※ご注意ください※

一度投稿したリレー小説は、編集はできますが削除することはできません。投稿前によく見直した上でご投稿ください。

最終投稿プレビュー

『殺してあげる。僕はまだまだ強いよ?』

そういうライムの顔は歪んでいて、狂った笑い顔が貼り付けられている。
私(今はエールだけど)に向ける目が、今までみたいに優しいものではなくて、ゴミでも見るような、冷たい目を向けていた。 
やっぱり、もうだめなのかな。

あの時の、優しかったライムは、もう、いないって言うの?

いやだ、いやだ、いやだ、いやだ。
そんなこと考えたくない。そんなわけない。いなくなるなんてありえない。エールが出ているからっていうだけ。今の脳裏をよぎった考えは、きっと気のせいだ。

気のせいだ。そう、気のせいなんだ。大丈夫。

〈気のせい?そんなわけないでしょ。リビングデッド以外に能力を使って攻撃したライムに、エールとセルリスを分けて認識なんて、できないに決まってる。〉

エールの声が、脳内に響く。
今、体の主導権はエールが持っているはずなのに、ガンガンと頭に痛みが走る。

痛い。痛い。痛い。痛い痛い痛い!

身体中が痛みに悲鳴をあげるように、めきめき、と音がする。
意識だけがあるせいで痛みがより鮮明に響き、脳内を侵食していく。

「あっはは、あれだけ言っておいてこの程度?弱っちいね〜、ライムちゃ〜ん?」

エールとライムが戦っているのが、映像のように流れてくる。
ライムの顔が、屈辱に歪む。

『本っ当に腹が立つよ。まだまだいけるに決まってるよ』

廃車、家の床、電信柱、自転車などが飛んだり飛ばしたりして行き交っている。

[水平線]
ライムはなかなか倒れようとはしない。
死にたいのだろうか?命を無駄にしたって意味がないのに。
そんなことを考える[漢字]僕[/漢字][ふりがな]エール[/ふりがな]は、ライムが意外と粘り強く耐えてくることに腹を立てていた。

もういいかな、充分すぎるほど遊んだし。

「[明朝体][漢字]超分解[/漢字][ふりがな]ヴィオレッド[/ふりがな][/明朝体]」

ライムに向けて、能力を使う。
これで終わりかな、と思っていたけれど、どうやら違ったららしい。

「………折角僕が解放してあげたのに、邪魔をするっていうんだね、茉白。」

『ライムは僕の本体だからね。死なれたら僕まで死んじゃうから、今死なれたら困るんだ。』

「そっか。そろそろ代わってもいいんじゃない、楓。」

[水平線]
それだけ言うと、勝手に私を表面意識に押し出すエール。

「痛いわよ、エール。いきなり代わろうなんて酷いじゃない」

『まあいいでしょ。とにかく、本人に聞いてみたら?』

「聞、く?」

エールが私を無理矢理押し出した理由が、わかった。
いや、[漢字]わかってしまった[/漢字][ふりがな]・・・・・・・[/ふりがな]。

「ねえ、ライム………」

「あなたは、もうあの頃のあなたでは、ないの?」

聞きたくなんて、なかった。
本当は、怖くて怖くて、たまらなかったから。

リレー小説「【合作】魔法少女は報われない。」

*作者名
*文章

文字装飾ボタン使い方

0文字

作者メッセージ
公開状態

チェックを入れると小説が非公開になります。
*パスワード

※このパスワードは、あなたがこのリレー小説で執筆した作品にのみ適用されるパスワードです。他のユーザーと共有しないでください。
送信前に、パスワードにお間違いが無いかよくご確認ください。