ゆきと「はぁ....」
僕はゆきと。中学2年生。
勉強も運動もできるし、性格もそこそこいいと思う。
けど、そんな僕でもトラウマというものがある。
そう。僕は人と関わるのにトラウマを持っているのだ。
僕がまだ小学生の頃。僕は、陰気で友達もいなかった。
でも、そんな僕に良くしてくれていたのが、みさとくん。
みさとくんはとても優しかった。けど、ある日を堺に僕を無視するようになって
いつものみさとくんはどこかに消えてしまっていた。
その日から、誰のことも信用できなくなって、人と関わるのが怖かった。
でもね....
すれん「おーい、ゆきとー!」
ゆきと「あ、すれんくん!」
この子はすれんくん。僕に唯一優しくしてくれる子だ。
すっごく優しくて、正義感が強くて、僕の自慢の友達だ。
すれん「今日の放課後、屋上来いよ!」
すれん「見せたいものがあるんだ!」
ゆきと「.....わかった!」
実を言うと、屋上にも嫌な思い出がある。
けど、唯一の友達、すれんくんからの頼みは断れなかった。
ゆきと(それに、すれんくんが僕に頼み事なんてそうそうないし...)
____放課後
ゆきと「失礼しまーす...」
すれん「お、ゆきと!」
ゆきと「すれんくん!ごめんね、待たせちゃって」
すれん「いや、大丈夫だよ」
僕が待たせてしまったのに、大丈夫だと言ってくれるのはやっぱり
すれんくんが優しいからなのだろう。
ゆきと「ところですれんくん、見せたいものってなに?」
すれん「あぁ、これだよ」
そう言って、すれんくんが見せてきたのは一本の動画。
そこには、誰かを罵りながら、殴る僕の姿があった。
ゆきと「え、なに...これ...」
すれん「なにこれじゃないだろ」
いつもとは違う、すれんくんの冷たい声。
それだけで、すれんくんが怒っているのだと、察することができた。
すれん「今日の朝、ある奴からこの動画が送られて来たんだよ」
すれん「お前、誰かをいじめるような最低な奴だったんだな」
すれんくんは誤解している。そんなこと、感の悪い僕でもわかる。
ゆきと「待って、すれんくん!僕はこんなことしてな...」
すれんくん「言い訳も大概にしろよッ!証拠があんだぞ!?ここに!」
ゆきと「.....すれんくんは、一緒にいた僕よりもその動画の方を信じるの?」
すれん「.....証拠がある以上、どうにもなんねぇだろ」
証拠?それの何処が証拠なんだ?
なぜか、怒りが込み上げてきた。
ゆきと「ふざけんなッ!それのどこが証拠だよ!すれんくんは、目の前のことにしか目を向けない、中身をきちんと見ないやつだったのッ!?それとも、僕のこと、ちゃんと見てなかったのッ!?」
すれん「......」
すれんくんは黙ってしまった。きっと、僕の怒号にびっくりしたのだろう。
すれん「それでも、この動画がある以上、ゆきとのことは信じられないよ」
ゆきと「そっか.....」
きっと、すれんくんにはもう何を言っても信じてもらえないだろう。
それなら、諦めてしまおう。
最初っからいらなかったんだよ。こんな友情。
いらなかったから、消えたんだ。
もういらない。友情も絆も、何もかも。
そう思って、僕はフェンスに近寄る。
すれん「お、おい!ゆきと!お前、なにしようとしてんだ!?」
すれんくんの声が聞こえた。でもさ、裏切ったのはすれんくんだよ?
友情を消したのもすれんくん。
僕を信じなかったのもすれんくん。
そんなすれんくんの言葉には、もう耳を傾けないよ。
ゆきと「じゃあね、すれんくん!元気で!」
最後くらいはニコッと笑顔を見せて。
僕は、鬱陶しいほど眩しい光が指す大空に向かって、手を伸ばした。
足の踏み場なんてないけど、どうでもいい。
ゆきと(裏切られ人生もおしまいか....)
