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占い師と小説家(笑)

#5

簡潔に完結

私は私のすべてを吐露した。

話している途中で、「このことをネットに拡散されたら嫌だなー」と思いはしたが、目の前にいる女子高生がそんな劣悪行為をするとも思えず、結局すべて話した。

「ありがとうございました、少し待ってください」

ウーロン茶を飲みながら待つ。
時計がないこの部屋は、私の初の独房体験にも思えた。
退屈では無かったが。


「では、占いを始めます。一度きりです。お願いします」





それ以降の記憶は、自宅の玄関前から始まる。

占いの記憶が消えた。

楽川から聞いていた通りだ。

経験したことのない「おぼえていないこと」への恐怖が私を襲う。
認知症の予行練習か。これほど嫌なことは無い。

疲れてんのか?
いや、そんなはずはない。
私の脳も体も、休息状態が年中無休で続いている。

「どうすりゃいい?」
漠然とした恐怖と焦り、虚脱感。
「どうすりゃいい?」



また占い屋に行く気は無かったし、行きたくもなかった。
とばっちりで申し訳ないが、年下の女の子がすこし怖くなった。



私は、このことを小説にすることに決め、今に至る。
暇だからじゃない。
閲覧数稼げそうだからじゃない。

このことを小説にしないといけない。
小説にして、この世に残さないといけないと思ったからだ。

もし、これから、自分の記憶が消えることがあっても大丈夫なように。
自分の生きた証を、遺せるように。
それができる世の中で本当によかった。

この物語は、書ききれそうだ。

私はエンターキーに小指をのせる。

作者メッセージ

最後がくどくなっちゃった。

これで完結にしようと思います。
続きは考えておりません!

読んでいただきありがとうございました。

2026/05/20 20:34

n氏
ID:≫ 15/k7pnxnDS1U
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