私は私のすべてを吐露した。
話している途中で、「このことをネットに拡散されたら嫌だなー」と思いはしたが、目の前にいる女子高生がそんな劣悪行為をするとも思えず、結局すべて話した。
「ありがとうございました、少し待ってください」
ウーロン茶を飲みながら待つ。
時計がないこの部屋は、私の初の独房体験にも思えた。
退屈では無かったが。
「では、占いを始めます。一度きりです。お願いします」
それ以降の記憶は、自宅の玄関前から始まる。
占いの記憶が消えた。
楽川から聞いていた通りだ。
経験したことのない「おぼえていないこと」への恐怖が私を襲う。
認知症の予行練習か。これほど嫌なことは無い。
疲れてんのか?
いや、そんなはずはない。
私の脳も体も、休息状態が年中無休で続いている。
「どうすりゃいい?」
漠然とした恐怖と焦り、虚脱感。
「どうすりゃいい?」
また占い屋に行く気は無かったし、行きたくもなかった。
とばっちりで申し訳ないが、年下の女の子がすこし怖くなった。
私は、このことを小説にすることに決め、今に至る。
暇だからじゃない。
閲覧数稼げそうだからじゃない。
このことを小説にしないといけない。
小説にして、この世に残さないといけないと思ったからだ。
もし、これから、自分の記憶が消えることがあっても大丈夫なように。
自分の生きた証を、遺せるように。
それができる世の中で本当によかった。
この物語は、書ききれそうだ。
私はエンターキーに小指をのせる。
話している途中で、「このことをネットに拡散されたら嫌だなー」と思いはしたが、目の前にいる女子高生がそんな劣悪行為をするとも思えず、結局すべて話した。
「ありがとうございました、少し待ってください」
ウーロン茶を飲みながら待つ。
時計がないこの部屋は、私の初の独房体験にも思えた。
退屈では無かったが。
「では、占いを始めます。一度きりです。お願いします」
それ以降の記憶は、自宅の玄関前から始まる。
占いの記憶が消えた。
楽川から聞いていた通りだ。
経験したことのない「おぼえていないこと」への恐怖が私を襲う。
認知症の予行練習か。これほど嫌なことは無い。
疲れてんのか?
いや、そんなはずはない。
私の脳も体も、休息状態が年中無休で続いている。
「どうすりゃいい?」
漠然とした恐怖と焦り、虚脱感。
「どうすりゃいい?」
また占い屋に行く気は無かったし、行きたくもなかった。
とばっちりで申し訳ないが、年下の女の子がすこし怖くなった。
私は、このことを小説にすることに決め、今に至る。
暇だからじゃない。
閲覧数稼げそうだからじゃない。
このことを小説にしないといけない。
小説にして、この世に残さないといけないと思ったからだ。
もし、これから、自分の記憶が消えることがあっても大丈夫なように。
自分の生きた証を、遺せるように。
それができる世の中で本当によかった。
この物語は、書ききれそうだ。
私はエンターキーに小指をのせる。