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透side
「母親だからってやっていいことと悪いことってあるだろ。なぁ…!」
京香[大文字]{うるさいわね!私が産んだ子なんだから、私が自由にしたってかまわないでしょ!!}[/大文字]
イラつく。
全てにイラつく。
なんでこんなクソ野郎如きに理玖は傷つけられなきゃいけないんだ。
「てめぇのせいで、理玖の人間としての将来はくずれた。お前があいつを追い込んだからッ!!」
京[大文字]{私は関係ない!!}[/大文字]
この世に及んでまた言い訳ばかり。
もう我慢ならない。
女性だろうが関係ない。
そう思い、彼女の頬を殴ろうとしたら。
それよりもさきに轟音が鳴った。
「君…。」
先に殴ったのは
[小文字]紡〔ふぅ…ふぅ…。〕[/小文字]
怒りを抑えるように彼女を殴っていた。
紡〔…痛いッ、ですか?痛いですよね。当たり前の話です。〕
紡〔じゃあ、なんで彼を殴ったんです?〕
紡〔殴られたら痛いことくらいわかりますよね。〕
京{神はこれ如きで痛いと感じないでしょ…!!}
紡〔いいえ、感じます。特に______
________”大切な人だった人“から殴られた傷は。〕
「…てめぇも、元々は立派な母だったじゃないか。」
「1人で大切な子を産んで、そこから育てて。欲しい物を買い与えて…。」
「なのに、なぜ途中からこんな歪んだんだ?」
京{…怖かったの。やっぱり1人じゃ頼れる人もいなかったの。}
京{そこからホストクラブに通うようになって…どんどんお金はなくなる一方だったけど、自尊心は満たされたの…。}
京{そうしたら、あの子に構ってる時間が無駄だと感じたの。}
京{あの子はいらない子だって思うようになったの…。}
京{…今、新しい旦那と子供と新たな人生を歩もうとしてたの…。}
京[太字]{その前に…あの子をぐじゃぐじゃにしたかった…!!}[/太字]
理『かぁ…さん…。』
これは想定外だった。
まさか君が現れるとは。
「理玖っ…!?こちらに来ないほうがいい_____」
理『これは…これは、僕と母さんが向き合わなきゃいけない問題なんだ。』
「っ…。」
理玖はしっかりと自分の足で地面に立てている。
恐怖の対象を目の前にしても。
…親子として最後の時間、しっかりしろよ。親友。
理『ねぇ母さん。…俺は今更母親ヅラしないでよ、とかそういうのを言いに来たんじゃない。』
理『僕は僕なりに母さんを大切に思ってたし、大切にしてた。』
理『だって、たった1人の僕のお母さんじゃないか。』
理『…小さい頃、一冊の絵本を買ってくれたこと、今でも覚えてる。』
京{っ…!?なんで…。}
理『母さんが大切だったから。』
理『読み聞かせも幸せだった。』
理『母さんと過ごす時間が幸せだったんだ。』
理『…たとえ、殴られたって、俺を見てくれたらそれでうれしかった。』
理『…でも、今は違う。』
[下線]理『僕は僕なりに生きる。』[/下線]
理『母さんには縛られない。』
[太字]理『…母さんには屈しない!!』[/太字]
そう言った彼の目は、強く、逞しいような目をしていた。
(…成長したな。)
そこからは警察が来て、理玖の母親はつれていかれた。
「はぁーーー、疲れたわ。まじでつかれた。」
理『…あの、さ。』
「ん、どした?」
理『助けてくれてありがと…。』
「はっ…笑。別にーー。無事ならそれでよかったよ。」
理『だからその、お礼と言ってはなんだけど…透には一週間休み与えることになったから、明日からゆっくり休んで。』
「おーー、そうするわ…って、え!?一週間!?ど、どうやって休みもらえたんだよ。」
理『玲央にお願いしたらいけた!』
(権力ってすげー…。)
「んじゃあ、せっかくもらった休み、ありがたく使わせていただきますね。」
理『うん。使いまくって。』
「んじゃ、またな。彼氏と仲良くしろよーー。」
理『もちろんだし!』
「母親だからってやっていいことと悪いことってあるだろ。なぁ…!」
京香[大文字]{うるさいわね!私が産んだ子なんだから、私が自由にしたってかまわないでしょ!!}[/大文字]
イラつく。
全てにイラつく。
なんでこんなクソ野郎如きに理玖は傷つけられなきゃいけないんだ。
「てめぇのせいで、理玖の人間としての将来はくずれた。お前があいつを追い込んだからッ!!」
京[大文字]{私は関係ない!!}[/大文字]
この世に及んでまた言い訳ばかり。
もう我慢ならない。
女性だろうが関係ない。
そう思い、彼女の頬を殴ろうとしたら。
それよりもさきに轟音が鳴った。
「君…。」
先に殴ったのは
