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「祈った...?本当にそれだけなのか?!」
[漢字]天[/漢字][ふりがな]あめ[/ふりがな]は弾幕に被弾しかけた。
しかしその弾幕は突如として姿を消した。
チルノや[漢字]大妖精[/漢字][ふりがな]だいようせい[/ふりがな]が消せるはずもない。
そう考えを巡らせる[漢字]魔理沙[/漢字][ふりがな]まりさ[/ふりがな]。
「なぁ,霊夢聞いてくれよ。何かよく分かんないことが起こったぜ」
チルノになおも説教を続ける[漢字]霊夢[/漢字][ふりがな]れいむ[/ふりがな]に魔理沙はそう言い呼びかける。
「はぁ?よく分かんないことって何よ?」
どうも霊夢は不機嫌らしい。
「天が弾幕を消したかもしれない。」
魔理沙のその言葉が場を沈黙に至らせた。
「...は?」
やっとのことで霊夢が出せた一言も一瞬にしてかき消された。
******
「天が弾幕を消したって,本当に?!」
チルノの説教は後回しにして天に詰め寄る霊夢。
「お,落ち着けって。その可能性があるかもってだけで__」
慌てて付けたす魔理沙。
「まったく,驚かせないでよね。」
「悪かったって」
今度はこの二人のいざこざが始まった。
(前にもこんなこと,あったような...)
以前,天が校内を歩いていると通り過ぎようとした掃除ロッカーの上から大きなバケツが落ちてきたことがある。
その時にも天はバケツが落ちてこないようにと''祈った''。
するとそのバケツはいきなり軌道を変え,天の真後ろへと落下した。
運が良かっただけだと思い,気にするようなことでもなかったと感じる出来事もこうなれば話は別だ。
「魔理沙の言ってること,間違ってないかもしれない。」
その瞬間二人の動きがピタッと止まった。
「え....マジで言ってんのか?」
先程思い出した出来事を話すと,半信半疑だった彼女たちもその説を本気にし始めた。
「だったら...そこの蔵が綺麗になりますように,とか願えばそれも実現するわけ?」
「お前,すぐそういうことに使おうとするな」
「ちょっと試してみるだけよ」
またもやいざこざが始まると思いきや,そうではなかったらしい。
「天,やってみたら?」
今まで黙っていた大妖精が口を開いた。
「うん,やってみる。」
そう言い,天は祈る。
''離れの蔵''が綺麗になりますように,と。
天がそうするや否や,霊夢と魔理沙は急ぎ足で離れへと向かう。
チルノや大妖精,天もそれに続いた。
霊夢がおもむろに扉を開ける。
「噓...」
蔵はついさっき掃除されたかのように整理整頓されていた。
******
「つまりまとめるとこういうことだな?」
‣天は''祈る''ことでその対象を実現させる。
‣祈りが叶う源は天の溜め込む''不運''によるもの。
‣不運を消費することによって幸運を引き起こすことができる。
‣現実とかけ離れていればいるほど,消費する不運は多くなる。
‣不運がある程度溜まっていなければこの能力は発動しない。
蔵が綺麗になってから天の能力が発動しなくなったところや彼が人一倍不幸体質であることからこの結論に至った。
「まさかあんたが能力持ってるなんて思わなかったわ。」
整頓された蔵を覗き込みながら呟く霊夢。
それには一同も同感だろう。
「ま,悪いことではないんだしいいじゃないか?....って何だこりゃ。」
床に落ちていた一枚の紙切れを拾い上げる魔理沙。
その紙は随分と古いものに見えた。
「何?それ」
今度は魔理沙の拾った紙切れに注目が集まる。
__近い未来,幻想郷に影が落とされるだろう。
その紙切れにはその一言だけが記されていた。
「何よ...?これ....」
離れの蔵はしばらく掃除をしていないうえに誰も使っていなかったため,誰かが忍びこんでいたずらをした,ということも十分にあり得る。
「あんたの仕業じゃないわよね?」
真っ先にチルノを疑う霊夢。
「ち,違うぞ!あたいはそんなことしてない!!」
慌てて弁解をするチルノ。
「チルノじゃないと思うよ。...だって誰かがその蔵に入るの,少なくとも自分は見てないから」
「そうですよ,それにチルノちゃんはこんな難しい言葉,書けません!!」
天の証言はともかく,大妖精の言葉はフォローになっていないような気もする。
「...まぁいいわ。誰がやったかはともかく,何なのよこれ」
呆れたような目で紙切れを再度見返すと霊夢は軽くため息をついた。
「誰かのいたずらだったらそれでいいんだけどなー」
「ここに書かれていることが実現しないことを願うばかりだぜ。」
魔理沙の言葉はやけに辺りに響いた気がした。
[漢字]天[/漢字][ふりがな]あめ[/ふりがな]は弾幕に被弾しかけた。
しかしその弾幕は突如として姿を消した。
チルノや[漢字]大妖精[/漢字][ふりがな]だいようせい[/ふりがな]が消せるはずもない。
そう考えを巡らせる[漢字]魔理沙[/漢字][ふりがな]まりさ[/ふりがな]。
「なぁ,霊夢聞いてくれよ。何かよく分かんないことが起こったぜ」
チルノになおも説教を続ける[漢字]霊夢[/漢字][ふりがな]れいむ[/ふりがな]に魔理沙はそう言い呼びかける。
「はぁ?よく分かんないことって何よ?」
どうも霊夢は不機嫌らしい。
「天が弾幕を消したかもしれない。」
魔理沙のその言葉が場を沈黙に至らせた。
「...は?」
やっとのことで霊夢が出せた一言も一瞬にしてかき消された。
******
「天が弾幕を消したって,本当に?!」
チルノの説教は後回しにして天に詰め寄る霊夢。
「お,落ち着けって。その可能性があるかもってだけで__」
慌てて付けたす魔理沙。
「まったく,驚かせないでよね。」
「悪かったって」
今度はこの二人のいざこざが始まった。
(前にもこんなこと,あったような...)
