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透side
理『早く2人も寝てね!』
「はいはい、あとちょっとしたら寝るから待ってろ。」
理『早めに来てよね!』
「うーい。」
もう時計の針は23時をまわっていた。
紡〔…寝ないんですか?〕
「なんかまだ寝たい気分じゃないっつうか、ね。」
紡〔ふーん…んじゃ、少しだけ2人で話しませんか?〕
「…前みたいなのは勘弁してくれよ?」
紡〔ふふっ、大丈夫ですよ。ただの雑談です。〕
「なら、いいけど。」
紡〔んじゃあ、ちょっと外出ましょ。〕
「外…?」
少し不思議に思いながらも彼について行った。
「さむっ…」
やはり冬だからだろうか。
身体を悴むような寒さが襲いかかる。
紡〔魔法であたり周辺、暖かくしますね。〕
その瞬間、先ほどの寒さはなくなり、雪が燦々と降っているのに、春のような暖かさを感じるようになった。
「あったか、ありがと。」
紡〔いえ…。なぜ外に連れてきたかと言ったら、その、透さんタバコを嗜まれているので…。良いかなと思いまして。〕
「あぁ…お気遣いどうも。」
そして徐にマルボロを取り出す。
紡〔マルボロ、ですか。…マルボロの意味、知ってますか?〕
「…さぁな。」
紡〔知っているくせに、ですか?〕
「…急に確信ついてくるのはやめてくれ。」
紡〔すみません。癖で。〕
マルボロの意味。
文章の頭文字を取って、その名前がつけられた。
その、文章の意味は。
[太字]『Man always remember love because of romance only.』[/太字]
[下線]”人は本当の愛を見つけるために恋をする。“[/下線]
紡〔…誰かに恋、してるんですか?〕
「してたとしても、教えたくないかもな。」
紡〔そうですか。〕
だって、そうだろ。
君は正真正銘、理玖の…。
「…ほんとは気づいてるんだろ?」
紡〔まぁ…そう、ですね。嘘はつけません。〕
「…哀れだなぁ、俺は。もう、諦めればいいものを…。まだ未練たらったらってことなのかなぁ…。」
「あいつが、タバコを吸う男がかっこいいっていうから吸い始めたってのに…。」
「理玖がマルボロの意味なんて知らないのは分かってるけど、もし意味を知ってくれていたらいいなって…ただその気持ちだけでこれを選んだんだっけな。」
「はっ、あーあ、なっさけな。」
俺の自虐ネタはやっぱおもしろくないな。
「それに…理玖が選んだ相手が目の前にいるってのによ。」
ずうっと理玖だけをみてきた。
愛としての意味だけじゃなくて、[下線]親友、ライバルとして。[/下線]
でも、それよりももっと[太字]強い想い[/太字]に気づくのがあまりにも遅すぎた。
「俺ももうちょい、自分に素直でバカだったら、理玖と2人で幸せになれたかな。」
紡〔…透さん。〕
「自分語りばかりでごめんな。…その、さ、君のおかげで理玖は今幸せになれてると思う。」
「だから…ありがとな。」
「理玖が選んだ人が君で良かったと心から思ってる。」
[下線]「だからさ…堂々と2人で幸せになれ。」[/下線]
これが不器用な俺の精一杯の願い。
紡〔透さんの想い、しかと受け取りました。〕
紡〔困難に直面しても、2人で寄り添え合えばきっとなんでもうまくいくような…そんな関係に理玖さんとなりたいんです。…いえ、なります。絶対に。〕
紡〔だからその…これからもご迷惑をおかけするかもしれませんが、見守ってくれたら嬉しいです。〕
「…結婚でもすんのか、あんたらは。」
そういうと面白いくらいに紡久の顔が赤くなり始めた。
紡「けけけけ、結婚はまだ早いっていうか…心の準備的にその…わかりますよね!?〕
「ははっ、うぶなんだな。意外に。」
[斜体]この想いが伝わらなかったとしても、理玖に出会えて良かったよ。[/斜体]
理玖side
過去も未来も、全部ひっくるめて愛してくれる人たちに出会えて良かった。
どんなに残酷な未来が訪れようと、俺は抗いつづけよう。
________愛してくれる人たちがそばにいるなら。
俺はそんなことを想いながら、静かに目を瞑った。
第二章、終了。
理『早く2人も寝てね!』
「はいはい、あとちょっとしたら寝るから待ってろ。」
理『早めに来てよね!』
「うーい。」
もう時計の針は23時をまわっていた。
紡〔…寝ないんですか?〕
「なんかまだ寝たい気分じゃないっつうか、ね。」
紡〔ふーん…んじゃ、少しだけ2人で話しませんか?〕
「…前みたいなのは勘弁してくれよ?」
紡〔ふふっ、大丈夫ですよ。ただの雑談です。〕
「なら、いいけど。」
紡〔んじゃあ、ちょっと外出ましょ。〕
「外…?」
少し不思議に思いながらも彼について行った。
「さむっ…」
やはり冬だからだろうか。
身体を悴むような寒さが襲いかかる。
紡〔魔法であたり周辺、暖かくしますね。〕
その瞬間、先ほどの寒さはなくなり、雪が燦々と降っているのに、春のような暖かさを感じるようになった。
「あったか、ありがと。」
紡〔いえ…。なぜ外に連れてきたかと言ったら、その、透さんタバコを嗜まれているので…。良いかなと思いまして。〕
「あぁ…お気遣いどうも。」
そして徐にマルボロを取り出す。
紡〔マルボロ、ですか。…マルボロの意味、知ってますか?〕
「…さぁな。」