[小文字]紡〔ふぅ…ふぅ…。〕[/小文字]
怒りを抑えるように彼女を殴っていた。
紡〔…痛いッ、ですか?痛いですよね。当たり前の話です。〕
紡〔じゃあ、なんで彼を殴ったんです?〕
紡〔殴られたら痛いことくらいわかりますよね。〕
京{神はこれ如きで痛いと感じないでしょ…!!}
紡〔いいえ、感じます。特に______
________”大切な人だった人“から殴られた傷は。〕
「…てめぇも、元々は立派な母だったじゃないか。」
「1人で大切な子を産んで、そこから育てて。欲しい物を買い与えて…。」
「なのに、なぜ途中からこんな歪んだんだ?」
京{…怖かったの。やっぱり1人じゃ頼れる人もいなかったの。}
京{そこからホストクラブに通うようになって…どんどんお金はなくなる一方だったけど、自尊心は満たされたの…。}
京{そうしたら、あの子に構ってる時間が無駄だと感じたの。}
京{あの子はいらない子だって思うようになったの…。}
京{…今、新しい旦那と子供と新たな人生を歩もうとしてたの…。}
京[太字]{その前に…あの子をぐじゃぐじゃにしたかった…!!}[/太字]
理『かぁ…さん…。』
これは想定外だった。
まさか君が現れるとは。
「理玖っ…!?こちらに来ないほうがいい_____」
理『これは…これは、僕と母さんが向き合わなきゃいけない問題なんだ。』
「っ…。」
理玖はしっかりと自分の足で地面に立てている。
恐怖の対象を目の前にしても。
…親子として最後の時間、しっかりしろよ。親友。
理『ねぇ母さん。…俺は今更母親ヅラしないでよ、とかそういうのを言いに来たんじゃない。』
理『僕は僕なりに母さんを大切に思ってたし、大切にしてた。』
理『だって、たった1人の僕のお母さんじゃないか。』
理『…小さい頃、一冊の絵本を買ってくれたこと、今でも覚えてる。』
京{っ…!?なんで…。}
理『母さんが大切だったから。』
理『読み聞かせも幸せだった。』
理『母さんと過ごす時間が幸せだったんだ。』
理『…たとえ、殴られたって、俺を見てくれたらそれでうれしかった。』
理『…でも、今は違う。』
[下線]理『僕は僕なりに生きる。』[/下線]
理『母さんには縛られない。』
[太字]理『…母さんには屈しない!!』[/太字]
そう言った彼の目は、強く、逞しいような目をしていた。
(…成長したな。)
そこからは警察が来て、理玖の母親はつれていかれた。
「はぁーーー、疲れたわ。まじでつかれた。」
理『…あの、さ。』
「ん、どした?」
理『助けてくれてありがと…。』
「はっ…笑。別にーー。無事ならそれでよかったよ。」
理『だからその、お礼と言ってはなんだけど…透には一週間休み与えることになったから、明日からゆっくり休んで。』
「おーー、そうするわ…って、え!?一週間!?ど、どうやって休みもらえたんだよ。」
理『玲央にお願いしたらいけた!』
(権力ってすげー…。)
「んじゃあ、せっかくもらった休み、ありがたく使わせていただきますね。」
理『うん。使いまくって。』
「んじゃ、またな。彼氏と仲良くしろよーー。」
理『もちろんだし!』
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- 2.#2
- 3.#3
- 4.#4
- 5.#5
- 6.#6
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- 8.#8
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- 11.#11
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- 19.#19
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- 21.#21
- 22.【番外編 神様なのにお正月満喫しちゃってます。】
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- 67.【第3章終了記念番外編 なぜか学生になってました。】
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- 69.#67
- 70.#68
- 71.#69
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- 80.#78
- 81.#79
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- 84.#82