閲覧前に必ずご確認ください

ODや自傷行為を彷彿とするワードが出てくる場合があります。ご注意ください。

文字サイズ変更

朽ちて、なお

#11

#11

「…ん…。」
気づくと病院だった。
部屋には誰もいなかった。
ナースコールを押して、お医者さんを呼んだ。
〈意識が戻ってよかったです。では軽く検査させていただきますね。〉
「…お願いします。」
なんだかずっと虚しかった。
前は透もいたし、紡久もいた。
でも今ここには誰もいない。
誰もいてくれない。
どれだけ泣いたって、何したって。
「ッ…ぅ…っ…」
俺は無理やり息を殺して誰にもバレないように泣いた。

いつの間にか寝てしまって、朝になっていた。
なんだか上手く笑えなくなっていた。
昔は清々しいと思っていた太陽の日も、今はただ眩しくて鬱陶しく感じる。
月の光だって、昔は妖艶で魅入られてしまうと思っていたのに
月の光でさえ、眩しくて見ていられなくなる。
1日が始まるのも
1日が終わるのも
全てが苦しかった。
いやだ。
もう全部嫌だ。
逃げたい。
ここから今すぐに離れたい。
俺が作ったあの世界に戻りたい。
外の景色を見ても、俺を反対する団体が抗議デモを起こしてる。
怖い。
怖いよ。
「1人じゃ怖いよ… 。」
みんなお見舞いに来てくれない。
もうみんな、俺のこと嫌いになっちゃったかな。
ごめんなさい。
もうわかんないの。
自分が愛されたいのか、突き放されたいのか。
1人で生きたいのか、みんなで生きたいのか。
助けて。
助けて誰か。
ずっとずっと海の中に沈んでいるように感じるの。
上手く息ができなくて、どんどん力がなくなってくるような感覚がするの。
怖いよ。
怖いよ。
誰か。
その時、小さく声が聞こえた。

作者メッセージ

11話ですね。
昨日なんと二件もコメントをいただいていました!!
コメントって何件でもめっちゃくちゃ嬉しいですよね!!!!!!!

2025/11/25 20:42

rary
ID:≫ 1acdLZrSPpU0c
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はraryさんに帰属します

TOP