紡〔知っているくせに、ですか?〕
「…急に確信ついてくるのはやめてくれ。」
紡〔すみません。癖で。〕
マルボロの意味。
文章の頭文字を取って、その名前がつけられた。
その、文章の意味は。
[太字]『Man always remember love because of romance only.』[/太字]
[下線]”人は本当の愛を見つけるために恋をする。“[/下線]
紡〔…誰かに恋、してるんですか?〕
「してたとしても、教えたくないかもな。」
紡〔そうですか。〕
だって、そうだろ。
君は正真正銘、理玖の…。
「…ほんとは気づいてるんだろ?」
紡〔まぁ…そう、ですね。嘘はつけません。〕
「…哀れだなぁ、俺は。もう、諦めればいいものを…。まだ未練たらったらってことなのかなぁ…。」
「あいつが、タバコを吸う男がかっこいいっていうから吸い始めたってのに…。」
「理玖がマルボロの意味なんて知らないのは分かってるけど、もし意味を知ってくれていたらいいなって…ただその気持ちだけでこれを選んだんだっけな。」
「はっ、あーあ、なっさけな。」
俺の自虐ネタはやっぱおもしろくないな。
「それに…理玖が選んだ相手が目の前にいるってのによ。」
ずうっと理玖だけをみてきた。
愛としての意味だけじゃなくて、[下線]親友、ライバルとして。[/下線]
でも、それよりももっと[太字]強い想い[/太字]に気づくのがあまりにも遅すぎた。
「俺ももうちょい、自分に素直でバカだったら、理玖と2人で幸せになれたかな。」
紡〔…透さん。〕
「自分語りばかりでごめんな。…その、さ、君のおかげで理玖は今幸せになれてると思う。」
「だから…ありがとな。」
「理玖が選んだ人が君で良かったと心から思ってる。」
[下線]「だからさ…堂々と2人で幸せになれ。」[/下線]
これが不器用な俺の精一杯の願い。
紡〔透さんの想い、しかと受け取りました。〕
紡〔困難に直面しても、2人で寄り添え合えばきっとなんでもうまくいくような…そんな関係に理玖さんとなりたいんです。…いえ、なります。絶対に。〕
紡〔だからその…これからもご迷惑をおかけするかもしれませんが、見守ってくれたら嬉しいです。〕
「…結婚でもすんのか、あんたらは。」
そういうと面白いくらいに紡久の顔が赤くなり始めた。
紡「けけけけ、結婚はまだ早いっていうか…心の準備的にその…わかりますよね!?〕
「ははっ、うぶなんだな。意外に。」
[斜体]この想いが伝わらなかったとしても、理玖に出会えて良かったよ。[/斜体]
理玖side
過去も未来も、全部ひっくるめて愛してくれる人たちに出会えて良かった。
どんなに残酷な未来が訪れようと、俺は抗いつづけよう。
________愛してくれる人たちがそばにいるなら。
俺はそんなことを想いながら、静かに目を瞑った。
第二章、終了。
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- 2.#2
- 3.#3
- 4.#4
- 5.#5
- 6.#6
- 7.#7
- 8.#8
- 9.#9
- 10.#10
- 11.#11
- 12.#12
- 13.#13
- 14.#14
- 15.#15
- 16.#16
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- 18.#18
- 19.#19
- 20.#20
- 21.#21
- 22.【番外編 神様なのにお正月満喫しちゃってます。】
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- 24.#23
- 25.#24
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- 31.#30
- 32.#31
- 33.#32
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- 36.#35
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- 50.#49
- 51.#50
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- 62.#61
- 63.#62
- 64.#63
- 65.#64
- 66.#65
- 67.【第3章終了記念番外編 なぜか学生になってました。】
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- 69.#67
- 70.#68
- 71.#69
- 72.#70
- 73.#71
- 74.#72
- 75.#73
- 76.#74
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- 78.#76
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- 80.#78
- 81.#79
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- 83.#81
- 84.#82