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思いつき短編集!

#2

裏切られておしまい....?

ゆきと「はぁ....」

僕はゆきと。中学2年生。

勉強も運動もできるし、性格もそこそこいいと思う。

けど、そんな僕でもトラウマというものがある。

そう。僕は人と関わるのにトラウマを持っているのだ。

僕がまだ小学生の頃。僕は、陰気で友達もいなかった。

でも、そんな僕に良くしてくれていたのが、みさとくん。

みさとくんはとても優しかった。けど、ある日を堺に僕を無視するようになって

いつものみさとくんはどこかに消えてしまっていた。

その日から、誰のことも信用できなくなって、人と関わるのが怖かった。

でもね....

すれん「おーい、ゆきとー!」

ゆきと「あ、すれんくん!」

この子はすれんくん。僕に唯一優しくしてくれる子だ。

すっごく優しくて、正義感が強くて、僕の自慢の友達だ。

すれん「今日の放課後、屋上来いよ!」

すれん「見せたいものがあるんだ!」

ゆきと「.....わかった!」

実を言うと、屋上にも嫌な思い出がある。

けど、唯一の友達、すれんくんからの頼みは断れなかった。

ゆきと(それに、すれんくんが僕に頼み事なんてそうそうないし...)

____放課後

ゆきと「失礼しまーす...」

すれん「お、ゆきと!」

ゆきと「すれんくん!ごめんね、待たせちゃって」

すれん「いや、大丈夫だよ」

僕が待たせてしまったのに、大丈夫だと言ってくれるのはやっぱり

すれんくんが優しいからなのだろう。

ゆきと「ところですれんくん、見せたいものってなに?」

すれん「あぁ、これだよ」

そう言って、すれんくんが見せてきたのは一本の動画。

そこには、誰かを罵りながら、殴る僕の姿があった。

ゆきと「え、なに...これ...」

すれん「なにこれじゃないだろ」

いつもとは違う、すれんくんの冷たい声。

それだけで、すれんくんが怒っているのだと、察することができた。

すれん「今日の朝、ある奴からこの動画が送られて来たんだよ」

すれん「お前、誰かをいじめるような最低な奴だったんだな」

すれんくんは誤解している。そんなこと、感の悪い僕でもわかる。

ゆきと「待って、すれんくん!僕はこんなことしてな...」

すれんくん「言い訳も大概にしろよッ!証拠があんだぞ!?ここに!」

ゆきと「.....すれんくんは、一緒にいた僕よりもその動画の方を信じるの?」

すれん「.....証拠がある以上、どうにもなんねぇだろ」

証拠?それの何処が証拠なんだ?

なぜか、怒りが込み上げてきた。

ゆきと「ふざけんなッ!それのどこが証拠だよ!すれんくんは、目の前のことにしか目を向けない、中身をきちんと見ないやつだったのッ!?それとも、僕のこと、ちゃんと見てなかったのッ!?」

すれん「......」

すれんくんは黙ってしまった。きっと、僕の怒号にびっくりしたのだろう。

すれん「それでも、この動画がある以上、ゆきとのことは信じられないよ」

ゆきと「そっか.....」

きっと、すれんくんにはもう何を言っても信じてもらえないだろう。

それなら、諦めてしまおう。

最初っからいらなかったんだよ。こんな友情。

いらなかったから、消えたんだ。

もういらない。友情も絆も、何もかも。

そう思って、僕はフェンスに近寄る。

すれん「お、おい!ゆきと!お前、なにしようとしてんだ!?」

すれんくんの声が聞こえた。でもさ、裏切ったのはすれんくんだよ?

友情を消したのもすれんくん。

僕を信じなかったのもすれんくん。

そんなすれんくんの言葉には、もう耳を傾けないよ。

ゆきと「じゃあね、すれんくん!元気で!」

最後くらいはニコッと笑顔を見せて。

僕は、鬱陶しいほど眩しい光が指す大空に向かって、手を伸ばした。

足の踏み場なんてないけど、どうでもいい。

ゆきと(裏切られ人生もおしまいか....)

この世界にさよならを告げて、僕の人生はそこで終わった。

裏切られておしまいなんて、一番苦しい終わり方だろうね。

2025/02/04 19:32

優音 −ゆと−
ID:≫ 4uRFms26/uIJ6
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