文字サイズ変更

思いつき短編集!

#1

羽無し天使

あくな「はぁ....なんで私だけ...」

あるところに一人の天使が居ました。

あくなという少女です。

あくなは、とっても優秀で、勉強も運動もなんでもできる子です。

でも、そんなあくなにも欠点があります。

それは、“羽がない”ということです。

羽がないため、同じ天使にも笑われることが多くありました。

モブ「[あ、見てwあの子だよ。羽がない子w]」

モブ「[えーwほんとだw変なのーw]」

あくな「ッ...!もう嫌だ...」

天使界では、罪人だけが羽を切り落とされます。

ですが、あくなは生まれつきなのです。

でも、そんなあくなでも仲良くしてくれる子がいました。

こなり「あくなちゃーん!」

あくな「こなりちゃん!」

それが、こなりという少女です。

こなりは、あくなとは真逆で綺麗な羽を持っています。

ですが、周りの人と話してるとこをあくなは見たことがありません。

そんな変なもの同士、仲良くしているのです。

あくな「いいなー。こなりちゃんは綺麗な羽を持ってて」

こなり「えー。こんなのいらないよーwあくなちゃんにあげたいくらい!」

あくな「....」

『あくなちゃんに羽をあげたい』

それが、こなりの口癖です。

一見、それは優しい言葉なのでしょう。

ですが、あくなには嫌味にしか聞こえません。

あくな「ねぇ....」

こなり「ん?」

あくな「最初っからずっとさ、それなんなの?」

こなり「え?」

あくな「それって嫌味?羽がない私のこと、馬鹿にしてるの?」

こなり「や....そんなつもりじゃ....」

あくな「うるさいッ!もうこなりちゃんなんて大っ嫌い!」

こなり「ッ!」

こなり「ごめんね...」

こなりは、あくなが走り去っていくのを、ただ見つめることしかできませんでした。

こなり「なんでこうなっちゃうんだろう」

こなりは、あくなと真逆で綺麗な羽を持っています。

でも、勉強も運動もできない“落ちこぼれの天使”と呼ばれる存在でした。

友達がいないあくなは、そんなこと気付かなかったのでしょう。

こなり「そうだ!あくなちゃんに片方だけ、プレゼントしよう!」

天使は、羽が二つ揃っていないと飛ぶことができません。

こなり「二人で飛べばいいもんね!」

そう言って、こなりは自分の背中へとナイフを向けます。

こなり「スゥ−....えいッ!」

ザシュッ!

残酷な音が、部屋中に響き渡ります。

こなりの背中からは、ポタポタと血が垂れてきていました。

こなり「フゥ...今行くからね。あくなちゃん」

こなりは、あくなとは真逆です。

そして、自分とは違う能力を持ったあくなが大好きで羨ましかったのです。

“二つの羽を一つずつ付ければ、自分たちも一つになれる”

こなりは、こなりらしく考えたのでしょう。

考えた結果、これしかなかった。

自分も相手も幸せになる。

そんなこと、まだ彼女達には難しかったのでしょうね。

こなり「だーいすきだよ。あくなちゃん♡」

ーENDー

2025/02/02 12:39

優音 −ゆと−
ID:≫ 4uRFms26/uIJ6
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は優音 −ゆと−さんに帰属します

TOP