かいり「君は何も悪くないよ.....」
そう自分に言い聞かせる。
あの日、君の一言で始まった僕らの逃避行。
君と過ごしたあの夏は、もう戻らない。
_______________________
しゅな「昨日、人を殺したの...」
かいり「えっ、..?」
突然のことで理解が追いつかなかった。
君は、夏だと言うのにずぶ濡れで、ひどく泣いていた。
殺したのは、隣の席のいじめてくるあいつ。
嫌になって肩を突き飛ばしたら、打ちどころが悪かったらしい。
しゅな「きっと、もうここにはいられないだろうから、どっか遠いとこで死んでくるね....」
君が死ななきゃいけない理由はどこにもなかった。
でも、頑固な君のことだから、いくら説得しても死ぬのだろう。
だったら....
かいり「それなら、僕も連れてってよ!ニコッ」
しゅな「.....!うん!」
僕も一緒に死んでやろう。
財布を持って
ナイフを持って
携帯、ゲームもカバンに詰めた
あの写真も、あの日記もいらないのなら壊してしまおう。
これは僕らの必死の抵抗だから。
人殺しの君と、ダメ人間な僕の旅が始まった。
そうして、僕らはこの狭い世界から逃げ出したんだ。
家族もクラスの奴らもなにもかも、全部捨てて君と二人で。
かいり「遠い遠い誰も居ない場所で二人で死のうよ」
もうこの世界に価値なんてないよ
人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんかッ....
かいり「大丈夫、しゅなは何も悪くないから」
しゅな「.....ありがとうグスッ」
結局、僕らは人から愛されたことなんてなかったね、w
そんな嫌な共通点を見つけては、簡単に信じ合ってきた。
かいり「逃げ出そう!」
そういった時に握った震えていた君の手。
いつの間にか、震えがなくなっていた。
誰にも縛られないで二人、線路の上を歩いた。
金を盗んで
かいり「しゅな!警察が来たぞ!w」
しゅな「OK!逃げよう!w」
二人で逃げて、
どこにも行ける気がしたんだ。
かいり「今更、怖いものなんて僕らにはない!」
額の汗も、
落ちたメガネも
今となっちゃ
かいり「どうでもいっか....」
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。
かいり「いつか夢見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら」
かいり「汚くなった僕達も見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?」
しゅな「そんな夢はとっくに捨てたよwだって、現実を見てよ?」
しゅな「“シアワセ”の4文字なんてなかった。今までの人生で思い知ったでしょ?」
しゅな「きっと、みんな自分は何も悪くないって思ってるんだよ」
数日経っても、僕らは馬鹿みたいにはしゃぎ合ってた。
いつ死のうか。
なんて話はしなかった。
でも、そんなときにふと、君がナイフをとった。
しゅな「ありがとう。かいりがいたからここまでこれた」
しゅな「だからね、もういいよ。もういい」
しゅな「死ぬのは私一人でいいよ」
そう言って、君は首を切った。
まるで、何かの映画のワンシーンだった。
白昼夢を見ている気がした。
僕は気づけば、捕まってて、
一生懸命探したのに、君だけは見つからなくって、どこにもいなくって....
そして時は過ぎてった。ただ、暑い日が過ぎてくだけだった。
家族もクラスの奴らもいるのに、なぜか君だけはどこにもいない。
かいり「ほんと、どこにいるんだよッ...」
僕は、君をずっと探しているのに。
ねぇ、君に言いたいことがあるんだよッ?
君の笑顔は
しゅな「かーいりっ!ニコッ」
君の無邪気さは
しゅな「あ、見て!蝶々!」
頭の中を飽和している。
かいり「しゅな....」
誰も何も悪くないよ
君は何も悪くはないから
“もういいよ。投げ出してしまおう”
かいり「そう言ってほしかったんだろ?なぁッ.....」
そう自分に言い聞かせる。
あの日、君の一言で始まった僕らの逃避行。
君と過ごしたあの夏は、もう戻らない。
_______________________
しゅな「昨日、人を殺したの...」
かいり「えっ、..?」
突然のことで理解が追いつかなかった。
君は、夏だと言うのにずぶ濡れで、ひどく泣いていた。
殺したのは、隣の席のいじめてくるあいつ。
嫌になって肩を突き飛ばしたら、打ちどころが悪かったらしい。
しゅな「きっと、もうここにはいられないだろうから、どっか遠いとこで死んでくるね....」
君が死ななきゃいけない理由はどこにもなかった。
でも、頑固な君のことだから、いくら説得しても死ぬのだろう。
だったら....
かいり「それなら、僕も連れてってよ!ニコッ」
しゅな「.....!うん!」
僕も一緒に死んでやろう。
財布を持って
ナイフを持って
携帯、ゲームもカバンに詰めた
あの写真も、あの日記もいらないのなら壊してしまおう。
これは僕らの必死の抵抗だから。
人殺しの君と、ダメ人間な僕の旅が始まった。
そうして、僕らはこの狭い世界から逃げ出したんだ。
家族もクラスの奴らもなにもかも、全部捨てて君と二人で。
かいり「遠い遠い誰も居ない場所で二人で死のうよ」
もうこの世界に価値なんてないよ
人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんかッ....
かいり「大丈夫、しゅなは何も悪くないから」
しゅな「.....ありがとうグスッ」
結局、僕らは人から愛されたことなんてなかったね、w
そんな嫌な共通点を見つけては、簡単に信じ合ってきた。
かいり「逃げ出そう!」
そういった時に握った震えていた君の手。
いつの間にか、震えがなくなっていた。
誰にも縛られないで二人、線路の上を歩いた。
金を盗んで
かいり「しゅな!警察が来たぞ!w」
しゅな「OK!逃げよう!w」
二人で逃げて、
どこにも行ける気がしたんだ。
かいり「今更、怖いものなんて僕らにはない!」
額の汗も、
落ちたメガネも
今となっちゃ
かいり「どうでもいっか....」
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。
かいり「いつか夢見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら」
かいり「汚くなった僕達も見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?」
しゅな「そんな夢はとっくに捨てたよwだって、現実を見てよ?」
しゅな「“シアワセ”の4文字なんてなかった。今までの人生で思い知ったでしょ?」
しゅな「きっと、みんな自分は何も悪くないって思ってるんだよ」
数日経っても、僕らは馬鹿みたいにはしゃぎ合ってた。
いつ死のうか。
なんて話はしなかった。
でも、そんなときにふと、君がナイフをとった。
しゅな「ありがとう。かいりがいたからここまでこれた」
しゅな「だからね、もういいよ。もういい」
しゅな「死ぬのは私一人でいいよ」
そう言って、君は首を切った。
まるで、何かの映画のワンシーンだった。
白昼夢を見ている気がした。
僕は気づけば、捕まってて、
一生懸命探したのに、君だけは見つからなくって、どこにもいなくって....
そして時は過ぎてった。ただ、暑い日が過ぎてくだけだった。
家族もクラスの奴らもいるのに、なぜか君だけはどこにもいない。
かいり「ほんと、どこにいるんだよッ...」
僕は、君をずっと探しているのに。
ねぇ、君に言いたいことがあるんだよッ?
君の笑顔は
しゅな「かーいりっ!ニコッ」
君の無邪気さは
しゅな「あ、見て!蝶々!」
頭の中を飽和している。
かいり「しゅな....」
誰も何も悪くないよ
君は何も悪くはないから
“もういいよ。投げ出してしまおう”
かいり「そう言ってほしかったんだろ?なぁッ.....」