閲覧前に必ずご確認ください
ホラー要素やグロい描写が出てきます。
御注意下さい。
朝は気味が悪いほど静かだ。
部屋に響くのは柱時計の時報だけ。
小鳥の囀りも、木漏れ日もない、静かな部屋。
硬いソファ。
そこで僕は、一日の始まりを実感する。
灯「んんっ...ふわぁ〜...」
ちょっと伸びをして、欠伸をする。
少し潤んだ視界。
入ったのは沢山の監視カメラモニター。
廊下、玄関、渡り廊下、各部屋。
色んな場所、場面が、ここで一斉に見れる。
最も、セキュリティに自信はあるので特にその意味を成していないが。
うん、今日も異常なし。
一つ一つのモニターの画面を確認して、
チェックを入れる。
すると、自動監視システムに切り替わる。
[漢字]夜から朝まで[/漢字][ふりがな]脱走の可能性の高い時間[/ふりがな]は[漢字]僕[/漢字][ふりがな]人間[/ふりがな]が見張って、
[漢字]日中[/漢字][ふりがな]脱走の可能性が低い時間[/ふりがな]は、全てAIに任せることにしている。
だから、僕はほぼ毎日寝不足だ。
チラリ、と、デスクで眠ってしまっている、愛娘に目をやる。
流石に他職員に残業まがいなことを押し付けるわけにはいかないので、
何時も一人で大丈夫だと言うのだが...
カガミ「あれ、もう起きたんだな」
灯「嗚呼...カガミ...また代わりに起きててくれてたんだ...」
春樹「僕も起きてましたよ〜」
灯「春樹...ありがとう...」
こんな風に、いつの間にか他職員が眠ってしまった僕の代わりに監視をしてくれる。
監視をしてくれる職員はまちまちで、
それぞれの気分で来てくれているようなのだが...
一度も、誰も来なかった日がないので、チームワークとは、こういう事を言うのだろうか、と
つくづく思う。
単なる偶然なのか、裏合わせしている必然なのか...
僕には、知る由もない。
灯「今日は「のあ」と「カガミ」と「春樹」だけ?」
カガミ「あ〜、一応「空」もいたよ」
春樹「今はもういないけどね〜」
灯「...まーた「柳」くんの所か...」
カガミ「まぁね...」
春樹「何ていうんだろう、もう最早依存だよね」
灯「しょうがないね〜...何がしょうがないのかわからないけど」
男性職員で談笑(?)をしていると、視界の隅で、何かがもぞもぞと動くのが見えた、
のあ「んん...ぅ...あれ、ぱぱ...みんな、?」
灯「のあ、おはよう」
皆より少し遅めに起きるのは、幼少の頃から変わらない、「寝坊助」さんだからなのだろう。
のあ「ん...おはよぅ...」
うん、全然頭起きてないな。あと気になるのが...
灯「...のあ...」
灯「肩紐直しなさい...」
のあ「んぇ...?」
寝相のせいか、娘の服は、若干はだけていた。
全く...少しも目が離せないんだから...
少々手のかかる面倒な子、も、幼少の頃から変わっていない。
灯「もう少し気を遣いなさい...」
のあ「はーい...」
すぐに乱れた服装を直すのあ。
素直なのは良いんだけどな〜...
パチン、と区切りをつけるように、手を打つ。
灯「...さて、全員揃ったらカンファレンスを始めるよ。各々部屋で準備を整えてくること。
開始時間は...5時から。」
皆、一斉に頷き、捌ける。
こういうところはきちんとしている医師たちなので、ありがたい。
何時までもゆるゆるモードで、友達感覚仲良し小好しされても困るのだ。
何故なら...
