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朽ちて、なお

#77

#75

数ヶ月後…。
理玖side
月[こ、こんにちは。お邪魔します。]
月姫ちゃんが遊びにきてくれた。
「いらっしゃーい!どうぞどうぞー。」
透〔理玖。客人がもう1人。〕
神[お邪魔しまーす!!]
「あれ、神楽さんもいらっしゃったんですね。どうぞどうぞー!」
3人でも騒がしい家はあっという間にさらに騒がしくなってしまった。
光〈あ、あの!初めまして!僕は光っていいます。〉
月[初めまして。月姫です。よろしくね。]
「なんか青春してるね…いいなぁー。」
紡『あそこ2人がお付き合いでもしたら、びっくりですね。』
透〔…まぁな。〕
紡『んで…なんで神楽兄さんがここにいるんです?俺呼んでないんですけど。』
神[いやーー、なんか暇だなって思ってきたら、透くんがいたもんだからさ。ついでに!って感じで。]
紡『…ここは休憩所でもなんでもないですからね?』
神[わかってるよー。ごめんって。]
「…?」
あれ。
神楽さんの[斜体]“こころの色”[/斜体]が変わってる?
こころの色っていうのは、代々最高神になったら誰でも与えられる能力で、相手のこころの色というのが見える。
たとえば、白一色なら、白はまっすぐに伸びる色だから、強いこころの持ち主。
んで、神楽さんにも白はあるんだけど、それ以前に、今の彼には淡い桃色も混ざっていた。
淡い桃色は恋心を表す。
俺にも紡久にもしっかりとある。
透には…その淡い桃色に黒も混ざってる。
桃色と黒が混ざっていると、失恋したという意味になる。
…恋してたのびっくりだよね。相手誰なんだろ、気になるーーー。
その想いが強いと、さらに色濃く桃色が映る。
俺と紡久はめっちゃくちゃにピンクピンクしてる。両想いだしね。
でも、神楽さんのは結構薄い桃色だから、ぎり想いを自覚してるかしてないかの瀬戸際かな。
透〔どした?理玖。〕
「…あぁ、いやさ。…その、神楽さん。つかぬことを聞くんですが…。」
神[うん。どしたの。]
[太字]「恋、してますか?」[/太字]
紡『っえ?』
「代々、最高神になる者には、確実に与えられる能力が存在するのですが、そのうちに[斜体]”こころの色が見える“[/斜体]というのがありまして。」
「神楽さんの心は、白と淡い桃色が写っていて、白は強い心を意味するんですが、桃色は…まぁ、その、恋心を表すんですよ。」
紡『神楽兄さんが恋…?』
「もしかしたら、俺の能力が誤作動を起こしてるのかもしれないですけどね。」
「…自覚があるようでしたら早めに行動した方がいいですよ。」
「その、淡い桃色には、もう一つ意味がありまして。」
淡い桃色は恋心、そして…。
「[斜体]叶わない恋[/斜体]や、[斜体]禁断の恋[/斜体]を意味するんですよ。」
「淡い桃色は、すぐに何色にでも染まってしまいます。濃いピンク色なら、なかなか染まりづらいんですがね。」
「だからそういう意味があるんです。…だから、先ほども言ったように、早めに行動した方がいいですよ。」
「…叶える気がないのなら、そこまでですけど。」
「後悔したくないなら、ね。」
神[…どうなんだろうね。俺も、わかんないや。]
透〔恋心っつうのは厄介だぞ?〕
「透、誰かに失恋してるみたいだしね。」
透〔っえ。〕
紡『…。』
「透、イケメンなのに振られたの?相手、見る目ないね。」
透〔…そうかよ。〕
紡『まぁでも…気持ちを伝えるだけでもいいんじゃないですか?叶わなくたって。』
神[…どうだかねぇ。]
紡『…神楽兄さん。あとで、2人で話しましょうか。』
神[困ったなぁ。遊びに来ただけなのに。]
紡『天罰ですよ。ここを休憩所だと思ってるから。』
神[ちぇっ。]
そうして2人はベランダの方へ行ってしまった。
光〈あの、月姫さんは好きなものとか、こととかってあるんですか?〉
月[んー…なんだろう。お料理とか好きだよ。最近はデザートとか作るの楽しくてね、ゼリーとか寒天とか色々つくってる!]
「…え、本当にあそこくっつきそうじゃん。」
透〔…くっつかれたら、ちょっときまずいな。〕
「え、なんで?」
透〔なんでもねーよ。こっちの話だ。〕

作者メッセージ

神楽くん、恋しちゃってるかも案件ですね。
やっぱ恋愛書くの楽しいいいいいい↑↑
切ないのも重いのもロマンチックなのも大好きです。まじで。

2026/03/08 15:45

rary
ID:≫ 1acdLZrSPpU0c
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