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私の恋は、いつも消えてばかりだった。

#1

①新幹線のような恋。

[太字]3ヶ月だった。もっと、長く一緒にいられると、思っていたのに…。[/太字]


「莉緒! 湊斗くんが呼んでるよ!」
「うん、今行く!」

私、藤野莉緒。小学5年生。恋が大好き!!
実は、となりのクラスの伊藤湊斗くんと、付き合っています!

付き合う少し前に好きになって、両思いってうわさが流れて、告白されて、付き合った。
新幹線のように、すごく速いスピードだった。そして、すごく幸せだった。

「湊斗くん、どうしたの?」
「ちょっと、話があってさ。時間ある?」

私の好きな人・湊斗くんとの時間なら、何時間でもとれる。
だって、私の1番幸せな時間だもん。

「いいよ!」
「じゃあ、行こっか」
「うん!」

私は笑顔で頷いた。

湊斗くんは、すごく優しい。
付き合いはじめのとき、私が本当に付き合ってるのかわからなくなって、困っていたときも、たくさん話しかけてくれた。

そして、湊斗くんが私と話すときに見せる笑顔は、ほんとうに好き。私が1番好きな笑顔なんだ。

なのに。
「…別れよう」
「…えっ」

どういうこと…?

まだ付き合って、3ヶ月しか経っていないのに。
まだ、したいことができてないのに…!

なんで…?
どうして…?

「もう、良いんだ。…新しい好きな人ができたんだ」
「…えっ…」

人って、すぐに好きな人が変わるの…?
もしかして、私のこと、好きじゃなかった…?
じゃあ、なんで付き合ったの?

ひどいよ。湊斗くん、ひどい。

「それに、僕のこと好きじゃなかったでしょ? いつも『湊斗[太字]くん[/太字]』って呼んでる。僕は、『[太字]莉緒[/太字]』って呼んでたよ」
「…それは…」

すぐに、呼び方なんて変えられないよ。
たった呼び方で、そんなこと言わないでよ。『別れる』なんて、言わないでよ…。

じゃあ私、呼び方さえ変えれば、付き合えていたの…?

「…湊斗くん…、いや、[小文字]湊斗[/小文字]は、好きだったの…? 私のこと」
「…好きだったよ、前までは」

[太字]前までは[/太字]という言葉が、心の中で響く。
涙が、溢れてきそう。

「…良いよ、別れよう。じゃあね」

そう言い切って、走って逃げた。
涙はすぐに溢れてきた。止まらないくらい、たくさん。

そのとき。
「大丈夫…?」

気づいたら、前に誰かがいた。
多分、6年生の男子。
でも、名前はわからない。

「あっ、俺は、6年の橋本悠翔! あやしい人じゃないからな!」

慌てて言う、その男子。『橋本悠翔』っていうみたい。…なんか、きいたことがあるような…。

「っていうか、泣いてたみたいだけど、大丈夫?」
「大丈夫です」

気づくと、涙は完全に止まっていた。

「名前は?」
「藤野莉緒です。5年生です」
「藤野、莉緒…」

不思議そうに、私の名前をつぶやく、男子。

「あっ、そうだ! 思い出した!」

なにを?

「藤野ってさ…」

続く!!

作者メッセージ

流亜です!
初めての連載小説、読んでくれてありがとうございました!!

2024/11/07 18:07

流亜
ID:≫ 66LXPW8MiRrsw
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