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[漢字]天[/漢字][ふりがな]あめ[/ふりがな]が幻想入りを果たしてから一ヶ月。
幻想郷での生活には慣れつつもあった。
博麗神社の掃除や家事,異変時の留守番や人里への買い出しなどにより[漢字]霊夢[/漢字][ふりがな]れいむ[/ふりがな]や[漢字]魔理沙[/漢字][ふりがな]まりさ[/ふりがな]以外の知り合いもできた。
とはいえ知らない場所や相手もまだまだたくさんいる。
「あ,あめ~!遊びにきたぞ~!!」
神社の参道を掃除していると小さな足音と共に二人の妖精が現れた。
一人は水色のショートヘアーに白色のギザギザ模様つきの青いワンピースを着ており,氷の羽と頭に大きめの青いリボンをつけている少女で名はチルノ。 彼女は魔理沙や霊夢の次に知り合い,こうしてたびたび博麗神社に遊びに来てくれている。
もう一人は緑髪を黄色いリボンで結んだサイドテールにこちらも青いワンピース。そしてオレンジ色の縁がある羽を背中に生やしている少女。 [漢字]大妖精[/漢字][ふりがな]だいようせい[/ふりがな]というらしい。チルノの大親友だそう。
「あれ,今日はあめ一人か?」
博麗神社を見渡し尋ねるチルノ。
「今は霊夢はいないぞ。人里に用があるって。」
******
「じゃあ今日はちょっと人里に行ってくるから天,留守番お願いね」
三十分ほど前。
いつもよりも早く起きていた霊夢はそう言って人里と向かった。
「はーい。」
天はそう返事をしてから静まり返った境内を見回し,ひと息すると掃除を始めた。
そして今に至る。
******
「今日は霊夢いないの?!だったらさ,大ちゃん,あれやろうよ!」
霊夢がいないと分かった瞬間チルノは目を輝かせた...ように思えた。
「あれ...って何だ?」
そんなことに気づかない天はチルノの言った''あれ''という言葉に興味を示す。
「あれっていうのは弾幕ごっこのこと!霊夢が天の前ではやるなーって言ってたからずっと見せられなかったんだよ」
弾幕ごっこ。この一ヶ月間で度々聞く言葉の一つだった。
聞いたことこそあるものの実際にどんなものなのかは知らなかった。
「でもチルノちゃん,霊夢が危ないからやっちゃだめだって__」
「だいじょーぶ!天に当たらないように気を付けるから!」
大妖精の忠告にもおかまいなしで魔法陣を広げるチルノ。
チルノの展開した魔法陣を見て目を輝かせる天。
説得しても無駄だと判断した大妖精。
「わかった。チルノちゃんがそこまで言うなら...でも天,危ないから少し離れててね?」
天がそれに頷き少し下がったのを見届けると大妖精も同じように魔法陣を展開し,色とりどりのエネルギーのようなものを繰り出す。これが弾幕と呼ばれているのは天も知っていた。
「すごい...」
同じ弾幕でも色や形が違ったりと,見ているだけでも楽しむことができた。
霊夢が天の前で行うことを禁止したのは天に当たると困るからだろう。
(霊夢がいない今だけ...)
彼女にどこか後ろめたさを感じながらも妖精の弾幕ごっこを見物する天。
「あめ,今からあたいのとっておきを見せてやるからな!」
「氷符『アイシクルフォール』!」
その言葉を合図に,チルノの弾幕は今までのものよりもひときわ大きい氷の欠片のような弾幕へと変化した。
「あたいの本気,見せてやる~!」
そう言ってチルノは氷の欠片を四方八方に飛ばす。
「あっ!!チルノちゃん,そんなに飛ばし過ぎたら...」
天に当たってしまう,と言いかけた頃には既に遅かった。
「え__」
飛ばされた氷の欠片のうちの数個が天に向かって飛んできていた。
避けようがないと判断した彼は咄嗟に腕で顔を庇いながら目をつぶった。
____
_______
_______________。
数秒経っても何も起こらないことに気づいた天は恐る恐るその目を開く。
「あめー!!!大丈夫か?!」
チルノと大妖精が駆けつけてくるのが見えるだけで先程の氷の弾幕はどこを見渡しても見当たらなかった。
まるで最初から存在していなかったかのように。
******
「だからだめだって言ったでしょ?!せめて私がいる時にしなさい!!」
霊夢は数秒後に魔理沙と共に帰ってきた。
大妖精から起こったことを全て聞いた霊夢。
当然,チルノは彼女にこっぴどく𠮟られていた。
「それにしても天が無傷っていうのは驚いたぜ。チルノの弾幕はお前の方に飛んできたんだよな。」
怒る霊夢を横目に魔理沙は天にそう問いかける。
「うん。確かに飛んできた。それはチルノも大妖精も気付いてたし。」
「その時に何かしたのか?」
どうやら魔理沙は消えた弾幕の方に興味があるようだ。
「特に何もしてない,けど...強いて言えば__
飛んできた弾幕が消えるように''祈った'',かな。」
幻想郷での生活には慣れつつもあった。
