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突然同居することになりまして

#10

同居人は隣の部屋で

その後、帰ってきたお母さんと一緒にご飯を食べた。
お母さんは偉大なもので、酒を飲みながら(昼なのに……)俺たちは会話を、そして思い出を引き出し合った。
互いにいろんな面を知ることができたと思う。
坂只は年頃の女の子なので、それを良しとするかは本人次第だが……。
「全然大丈夫だよー」
だとよ。
心の底から笑っていた。
この短時間で何があったんだ。
流石、お母さんである。
まあともかく、その時の会話で決定したことは、坂只の部屋についてだ。
一般的な日本家屋の我が家、つまりのび太君くんハウスの我が家は、部屋数が少ない。
一瞬、俺と同部屋になりかけたが、全力で阻止した。
実名報道される未来が見えた。あぶねえ。
で、坂只の部屋は俺の部屋の隣になった。
結構狭いけれど、大丈夫か?
「全然大丈夫だよ~」
ふざけた風の返答だ。
まあ、隣なら大丈夫か。


と、思っていたのだが。
会食した日、つまり坂只が来た初日。
の、夜。
時は22時。
いつも通り勉強に勤しむ僕は、隣から聞こえる笑い声にクレームを入れようか悩んでいた。
詳しく言うなら、坂只の部屋から聞こえてくる笑い声だ。
「あひゃひゃひゃひゃひゃ!」
である。
物にぶつかる音が聞こえる。
のたうち回って笑っているようだ。
聞こえるのは、ツボに入った笑いである。
何を見ているんだ坂只紫!
気になってしょうがないじゃないか!
キャラ崩壊でしかないぞ。
ただ、今日だけの可能性もある。
果たしてどっちか。
これが今後続くなら、クレームを入れよう。
今後続かない場合、つまり今日だけの場合、とやかくは言わないでおこう。
会って初日の相手だ。
ある程度打ち解けた、とは言え年頃の少女だ。
俺がずかずか部屋に押し入ると、実名報道の未来だ。
だから言わないぜ。
今日だけのツボり笑いであってくれ。頼むぞ坂只。
すると、笑い声が急に止まった。
ツボり解消か?
「がちゃ」と、扉が開く音がした。
ん、どこか行くのか?
こんな時間に?
「ガチャ」と、俺の部屋の扉が開く音がした。
何ですか何ですか。
実名報道されないからって、ノック無しですか。

「ごめん。うるさかった」

「ガチャ」と、扉が閉められた。
謝られた!?
ともかく、これからは大丈夫そうだな。

「あひゃひゃひゃひゃひゃ」

マジィ?
クレームを入れよう。
キャラ崩壊してますよっ。

作者メッセージ

閲覧数100超え、ありがとうございます!

2026/02/15 16:10

n氏
ID:≫ 15/k7pnxnDS1U
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