プルルルルルッ(ナースコール)
プルルルルルッ
ガチャッ
灯「はーい、諳海先生だよ。どうかしたの?」
ここは、一般人とはかけ離れた姿形の患者を診る、
【奇病患者監視病院】なのだから。
[水平線]
ここで、一区切りつきますが、まだまだ書けそうなので引き続き書かせていただきます。
読みにくい構造となっており、読者様にはご迷惑をお掛けしますが、
何卒よろしくお願いします🙇♀️
参加者様のキャラクター様は、できる限り解釈違い、口調違いが起こらないように
最善の注意を払っているつもりですが、
もし、お気づきの点が御座いましたら、
御手数ですがコメント欄までよろしくお願いします。🙏💦
それでは、引き続き、奇病患者監視病院の世界をお楽しみ下さい。💁♀️〜o○
[水平線]
カルテNo.0002【401号室。】
医師を何名か引き連れて、長い廊下を走る。
マスターキーで患者の部屋を開ける。
部屋番号は、401号室。
《海月病》の《藍原 海月》ちゃんだ。
ゴム手袋をし、ベッドサイドに駆け寄る。
灯「はーい、海月ちゃん、分かる〜?医師の、諳海先生だよ〜」
とんとん、と軽く肩を叩き、呼びかける。しかし、痛みが激しいのか、
死戦期呼吸を繰り返すばかり。
灯「あらら〜、点滴抜けちゃったのか〜」
見ると、右手の点滴針が抜けてベッドに転がっている。
緩和剤の点滴が抜けたせいで、抑えられていた痛みが出てきたのか。なるほど納得。
と、現場を冷静に解析するのはここまでにして、作業に入る。
灯「じゃあ点滴打ち直すから、ちょっと手触るよ〜」
一応本人に状況を教えて、治療を行う。
医師の鉄則だ。
スルリ、と包帯で巻かれている右手を解き、その状態を顕にする。
灯「あちゃー、ちょっと発作出てるね〜...」
包帯で隠れていてわからなかったが、微妙に右手の手首が溶けている。
灯「じゃあカガミ先生は水槽を。春樹先生は緩和剤の換えを用意して下さい」
カガミ「はい」
春樹「分かりました」
二人が、走り去る音が聞こえる。
さて、僕は僕のできることをしなければ。
灯「じゃあね、海月ちゃん、ちょっと姿勢楽にするよ〜」
少し顎をあげさせ、気道を確保する。
心電図モニターを確認する。
うん、脈拍、血圧は安定してるね。
少しだけ溶けてしまっている肌に触れる。
ん〜、ちょっと進行してるな〜...
あまり長く触っていると痛みが走るし、そもそも患者がよく思わないので、
さっと手を離す。
そして...
灯「君が気付いてなかったら海月ちゃんは危なかったよ。ありがとう。「緋彩」くん」
部屋の隅の方で固まっている緋彩くんに声を掛ける。
緋彩くんは海月ちゃんの隣の病室の402号室の子で、確か仲が良かったはずだ。
まぁ、そもそも彼女に近い存在でないともう見えないステージまで進行しているので、
仲が良ければ気づくことは早々ないという所からの憶測でしかないが。
緋彩「え...っと...くらげ、ちゃんの、くる、しそう、な、声...聞こえ、ました、から...」
おどおどと話す緋彩くんだが、昔のように怯えているようには見えない。
少しは大人との会話に慣れてくれたのかな?
灯「うん、それで良いんだよ。ありがとう」
お礼を言えば、少し嬉しそうに微笑む緋彩くん。
う〜ん可愛い((((
うちの病院の患者全員可愛いんだよなぁ〜愛着湧く(((
(⇡患者を自分の子供のように思っている人)
灯「っと、早かったですね、カガミ先生」
カガミ「そりゃ、患者の命が掛かってるし」
ドン、と、大きな水槽を床に置くカガミ先生。
薬品濃度も完璧。相変わらずの出来だ。
灯「前世数学教師だったりした?」
カガミ「こんなん覚えたら誰でも出来る。そんな事いいから早く海月ちゃん入れるぞ」
いつの間にかゴム手袋をはめている。
う〜む真面目(((
灯「じゃ、1、2、3で持ち上げますよ。1、2、3!」
僕はベッドシーツの頭の方を持って、カガミ先生は足の方を持ち上げる。
そのまま、シーツごと海月ちゃんをゆっくり水の中に沈める。
海月「はぁっ、はぁ...っ...はぁ...っ」
水の中に入れば多少は痛みが和らぐと聞いたが、やはり痛いものは痛いらしく、
呼吸が安定しない。
と、ベストタイミングで緩和剤を手にした春樹先生登場。
春樹「緩和剤、換え持ってきましたよ」
灯「ありがとう」
ちょこっと会釈をして、緩和剤を受けとる。
状態を確認すると、溶けていた皮膚は、固まりかかっていた。
陸に上げても、あとは自然に固まるレベルだ。
カガミ先生に目配せをし、水に手を突っ込み、合図を掛ける。
灯「1、2、3!」
ザバッと勢いよく持ち上げる。
水面が揺れ、波ができる。
流石にビショビショの状態でベッドに戻すわけにはいかないので、
床の上に吸水シートを敷いて、その上に寝かせる。
灯「じゃあちょっとチクッとするよ〜」
声をかけて、穿刺する。
海月「ぅ...」
針が長く、太いので、痛いのだろう。海月ちゃんが身動ぐ。
灯「ごめんね〜、あとちょっとだから〜...」
ゆっくりと針を進め、血管の中に通していく。
最後まで針が入ったので、針を抜いて、管のみを血管の中に残す。
灯「...よし、点滴オッケー。」
うまいこと投薬が開始されたのを確認して、肩の力を抜く。
さて...
