「如月湊さん入られまーす」
スタジオには、美男美女がたくさん。さすが有名人は違うなぁ。
「[漢字]鬼頭[/漢字][ふりがな]きとう[/ふりがな][漢字]優河[/漢字][ふりがな]ゆうが[/ふりがな]役、如月湊です。よろしくお願いします」
今回の作品は恋愛もの。俺は主人公の恋を支える友人を演じる。
「久しいな、如月少年」
「···監督」
[漢字]本木[/漢字][ふりがな]もとき[/ふりがな][漢字]朱里[/漢字][ふりがな]じゅり[/ふりがな]監督。俺の10歳離れた兄貴で、結婚している。若いながらも、たくさんの作品を作っている、すごい監督だ。
「監督なんてやめろよな、一応兄弟だろ?」
「監督は監督ですから。それより、また俺を使っていただけて光栄です」
監督は照れくさそうにしていた。
「脚本ならまだまだあるからな。後々お前を主役にしてやってもいいぞ?」
主役···!俺は監督の服の袖を掴んだ。
「ありがとう、兄貴。早くしてくれよ?主役、狙ってるんだから」
「おいおい、そんなになりたかったのか?だったらオファー片付けてこい。実は次の作品もお前を出そうと考えていてだな。何人かオファーしているんだよ。ただ、主役は厳しいかもな。サッカーの話でな···」
「監督!早く撮影しましょうよー!」
監督は主演の女優さんに引っ張られてしまった。
「シーン1、よーいアクション!」
撮影が始まった。俺の出番はシーン12から。しばらく撮影はない。それにしても、この台本を読む限り、監督は何を狙っているのか分からない。
一瞬、監督がこちらを振り返った。
『お前が主役になれ』
口パクだったけれど、確かにそう言っていた。
スタジオには、美男美女がたくさん。さすが有名人は違うなぁ。
「[漢字]鬼頭[/漢字][ふりがな]きとう[/ふりがな][漢字]優河[/漢字][ふりがな]ゆうが[/ふりがな]役、如月湊です。よろしくお願いします」
今回の作品は恋愛もの。俺は主人公の恋を支える友人を演じる。
「久しいな、如月少年」
「···監督」
[漢字]本木[/漢字][ふりがな]もとき[/ふりがな][漢字]朱里[/漢字][ふりがな]じゅり[/ふりがな]監督。俺の10歳離れた兄貴で、結婚している。若いながらも、たくさんの作品を作っている、すごい監督だ。
「監督なんてやめろよな、一応兄弟だろ?」
「監督は監督ですから。それより、また俺を使っていただけて光栄です」
監督は照れくさそうにしていた。
「脚本ならまだまだあるからな。後々お前を主役にしてやってもいいぞ?」
主役···!俺は監督の服の袖を掴んだ。
「ありがとう、兄貴。早くしてくれよ?主役、狙ってるんだから」
「おいおい、そんなになりたかったのか?だったらオファー片付けてこい。実は次の作品もお前を出そうと考えていてだな。何人かオファーしているんだよ。ただ、主役は厳しいかもな。サッカーの話でな···」
「監督!早く撮影しましょうよー!」
監督は主演の女優さんに引っ張られてしまった。
「シーン1、よーいアクション!」
撮影が始まった。俺の出番はシーン12から。しばらく撮影はない。それにしても、この台本を読む限り、監督は何を狙っているのか分からない。
一瞬、監督がこちらを振り返った。
『お前が主役になれ』
口パクだったけれど、確かにそう言っていた。