博麗神社の掃除や家事,異変時の留守番や人里への買い出しなどにより[漢字]霊夢[/漢字][ふりがな]れいむ[/ふりがな]や[漢字]魔理沙[/漢字][ふりがな]まりさ[/ふりがな]以外の知り合いもできた。
とはいえ知らない場所や相手もまだまだたくさんいる。
「あ,あめ~!遊びにきたぞ~!!」
神社の参道を掃除していると小さな足音と共に二人の妖精が現れた。
一人は水色のショートヘアーに白色のギザギザ模様つきの青いワンピースを着ており,氷の羽と頭に大きめの青いリボンをつけている少女で名はチルノ。 彼女は魔理沙や霊夢の次に知り合い,こうしてたびたび博麗神社に遊びに来てくれている。
もう一人は緑髪を黄色いリボンで結んだサイドテールにこちらも青いワンピース。そしてオレンジ色の縁がある羽を背中に生やしている少女。 [漢字]大妖精[/漢字][ふりがな]だいようせい[/ふりがな]というらしい。チルノの大親友だそう。
「あれ,今日はあめ一人か?」
博麗神社を見渡し尋ねるチルノ。
「今は霊夢はいないぞ。人里に用があるって。」
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「じゃあ今日はちょっと人里に行ってくるから天,留守番お願いね」
三十分ほど前。
いつもよりも早く起きていた霊夢はそう言って人里と向かった。
「はーい。」
天はそう返事をしてから静まり返った境内を見回し,ひと息すると掃除を始めた。
そして今に至る。
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「今日は霊夢いないの?!だったらさ,大ちゃん,あれやろうよ!」
霊夢がいないと分かった瞬間チルノは目を輝かせた...ように思えた。
「あれ...って何だ?」
そんなことに気づかない天はチルノの言った''あれ''という言葉に興味を示す。
「あれっていうのは弾幕ごっこのこと!霊夢が天の前ではやるなーって言ってたからずっと見せられなかったんだよ」
弾幕ごっこ。この一ヶ月間で度々聞く言葉の一つだった。
聞いたことこそあるものの実際にどんなものなのかは知らなかった。
「でもチルノちゃん,霊夢が危ないからやっちゃだめだって__」
「だいじょーぶ!天に当たらないように気を付けるから!」
大妖精の忠告にもおかまいなしで魔法陣を広げるチルノ。
チルノの展開した魔法陣を見て目を輝かせる天。
説得しても無駄だと判断した大妖精。
「わかった。チルノちゃんがそこまで言うなら...でも天,危ないから少し離れててね?」
天がそれに頷き少し下がったのを見届けると大妖精も同じように魔法陣を展開し,色とりどりのエネルギーのようなものを繰り出す。これが弾幕と呼ばれているのは天も知っていた。
「すごい...」
同じ弾幕でも色や形が違ったりと,見ているだけでも楽しむことができた。
霊夢が天の前で行うことを禁止したのは天に当たると困るからだろう。
(霊夢がいない今だけ...)
彼女にどこか後ろめたさを感じながらも妖精の弾幕ごっこを見物する天。
「あめ,今からあたいのとっておきを見せてやるからな!」
「氷符『アイシクルフォール』!」
その言葉を合図に,チルノの弾幕は今までのものよりもひときわ大きい氷の欠片のような弾幕へと変化した。
「あたいの本気,見せてやる~!」
そう言ってチルノは氷の欠片を四方八方に飛ばす。
「あっ!!チルノちゃん,そんなに飛ばし過ぎたら...」
天に当たってしまう,と言いかけた頃には既に遅かった。
「え__」
飛ばされた氷の欠片のうちの数個が天に向かって飛んできていた。
避けようがないと判断した彼は咄嗟に腕で顔を庇いながら目をつぶった。
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数秒経っても何も起こらないことに気づいた天は恐る恐るその目を開く。
「あめー!!!大丈夫か?!」
チルノと大妖精が駆けつけてくるのが見えるだけで先程の氷の弾幕はどこを見渡しても見当たらなかった。
まるで最初から存在していなかったかのように。
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「だからだめだって言ったでしょ?!せめて私がいる時にしなさい!!」
霊夢は数秒後に魔理沙と共に帰ってきた。
大妖精から起こったことを全て聞いた霊夢。
当然,チルノは彼女にこっぴどく𠮟られていた。
「それにしても天が無傷っていうのは驚いたぜ。チルノの弾幕はお前の方に飛んできたんだよな。」
怒る霊夢を横目に魔理沙は天にそう問いかける。
「うん。確かに飛んできた。それはチルノも大妖精も気付いてたし。」
「その時に何かしたのか?」
どうやら魔理沙は消えた弾幕の方に興味があるようだ。
「特に何もしてない,けど...強いて言えば__
飛んできた弾幕が消えるように''祈った'',かな。」