以前,天が校内を歩いていると通り過ぎようとした掃除ロッカーの上から大きなバケツが落ちてきたことがある。
その時にも天はバケツが落ちてこないようにと''祈った''。
するとそのバケツはいきなり軌道を変え,天の真後ろへと落下した。
運が良かっただけだと思い,気にするようなことでもなかったと感じる出来事もこうなれば話は別だ。
「魔理沙の言ってること,間違ってないかもしれない。」
その瞬間二人の動きがピタッと止まった。
「え....マジで言ってんのか?」
先程思い出した出来事を話すと,半信半疑だった彼女たちもその説を本気にし始めた。
「だったら...そこの蔵が綺麗になりますように,とか願えばそれも実現するわけ?」
「お前,すぐそういうことに使おうとするな」
「ちょっと試してみるだけよ」
またもやいざこざが始まると思いきや,そうではなかったらしい。
「天,やってみたら?」
今まで黙っていた大妖精が口を開いた。
「うん,やってみる。」
そう言い,天は祈る。
''離れの蔵''が綺麗になりますように,と。
天がそうするや否や,霊夢と魔理沙は急ぎ足で離れへと向かう。
チルノや大妖精,天もそれに続いた。
霊夢がおもむろに扉を開ける。
「噓...」
蔵はついさっき掃除されたかのように整理整頓されていた。
******
「つまりまとめるとこういうことだな?」
‣天は''祈る''ことでその対象を実現させる。
‣祈りが叶う源は天の溜め込む''不運''によるもの。
‣不運を消費することによって幸運を引き起こすことができる。
‣現実とかけ離れていればいるほど,消費する不運は多くなる。
‣不運がある程度溜まっていなければこの能力は発動しない。
蔵が綺麗になってから天の能力が発動しなくなったところや彼が人一倍不幸体質であることからこの結論に至った。
「まさかあんたが能力持ってるなんて思わなかったわ。」
整頓された蔵を覗き込みながら呟く霊夢。
それには一同も同感だろう。
「ま,悪いことではないんだしいいじゃないか?....って何だこりゃ。」
床に落ちていた一枚の紙切れを拾い上げる魔理沙。
その紙は随分と古いものに見えた。
「何?それ」
今度は魔理沙の拾った紙切れに注目が集まる。
__近い未来,幻想郷に影が落とされるだろう。
その紙切れにはその一言だけが記されていた。
「何よ...?これ....」
離れの蔵はしばらく掃除をしていないうえに誰も使っていなかったため,誰かが忍びこんでいたずらをした,ということも十分にあり得る。
「あんたの仕業じゃないわよね?」
真っ先にチルノを疑う霊夢。
「ち,違うぞ!あたいはそんなことしてない!!」
慌てて弁解をするチルノ。
「チルノじゃないと思うよ。...だって誰かがその蔵に入るの,少なくとも自分は見てないから」
「そうですよ,それにチルノちゃんはこんな難しい言葉,書けません!!」
天の証言はともかく,大妖精の言葉はフォローになっていないような気もする。
「...まぁいいわ。誰がやったかはともかく,何なのよこれ」
呆れたような目で紙切れを再度見返すと霊夢は軽くため息をついた。
「誰かのいたずらだったらそれでいいんだけどなー」
「ここに書かれていることが実現しないことを願うばかりだぜ。」
魔理沙の言葉はやけに辺りに響いた気がした。