灯「じゃあ...あとはのあ、よろしく...」
のあ「えっ、えっ、のあ?」
後ろで見物していた娘に声を掛ける。
灯「いくらなんでも女の子の体拭いてあげるわけには行かないでしょ...」
そう言うと、のあはぽんと手をたたき、「あ〜!」という。
のあ「そういう事?てっきりのあ何も出来なかったから後片付け丸投げされたのかな〜って...」
灯「そんな分け無いでしょ、見学も大切な勉強だよ」
水槽や、散った水をある程度拭き、その場を去る。
灯「...よし、それじゃあ次の異常者が出る前に、カンファレンスちゃっちゃと終わらせようか」
カガミ「そうだな」
春樹「僕空呼んでくる〜」
僕とカガミは先に本部へ。
春樹は[漢字]空[/漢字][ふりがな]問題児[/ふりがな]を呼びに。
のあは海月ちゃんの処置が終わったらすぐに来るようにインカムで伝えた。
こうして、忙しい朝が始まる。
今日も、時計が動き出す。
灯「っふ...[小文字]なんともない日常、な、はずなのにな...(笑)[/小文字]」
カガミ「...?」
手首に浮き出た痣には、気付かないふりをすることにした。
部屋に響くのは柱時計の時報だけ。
小鳥の囀りも、木漏れ日もない、静かな部屋。
硬いソファ。
そこで僕は、一日の始まりを実感する。
灯「んんっ...ふわぁ〜...」
ちょっと伸びをして、欠伸をする。
少し潤んだ視界。
入ったのは沢山の監視カメラモニター。
廊下、玄関、渡り廊下、各部屋。
色んな場所、場面が、ここで一斉に見れる。
最も、セキュリティに自信はあるので特にその意味を成していないが。
うん、今日も異常なし。
一つ一つのモニターの画面を確認して、
チェックを入れる。
すると、自動監視システムに切り替わる。
[漢字]夜から朝まで[/漢字][ふりがな]脱走の可能性の高い時間[/ふりがな]は[漢字]僕[/漢字][ふりがな]人間[/ふりがな]が見張って、
[漢字]日中[/漢字][ふりがな]脱走の可能性が低い時間[/ふりがな]は、全てAIに任せることにしている。
だから、僕はほぼ毎日寝不足だ。
チラリ、と、デスクで眠ってしまっている、愛娘に目をやる。
流石に他職員に残業まがいなことを押し付けるわけにはいかないので、
何時も一人で大丈夫だと言うのだが...
カガミ「あれ、もう起きたんだな」
灯「嗚呼...カガミ...また代わりに起きててくれてたんだ...」
春樹「僕も起きてましたよ〜」
灯「春樹...ありがとう...」
こんな風に、いつの間にか他職員が眠ってしまった僕の代わりに監視をしてくれる。
監視をしてくれる職員はまちまちで、
それぞれの気分で来てくれているようなのだが...
一度も、誰も来なかった日がないので、チームワークとは、こういう事を言うのだろうか、と
つくづく思う。
単なる偶然なのか、裏合わせしている必然なのか...
