状態ってかなり厄介な病気ってことか。永琳がダメなら...」
魔理沙は天の方を向き続ける。
「お前の能力で何とかならないか?」
彼女は天の祈りの力で解決しようとしているらしい。
「さっきからずっと祈ってるよ。でもこんな規模の大きいものをどうにかするってなると力不足なんだと思う」
「不運とやらが足りないってことか?だったら...」
天の能力の源である"不運"を起こす。
という魔理沙の考えを見越した霊夢が止めに入る。
「不運は人工的に起こすものじゃないわよ。だから意図的に細工しようとするのはやめなさい」
「ばれたか」
霊夢と魔理沙のいつものやりとりを見ながらもあの紙切れを思い返す天。
(近いうちに影が落とされるって...本当なのかな)
「明日は幻想郷の探索も兼ねて霊夢の調査の手伝いをしてみようかな。」
そう呟き,彼は明日の準備へと取り掛かった。