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ODや自傷行為を彷彿とするワードが出てくる場合があります。ご注意ください。
コンコンと病室のノックを押した。
「失礼します。」
部屋に入ると、彼は寝ていた。
でも、なんだかうなされてるみたいで、少し呼吸が荒かった。
僕は彼の近くにあった椅子に座り、静かに彼の手を握った。
「怖くないよ、俺がいるから。」
理『…っあ…紡久…。』
僕の声で起きてしまったのか、目をぱっちりと開けた理玖さんがいた。
「ごめんなさい、起こしてしまって。」
理『ううん、大丈夫。』
「…怖い夢でも見ていたんですか?」
理『ぅん…まぁ、少しだけ。』
「今は怖くないですか…?」
理『うん。少し落ち着いた。』
「…よかったです。少し安心しました。」
『…手、握ってくれてありがとう。』
「っあ、すみません。嫌なら離しま__」
理『ううん、このまま握ってて。』
「わ、わかりました。」
再び沈黙が流れる。
でも今日は一段とその沈黙がとても心地よかった。
理『…僕ね、外の景色見ると、ちょっとこう…虚無になっちゃうんだよね。』
理『なんで外はこんなにも輝いているのに、僕は…ってネガティブになっちゃってさ。』
理『…こんな話聞きたくないよね、ごめん。違う話を___』
「僕が知らない間に、いっぱい抱えていたんですね。」
理玖さんは少し驚いた顔をしていた。
「僕は、ずっと理玖さんのことを誰よりも理解していると思っていました。でも、それはみんなと同じで、外側の理玖さんしか見れてなかったんだって気づいたんです。」
[下線] 「…これからもっと理玖さんを勉強しようって思ったんです。」[/下線]
理玖さんはにっこりしていた。
彼は久々に本当の笑顔を見せてくれたような気がした。
理『ありがとう。俺ももっと頑張るね。』
「ふふっ。」
久々に和やかな気持ちになれた。
[斜体] __だけど、そううまくはいかなかった。[/斜体]
「失礼します。」
部屋に入ると、彼は寝ていた。
でも、なんだかうなされてるみたいで、少し呼吸が荒かった。
僕は彼の近くにあった椅子に座り、静かに彼の手を握った。
「怖くないよ、俺がいるから。」
理『…っあ…紡久…。』
僕の声で起きてしまったのか、目をぱっちりと開けた理玖さんがいた。
「ごめんなさい、起こしてしまって。」
理『ううん、大丈夫。』
「…怖い夢でも見ていたんですか?」
理『ぅん…まぁ、少しだけ。』
「今は怖くないですか…?」
理『うん。少し落ち着いた。』
「…よかったです。少し安心しました。」
『…手、握ってくれてありがとう。』
「っあ、すみません。嫌なら離しま__」
理『ううん、このまま握ってて。』
「わ、わかりました。」
再び沈黙が流れる。
でも今日は一段とその沈黙がとても心地よかった。
理『…僕ね、外の景色見ると、ちょっとこう…虚無になっちゃうんだよね。』
理『なんで外はこんなにも輝いているのに、僕は…ってネガティブになっちゃってさ。』
理『…こんな話聞きたくないよね、ごめん。違う話を___』
「僕が知らない間に、いっぱい抱えていたんですね。」
理玖さんは少し驚いた顔をしていた。
「僕は、ずっと理玖さんのことを誰よりも理解していると思っていました。でも、それはみんなと同じで、外側の理玖さんしか見れてなかったんだって気づいたんです。」
[下線] 「…これからもっと理玖さんを勉強しようって思ったんです。」[/下線]
理玖さんはにっこりしていた。
彼は久々に本当の笑顔を見せてくれたような気がした。
理『ありがとう。俺ももっと頑張るね。』
「ふふっ。」
久々に和やかな気持ちになれた。
[斜体] __だけど、そううまくはいかなかった。[/斜体]