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朽ちて、なお

#60

#59

神楽side
「ここは…」
真っ暗で静かで…何も音が聞こえない。
さっきまであそこにいたはずなのに。
「…精神まで乗っ取られたらさすがに困るなぁ、父さん。」
どこまでも果てしない闇の中、俺はただ1人だった。
「今の俺、どうなってるんだろう。」
…言ってなかったことがあった。
未来視で見たものがもう一つあった。
天蓋神に力を全て注がれて、俺が彼らを襲うところを。
「…俺は適応力がないから、注がれたとて、強大な力を扱えないまま死ぬかと思ってたけど…どうやらまぁまぁ適応したみたいだね…。」
…困ったなぁ。
もしあの子達を殺していたら、俺はどんな顔をしていたらいいだろう。
「…。」
父さんと一緒には、なりたくないなぁ…。
その時、小さく声が聞こえた。
?[へへ、お兄ちゃんおもしろいね!]
あぁ、なつかしいなぁ。
?[カブトムシ捕まえたよ!!かっこいいでしょー!]
うん、とってもかっこいいよ。
?[お兄ちゃんが作るご飯、たまに失敗するけど美味しい!!]
お兄ちゃん、器用になれなくてごめんね。
だから陰で料理作るの、頑張ってたんだよ。
?[お散歩楽しいね!!あっ、このお花なんていうの?]
?[うさぎさん、かわいいね!!]
?[お兄ちゃん、いなくならないでね…?]
ごめんね、[下線]不甲斐ないお兄ちゃんでごめんね。[/下線]
紡[神楽さん…ッ!!]
声のした方へ見ると、成長した彼がいた。
「どうやってきたの?ここに。」
紡[憑依能力を使って、一時的に憑依して、精神世界に無理やり侵入している状態です。]
「…俺は元に戻れるかな。」
紡[戻させますよ、絶対。]
紡[…気づいてたんですよ。あなたが今回の儀式で[太字]死ぬつもり[/太字]だったこと。]
「…そっか。」
紡[せっかく今、あなたからもらった愛情の記憶を思い出したというのに。]
「…え?」
紡[神楽兄さん、またあなたの作った料理が食べたいです。]
「…。」
…ついに思い出しちゃったんだね、君は。
今くらい、素直になってもいいよね。
「俺もまた、君と一緒にご飯を食べたいよ。」
紡[…まだ聞きたいこともあるし、さっさとここから逃げますよ。もう天蓋神の身体は朽ちたので、こっからは第二ラウンドです。]
「わかってる。…終わらせよう。完璧に。」
そうして、作戦を練り始めた。
紡[今、俺が一時的に憑依している状態なので、身体への指示はおれができます。…ただし、力の圧力が強すぎて、最低でも5分、10分持てばだいぶいい方ですかね。]
紡[…まぁでも、5分あれば十分か。]
紡[神楽兄さんは、まぁ…適当に応援でもしててください。]
「え、やることなさすぎない?」
紡[いやだって、第三章の主人公は僕ですよ?わざわざ神楽兄さんsideつくったことに感謝してほしいですよほんと。]
「急にメタい話ぶっ込まないでお願いだから。」
紡[まぁ…いっちょやりますか。]
そうして第二ラウンドが開けた。

作者メッセージ

いやーー第二ラウンド始まりますよ。みなさん全員ちょこちょこ戦わせるつもりです。
やっぱ激アツシーンってわくわくしますよね。書いてる側もわくわくどきどきです。

2026/02/19 18:36

rary
ID:≫ 1acdLZrSPpU0c
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