「レン、どうしてここに?」
アタシは振り返った。そこには―
「···ミク」
アタシが殺す気でいると言った所から聞いていたとすると、浮気の話は聞いてないはず···
「なぁ、誰を殺すんだ、可不」
「さぁ?ミクには関係ないでしょ?」
「可不ちゃん···」
「おい、可不···最近おかしいよ。どうした?悩みでもあるのか?」
「···ミクのせいだ」
ミクの体が震えた。
「··ッハハ!まだ誤魔化すんだぁ?もう意味ないのにねぇ···!ミク、アタシたち、死ぬまで進行形だよ?」
「可不···」
「可不ちゃん、もういいだろ?[小文字]僕がなんとかするよ。[/小文字]」
レンさんは、短くささやくと、ゆっくりと立ち上がった。
「お邪魔しました」
「え、レンさん···」
いきなり帰るだなんて、想定外だった。内通している?そんなことない。
だって、レンさんだから···
気づけば夕方。とはいえこの時期は日が落ちるのが早いから、もはや夜だけど。
「可不、今から何か食べに行かない?」
「え?いいの?それなら···いつものあのラーメンがいい!奢ってよね!」
都合がいい。歩いている最中にいきなりリンのことを持ち掛ければ···きっと。
「ほんと、可不はラーメン好きだな。あんま食べると太るぞ」
「別にいいもんねーっと!」
まずは軽く世間話。ミクを少し油断させる。
「可不さ、最近変。俺も怖くて仕方ないよ。何かあったら言ってよな?」
今しかない!
「···ねぇ、ミク。リンって女とどういう関係なの?」
「なっ···」
ラーメン屋さんまであと少しという所で、ミクの動きが止まった。
「ミク?疲れちゃった?もうちょっとだよ?ミークー!」
核心をつけたんじゃない?それでいい。あとはミクがどういう反応をするか、だけど。
「リン?あぁ、レンの妹だっけ?あんまり見かけないけど、どうした?」
ミクは笑って言った。
白々しい。まだ隠すんだ。諦めろよ!白状しろよ!アタシだって、アタシだって···!
[小文字]「···にたい」[/小文字]
「え?可不、今···!」
「え?なんでもないよ!教えてくれてありがとう。さ、行くよ」
[大文字]『死にたい』[/大文字]
死んで、全部忘れてしまいたい。もうどうにでもなれ。
アタシなんて、ミクからしたら別にいらないんだろうし。アタシだって、ミクなんてどうでもいい。
だから、もういいんだ。袖を捲り、左手首を見る。傷まみれで、少し血で汚れていて。そう―リストカットだ。あの時のことを彷彿とさせる、深い傷。
もういいよ、いいんだよ。ミクは自由になって。アタシを殺したら、ミクは余計、苦しくなっちゃうから。
いつになったら、終わるかな。ねぇ、ミク。
デイバイデイ篇end
アタシは振り返った。そこには―
「···ミク」
アタシが殺す気でいると言った所から聞いていたとすると、浮気の話は聞いてないはず···
「なぁ、誰を殺すんだ、可不」
「さぁ?ミクには関係ないでしょ?」
「可不ちゃん···」
「おい、可不···最近おかしいよ。どうした?悩みでもあるのか?」
「···ミクのせいだ」
ミクの体が震えた。
「··ッハハ!まだ誤魔化すんだぁ?もう意味ないのにねぇ···!ミク、アタシたち、死ぬまで進行形だよ?」
「可不···」
「可不ちゃん、もういいだろ?[小文字]僕がなんとかするよ。[/小文字]」
レンさんは、短くささやくと、ゆっくりと立ち上がった。
「お邪魔しました」
「え、レンさん···」
いきなり帰るだなんて、想定外だった。内通している?そんなことない。
だって、レンさんだから···
気づけば夕方。とはいえこの時期は日が落ちるのが早いから、もはや夜だけど。
「可不、今から何か食べに行かない?」
「え?いいの?それなら···いつものあのラーメンがいい!奢ってよね!」
都合がいい。歩いている最中にいきなりリンのことを持ち掛ければ···きっと。
「ほんと、可不はラーメン好きだな。あんま食べると太るぞ」
「別にいいもんねーっと!」
まずは軽く世間話。ミクを少し油断させる。
「可不さ、最近変。俺も怖くて仕方ないよ。何かあったら言ってよな?」
今しかない!
「···ねぇ、ミク。リンって女とどういう関係なの?」
「なっ···」
ラーメン屋さんまであと少しという所で、ミクの動きが止まった。
「ミク?疲れちゃった?もうちょっとだよ?ミークー!」
核心をつけたんじゃない?それでいい。あとはミクがどういう反応をするか、だけど。
「リン?あぁ、レンの妹だっけ?あんまり見かけないけど、どうした?」
ミクは笑って言った。
白々しい。まだ隠すんだ。諦めろよ!白状しろよ!アタシだって、アタシだって···!
[小文字]「···にたい」[/小文字]
「え?可不、今···!」
「え?なんでもないよ!教えてくれてありがとう。さ、行くよ」
[大文字]『死にたい』[/大文字]
死んで、全部忘れてしまいたい。もうどうにでもなれ。
アタシなんて、ミクからしたら別にいらないんだろうし。アタシだって、ミクなんてどうでもいい。
だから、もういいんだ。袖を捲り、左手首を見る。傷まみれで、少し血で汚れていて。そう―リストカットだ。あの時のことを彷彿とさせる、深い傷。
もういいよ、いいんだよ。ミクは自由になって。アタシを殺したら、ミクは余計、苦しくなっちゃうから。
いつになったら、終わるかな。ねぇ、ミク。
デイバイデイ篇end