僕には、知る由もない。
灯「今日は「のあ」と「カガミ」と「春樹」だけ?」
カガミ「あ〜、一応「空」もいたよ」
春樹「今はもういないけどね〜」
灯「...まーた「柳」くんの所か...」
カガミ「まぁね...」
春樹「何ていうんだろう、もう最早依存だよね」
灯「しょうがないね〜...何がしょうがないのかわからないけど」
男性職員で談笑(?)をしていると、視界の隅で、何かがもぞもぞと動くのが見えた、
のあ「んん...ぅ...あれ、ぱぱ...みんな、?」
灯「のあ、おはよう」
皆より少し遅めに起きるのは、幼少の頃から変わらない、「寝坊助」さんだからなのだろう。
のあ「ん...おはよぅ...」
うん、全然頭起きてないな。あと気になるのが...
灯「...のあ...」
灯「肩紐直しなさい...」
のあ「んぇ...?」
寝相のせいか、娘の服は、若干はだけていた。
全く...少しも目が離せないんだから...
少々手のかかる面倒な子、も、幼少の頃から変わっていない。
灯「もう少し気を遣いなさい...」
のあ「はーい...」
すぐに乱れた服装を直すのあ。
素直なのは良いんだけどな〜...
パチン、と区切りをつけるように、手を打つ。
灯「...さて、全員揃ったらカンファレンスを始めるよ。各々部屋で準備を整えてくること。
開始時間は...5時から。」
皆、一斉に頷き、捌ける。
こういうところはきちんとしている医師たちなので、ありがたい。
何時までもゆるゆるモードで、友達感覚仲良し小好しされても困るのだ。
何故なら...
プルルルルルッ(ナースコール)
プルルルルルッ
ガチャッ
灯「はーい、諳海先生だよ。どうかしたの?」
ここは、一般人とはかけ離れた姿形の患者を診る、
【奇病患者監視病院】なのだから。
[水平線]
ここで、一区切りつきますが、まだまだ書けそうなので引き続き書かせていただきます。
読みにくい構造となっており、読者様にはご迷惑をお掛けしますが、
何卒よろしくお願いします🙇♀️
参加者様のキャラクター様は、できる限り解釈違い、口調違いが起こらないように
最善の注意を払っているつもりですが、
もし、お気づきの点が御座いましたら、
御手数ですがコメント欄までよろしくお願いします。🙏💦
それでは、引き続き、奇病患者監視病院の世界をお楽しみ下さい。💁♀️〜o○
[水平線]
カルテNo.0002【401号室。】
医師を何名か引き連れて、長い廊下を走る。
マスターキーで患者の部屋を開ける。
部屋番号は、401号室。
《海月病》の《藍原 海月》ちゃんだ。
ゴム手袋をし、ベッドサイドに駆け寄る。
灯「はーい、海月ちゃん、分かる〜?医師の、諳海先生だよ〜」
とんとん、と軽く肩を叩き、呼びかける。しかし、痛みが激しいのか、
死戦期呼吸を繰り返すばかり。
灯「あらら〜、点滴抜けちゃったのか〜」
見ると、右手の点滴針が抜けてベッドに転がっている。
緩和剤の点滴が抜けたせいで、抑えられていた痛みが出てきたのか。なるほど納得。
と、現場を冷静に解析するのはここまでにして、作業に入る。
灯「じゃあ点滴打ち直すから、ちょっと手触るよ〜」
一応本人に状況を教えて、治療を行う。
医師の鉄則だ。
スルリ、と包帯で巻かれている右手を解き、その状態を顕にする。
灯「あちゃー、ちょっと発作出てるね〜...」
包帯で隠れていてわからなかったが、微妙に右手の手首が溶けている。
灯「じゃあカガミ先生は水槽を。春樹先生は緩和剤の換えを用意して下さい」
カガミ「はい」
春樹「分かりました」
二人が、走り去る音が聞こえる。
さて、僕は僕のできることをしなければ。
灯「じゃあね、海月ちゃん、ちょっと姿勢楽にするよ〜」
少し顎をあげさせ、気道を確保する。
心電図モニターを確認する。
うん、脈拍、血圧は安定してるね。
少しだけ溶けてしまっている肌に触れる。
ん〜、ちょっと進行してるな〜...
あまり長く触っていると痛みが走るし、そもそも患者がよく思わないので、
さっと手を離す。
そして...
