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『『許さない、んだから、!絶対にいつか、お前の前に現れて、苦しめ、て、やる!絶対、に!!』』
負け犬の遠吠えのような、そんな無様な喚き声を出し、ネルアド姉妹、とやらは塵になって消えていった。
その途端、どこからともなく、ワッと歓声が沸いた。
……そういえば、ここは校庭だったね。
窓から覗いていた生徒たちが階段から降りてきて、僕と輝也さんを押しのけ、我先にとセルリスさんへ群がる。
その姿はまるで、光に群がる虫のよう。
『さすがセルシスさん!』
『あんな強そうなリビングデッドを瞬殺するなんて!?』
『さすが、現代に降り立った勇者サマ、いや天使サマ!』
……よく言うよ。普段は、セルリスだけに負担を課すのにね。
群がる生徒たちの隙間を縫って、セルリスの方へ向かう。
たった今討伐し終えたばかりだし、セルリスは消耗しているだろう。
ここで生徒たちの相手をするのは得策ではない、と思うし。
そう思って叫ぶか、と思った瞬間…… 輝也さんが、騒がしいこの場でもよく通る声を、上げた。
『ヒーローへのインタビューは後日にしてくれないかな? 今日は、今から特別ゲストが来る予定なんだ』
声を上げた輝也さんに、生徒たちの注目が集まった。
集まって……、また、騒ぎ出した。
『え、イケメンじゃん!』
『この人が噂の、セルリスさんのお兄ちゃんで、社長って人!?』
『セルリスさん恵まれすぎ〜!』
は?
流石に僕でも、最後の言葉は見逃せないんだけど?
輝也さんもうっすらと引き攣った表情を浮かべている。
セルリスは、無表情で、人の波に揉まれている。
……セルリスが守る価値なんて、ないんじゃないかな?
それなら、僕がこれらを壊してしまっても、いいかな……?
『傲慢』が僕の感情通り、発動しようとした……その時。
誰かを讃えるような、それでいてどこか不気味な、ファンファーレが鳴り響いた。
輝也さんは、顔面蒼白になり、冷や汗を流している。
振り返ると……此処にいるはずのない、『マザー』が、あまりにも自然に、校庭に降り立っていた。
マザーは、ファンファーレに讃えられながら、何を考えているのか全く読めない深く微笑む。マザーは、大衆の隙間からこちらを射抜いた。
『傲慢くん、お疲れ様』
声に出さず、唇だけでそう告げると、セルリスの方を向いて、まだ騒がしい大衆に向けて、言った。
『皆、今から体育館で、そこにいる、セルリスのような魔法少女になる方法をお伝えする予定だったんだけど、聞かなくていいのかな?』
鈴を転がすような、あまりにも澄んだ、澄みすぎたマザーの声。
先程までセルリスさんを『天使』と持て囃していた生徒たち。
そんなことは忘れたように、今度は、『魔法少女という憧れ』への剥き出しの飢えでギラギラと、光った。
負け犬の遠吠えのような、そんな無様な喚き声を出し、ネルアド姉妹、とやらは塵になって消えていった。
その途端、どこからともなく、ワッと歓声が沸いた。
……そういえば、ここは校庭だったね。
窓から覗いていた生徒たちが階段から降りてきて、僕と輝也さんを押しのけ、我先にとセルリスさんへ群がる。
その姿はまるで、光に群がる虫のよう。
『さすがセルシスさん!』
『あんな強そうなリビングデッドを瞬殺するなんて!?』
『さすが、現代に降り立った勇者サマ、いや天使サマ!』
……よく言うよ。普段は、セルリスだけに負担を課すのにね。
群がる生徒たちの隙間を縫って、セルリスの方へ向かう。
たった今討伐し終えたばかりだし、セルリスは消耗しているだろう。
ここで生徒たちの相手をするのは得策ではない、と思うし。
そう思って叫ぶか、と思った瞬間…… 輝也さんが、騒がしいこの場でもよく通る声を、上げた。
『ヒーローへのインタビューは後日にしてくれないかな? 今日は、今から特別ゲストが来る予定なんだ』
声を上げた輝也さんに、生徒たちの注目が集まった。
集まって……、また、騒ぎ出した。
『え、イケメンじゃん!』
『この人が噂の、セルリスさんのお兄ちゃんで、社長って人!?』
『セルリスさん恵まれすぎ〜!』
は?
流石に僕でも、最後の言葉は見逃せないんだけど?
輝也さんもうっすらと引き攣った表情を浮かべている。
セルリスは、無表情で、人の波に揉まれている。
……セルリスが守る価値なんて、ないんじゃないかな?
それなら、僕がこれらを壊してしまっても、いいかな……?
『傲慢』が僕の感情通り、発動しようとした……その時。
誰かを讃えるような、それでいてどこか不気味な、ファンファーレが鳴り響いた。
輝也さんは、顔面蒼白になり、冷や汗を流している。
振り返ると……此処にいるはずのない、『マザー』が、あまりにも自然に、校庭に降り立っていた。
マザーは、ファンファーレに讃えられながら、何を考えているのか全く読めない深く微笑む。マザーは、大衆の隙間からこちらを射抜いた。
『傲慢くん、お疲れ様』
声に出さず、唇だけでそう告げると、セルリスの方を向いて、まだ騒がしい大衆に向けて、言った。
『皆、今から体育館で、そこにいる、セルリスのような魔法少女になる方法をお伝えする予定だったんだけど、聞かなくていいのかな?』
鈴を転がすような、あまりにも澄んだ、澄みすぎたマザーの声。
先程までセルリスさんを『天使』と持て囃していた生徒たち。
そんなことは忘れたように、今度は、『魔法少女という憧れ』への剥き出しの飢えでギラギラと、光った。