文字サイズ変更

卒業

あたりまえだった朝の「おはよう」も
廊下を走っていく、上履きの乾いた音も
今日からはすべて 
「思い出」という名前の箱にしまわれる。

教科書の隅の落書きや
窓から眺めた、季節外れの入道雲
ぶつかり合って、笑い転げて
時々、涙を流したあの日。

僕たちの背中には
目には見えないけれど
ここまでの日々の 確かな重みが詰まっている。

校門を抜けるとき
ふり返れば、昨日までの僕たちが手を振っている。
寂しさは、それだけ誰かを、この場所を
愛していたという 証拠。

「さよなら」は、終わりじゃない。
またどこかで出会うための、約束。

見上げる空は、どこまでも広くて
まだ誰も知らない明日が、僕たちを待っている。

一歩踏み出す その靴音は
きっと、新しい季節の 始まりの合図だ。

作者メッセージ

いやーね

2026/03/18 18:04

如月チャン
ID:≫ 18abaWoVps7NE
コメント

クリップボードにコピーしました

この小説につけられたタグ

如月のーと卒業

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は如月チャンさんに帰属します

TOP