灯「君が気付いてなかったら海月ちゃんは危なかったよ。ありがとう。「緋彩」くん」
部屋の隅の方で固まっている緋彩くんに声を掛ける。
緋彩くんは海月ちゃんの隣の病室の402号室の子で、確か仲が良かったはずだ。
まぁ、そもそも彼女に近い存在でないともう見えないステージまで進行しているので、
仲が良ければ気づくことは早々ないという所からの憶測でしかないが。
緋彩「え...っと...くらげ、ちゃんの、くる、しそう、な、声...聞こえ、ました、から...」
おどおどと話す緋彩くんだが、昔のように怯えているようには見えない。
少しは大人との会話に慣れてくれたのかな?
灯「うん、それで良いんだよ。ありがとう」
お礼を言えば、少し嬉しそうに微笑む緋彩くん。
う〜ん可愛い((((
うちの病院の患者全員可愛いんだよなぁ〜愛着湧く(((
(⇡患者を自分の子供のように思っている人)
灯「っと、早かったですね、カガミ先生」
カガミ「そりゃ、患者の命が掛かってるし」
ドン、と、大きな水槽を床に置くカガミ先生。
薬品濃度も完璧。相変わらずの出来だ。
灯「前世数学教師だったりした?」
カガミ「こんなん覚えたら誰でも出来る。そんな事いいから早く海月ちゃん入れるぞ」
いつの間にかゴム手袋をはめている。
う〜む真面目(((
灯「じゃ、1、2、3で持ち上げますよ。1、2、3!」
僕はベッドシーツの頭の方を持って、カガミ先生は足の方を持ち上げる。
そのまま、シーツごと海月ちゃんをゆっくり水の中に沈める。
海月「はぁっ、はぁ...っ...はぁ...っ」
水の中に入れば多少は痛みが和らぐと聞いたが、やはり痛いものは痛いらしく、
呼吸が安定しない。
と、ベストタイミングで緩和剤を手にした春樹先生登場。
春樹「緩和剤、換え持ってきましたよ」
灯「ありがとう」
ちょこっと会釈をして、緩和剤を受けとる。
状態を確認すると、溶けていた皮膚は、固まりかかっていた。
陸に上げても、あとは自然に固まるレベルだ。
カガミ先生に目配せをし、水に手を突っ込み、合図を掛ける。
灯「1、2、3!」
ザバッと勢いよく持ち上げる。
水面が揺れ、波ができる。
流石にビショビショの状態でベッドに戻すわけにはいかないので、
床の上に吸水シートを敷いて、その上に寝かせる。
灯「じゃあちょっとチクッとするよ〜」
声をかけて、穿刺する。
海月「ぅ...」
針が長く、太いので、痛いのだろう。海月ちゃんが身動ぐ。
灯「ごめんね〜、あとちょっとだから〜...」
ゆっくりと針を進め、血管の中に通していく。
最後まで針が入ったので、針を抜いて、管のみを血管の中に残す。
灯「...よし、点滴オッケー。」
うまいこと投薬が開始されたのを確認して、肩の力を抜く。
さて...
灯「じゃあ...あとはのあ、よろしく...」
のあ「えっ、えっ、のあ?」
後ろで見物していた娘に声を掛ける。
灯「いくらなんでも女の子の体拭いてあげるわけには行かないでしょ...」
そう言うと、のあはぽんと手をたたき、「あ〜!」という。
のあ「そういう事?てっきりのあ何も出来なかったから後片付け丸投げされたのかな〜って...」
灯「そんな分け無いでしょ、見学も大切な勉強だよ」
水槽や、散った水をある程度拭き、その場を去る。
灯「...よし、それじゃあ次の異常者が出る前に、カンファレンスちゃっちゃと終わらせようか」
カガミ「そうだな」
春樹「僕空呼んでくる〜」
僕とカガミは先に本部へ。
春樹は[漢字]空[/漢字][ふりがな]問題児[/ふりがな]を呼びに。
のあは海月ちゃんの処置が終わったらすぐに来るようにインカムで伝えた。
こうして、忙しい朝が始まる。
今日も、時計が動き出す。
灯「っふ...[小文字]なんともない日常、な、はずなのにな...(笑)[/小文字]」
カガミ「...?」
手首に浮き出た痣には、気付かないふりをすることにした。