文字サイズ変更

魔法戦争:七つの系統

#14

エピローグ:リュカの旅立ち

季節が巡り、世界は静かに変わり始めていた。 七つの魔法国家は、それぞれの魔法体系を見直し、無属性との共存を模索していた。 魔法学校では“選択魔法学”という新たな科目が導入され、子どもたちは自分の意思で魔法を学び始めていた。
アーリスの村も、かつての辺境ではなくなった。 無属性の魔導師たちが集まり、灰色の魔力を研究する“調停の塔”が建てられた。 そこでは、拒絶ではなく“調和”の魔法が育まれていた。
リュカは、塔の頂に立っていた。 彼の灰色の魔力は、以前よりも穏やかで、安定していた。 記憶の曖昧さも、仲間たちの支えによって少しずつ回復していた。
セラが隣に立ち、言う。
「世界は、あなたの選択で変わった。でも、まだ終わっていない」
リュカは頷く。
「だから、旅に出る。魔法がどう変わっていくのか、自分の目で見たい」
彼は、杖ではなく、灰色の布を巻いた小さな石を手に持っていた。 それは、無属性の象徴。 拒絶ではなく、選択の証。
村人たちが見送る中、リュカは歩き出す。 炎の国へ。水の国へ。風の国へ。土の国へ。光の国へ。闇の国へ。 そして、まだ見ぬ“無属性の地”へ。
彼の旅は、戦いではなく“対話”だった。 魔法に傷ついた人々と語り、魔法に迷う者に寄り添い、魔法を恐れる者に希望を示す。
ある日、彼は小さな村で、魔法を拒絶する少年に出会う。 その少年は、かつてのリュカのように、魔力反応ゼロだった。
「君は、空っぽじゃない。君の“無”には、意味がある」
そう言って、リュカは灰色の石を少年に渡す。 少年の手に触れた瞬間、微かな灰色の光が灯った。
──魔法は、選ばれる時代へ。
そして、リュカは歩き続ける。 誰かのために。 世界のために。 そして、自分自身のために。
空には、七色の光と灰色の輪が並んで浮かんでいた。 それは、魔法の終焉ではなく
——新たな始まりの印だった。




──物語は、ここで一度幕を閉じる。
だが、リュカの旅は、まだ続いている。

作者メッセージ

物語終わったけどまだあるからね!
あともう一話あるからね!
コメントよろしく!

2025/10/28 16:03

ルナリア
ID:≫ 41Hr8ljzmJmOs
コメント

この小説につけられたタグ

魔法

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はルナリアさんに帰属します

TOP