この世界にさよならを告げて、僕の人生はそこで終わった。
裏切られておしまいなんて、一番苦しい終わり方だろうね。
僕はゆきと。中学2年生。
勉強も運動もできるし、性格もそこそこいいと思う。
けど、そんな僕でもトラウマというものがある。
そう。僕は人と関わるのにトラウマを持っているのだ。
僕がまだ小学生の頃。僕は、陰気で友達もいなかった。
でも、そんな僕に良くしてくれていたのが、みさとくん。
みさとくんはとても優しかった。けど、ある日を堺に僕を無視するようになって
いつものみさとくんはどこかに消えてしまっていた。
その日から、誰のことも信用できなくなって、人と関わるのが怖かった。
でもね....
すれん「おーい、ゆきとー!」
ゆきと「あ、すれんくん!」
この子はすれんくん。僕に唯一優しくしてくれる子だ。
すっごく優しくて、正義感が強くて、僕の自慢の友達だ。
すれん「今日の放課後、屋上来いよ!」
すれん「見せたいものがあるんだ!」
ゆきと「.....わかった!」
実を言うと、屋上にも嫌な思い出がある。
けど、唯一の友達、すれんくんからの頼みは断れなかった。
ゆきと(それに、すれんくんが僕に頼み事なんてそうそうないし...)
____放課後
ゆきと「失礼しまーす...」
すれん「お、ゆきと!」
ゆきと「すれんくん!ごめんね、待たせちゃって」
すれん「いや、大丈夫だよ」
僕が待たせてしまったのに、大丈夫だと言ってくれるのはやっぱり
すれんくんが優しいからなのだろう。
ゆきと「ところですれんくん、見せたいものってなに?」
すれん「あぁ、これだよ」
そう言って、すれんくんが見せてきたのは一本の動画。
そこには、誰かを罵りながら、殴る僕の姿があった。
ゆきと「え、なに...これ...」
すれん「なにこれじゃないだろ」
いつもとは違う、すれんくんの冷たい声。
それだけで、すれんくんが怒っているのだと、察することができた。
すれん「今日の朝、ある奴からこの動画が送られて来たんだよ」
すれん「お前、誰かをいじめるような最低な奴だったんだな」
すれんくんは誤解している。そんなこと、感の悪い僕でもわかる。
ゆきと「待って、すれんくん!僕はこんなことしてな...」
すれんくん「言い訳も大概にしろよッ!証拠があんだぞ!?ここに!」
ゆきと「.....すれんくんは、一緒にいた僕よりもその動画の方を信じるの?」
すれん「.....証拠がある以上、どうにもなんねぇだろ」
証拠?それの何処が証拠なんだ?
なぜか、怒りが込み上げてきた。
ゆきと「ふざけんなッ!それのどこが証拠だよ!すれんくんは、目の前のことにしか目を向けない、中身をきちんと見ないやつだったのッ!?それとも、僕のこと、ちゃんと見てなかったのッ!?」
すれん「......」
すれんくんは黙ってしまった。きっと、僕の怒号にびっくりしたのだろう。
すれん「それでも、この動画がある以上、ゆきとのことは信じられないよ」
ゆきと「そっか.....」
きっと、すれんくんにはもう何を言っても信じてもらえないだろう。
それなら、諦めてしまおう。
最初っからいらなかったんだよ。こんな友情。
いらなかったから、消えたんだ。
もういらない。友情も絆も、何もかも。
そう思って、僕はフェンスに近寄る。
すれん「お、おい!ゆきと!お前、なにしようとしてんだ!?」
すれんくんの声が聞こえた。でもさ、裏切ったのはすれんくんだよ?
友情を消したのもすれんくん。
僕を信じなかったのもすれんくん。
そんなすれんくんの言葉には、もう耳を傾けないよ。
ゆきと「じゃあね、すれんくん!元気で!」
最後くらいはニコッと笑顔を見せて。
僕は、鬱陶しいほど眩しい光が指す大空に向かって、手を伸ばした。
足の踏み場なんてないけど、どうでもいい。
ゆきと(裏切られ人生もおしまいか....)
この世界にさよならを告げて、僕の人生はそこで終わった。
裏切られておしまいなんて、一番苦しい終わり方だろうね。