「もしもーし。フフッ」
『え?可不ちゃん?いきなりどうしたの?』
寝起きなのだろうか、いつもと声が違う。アタシが電話を掛けた人物、そう。
「···レンさん、ちょっとばかりお時間を」
そう、リンの兄―レンさんだ。
レンさんはアタシとリンの一個年上で大学二年生。ミクと同じ大学のサークルで活動している。
「聞きたいことがあるんです。今日、サークルの集まり、あるんですか?」
『え?ないけど?』
「ふーん···じゃあ、リンがどこへ行ったか知ってますか?アタシは知ってるんですけど」
『さぁ?遊びに行ったんじゃないの?可愛い服着てたし。可不ちゃんはなんで知ってるの?』
「全く、ロリコンですね···まぁ、レンさんが落ち込みそうなので、言わないです」
『落ち込む?僕が?リンに何かあったの?』
「いえ···[大文字]アタシに何かあったんです[/大文字]」
レンさんが息を呑むのが分かる。
『それ···どういう意味?可不ちゃんに何かあって、僕が落ち込むこと···それって···まさか、ね』
『「浮気」』
声が重なる。アタシはニヤリとした。
『ミク先輩、リンと浮気したってこと?どうして?』
「それはさておき。今、二人の会話を盗聴しているんですよ。聴きます?」
『いや···今から家行ってもいい?詳しい話を聞きたい』
「ええ、もちろん。二人は夕方まで浮気デートなので」
レンさんのため息が聞こえる。
『わざわざありがとう。そして、ごめん。すぐ行くから待ってて』
レンさんはそう言うと、通話を切った。
『え?可不ちゃん?いきなりどうしたの?』
寝起きなのだろうか、いつもと声が違う。アタシが電話を掛けた人物、そう。
「···レンさん、ちょっとばかりお時間を」
そう、リンの兄―レンさんだ。
レンさんはアタシとリンの一個年上で大学二年生。ミクと同じ大学のサークルで活動している。
「聞きたいことがあるんです。今日、サークルの集まり、あるんですか?」
『え?ないけど?』
「ふーん···じゃあ、リンがどこへ行ったか知ってますか?アタシは知ってるんですけど」
『さぁ?遊びに行ったんじゃないの?可愛い服着てたし。可不ちゃんはなんで知ってるの?』
「全く、ロリコンですね···まぁ、レンさんが落ち込みそうなので、言わないです」
『落ち込む?僕が?リンに何かあったの?』
「いえ···[大文字]アタシに何かあったんです[/大文字]」
レンさんが息を呑むのが分かる。
『それ···どういう意味?可不ちゃんに何かあって、僕が落ち込むこと···それって···まさか、ね』
『「浮気」』
声が重なる。アタシはニヤリとした。
『ミク先輩、リンと浮気したってこと?どうして?』
「それはさておき。今、二人の会話を盗聴しているんですよ。聴きます?」
『いや···今から家行ってもいい?詳しい話を聞きたい』
「ええ、もちろん。二人は夕方まで浮気デートなので」
レンさんのため息が聞こえる。
『わざわざありがとう。そして、ごめん。すぐ行くから待ってて』
レンさんはそう言うと、通話を切った。