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(教員)人生初の事件、すぐ終わる。

僕、[漢字]宇治松橋享[/漢字][ふりがな]うじまつばしきょう[/ふりがな]は、教員である。
教員の僕は、これまで幾度となく、生徒たちの起こす事件に巻き込まれてきた。
僕はその事件を余すことなく解決することができた。
学校に勤め始めたときから起きた、事件の連鎖だ。
その、記念すべき事件第一号について語ろう。

この事件は、生徒たちが起こした奇跡のせいで引き起ってしまったと、結論付けた。


7月4日。期末テストの日。その放課後。
僕は採点にいそしんでいた。慣れた手つきで、丸、ペケ、丸、丸。
一日で全員の採点を終えることができた。
早くデータに起こしてしまって、今日は帰ろう。
そう思い、平均点を出した。
驚愕の点数だった。
平均・100点
満点だと?
嘘だろう。
データの記入ミスか、入力ミスか。
そうでなかった。
僕は嫌々テストを再確認。
間違いはない。
平均100点。
全員100点。
いや、でも、ペケしたぞ。
表裏合計で100。間違ってないだろう。
どういうことだ…?


これが事件の一部分である。
このころの僕はバカだった。無知だった。
もっと、テストのことを勉強しておくべきだった。
テスト勉強。
もっとも、答えは、テスト用紙にそのまま書いてあったのだが。

「表100点裏100点合計で200点とする。」

不覚にも笑ってしまった。
こんな奇跡ある?!
こんな勘違いする?!
と。

勝手に謎をつくって、勝手に解決しただけだが。
まあともあれ、無事、解決したわけだ。
事件は、すぐに幕を下ろした。速すぎる幕切れだ。

ちなみに、僕が担任していたのはや科ヶ山中学1年N組である。
特別クラスの、1年N組だ。
V県唯一の進学校である。

作者メッセージ

ラストをどう捉えるかは、人次第ということで。

宇治松橋享さん。名前の京都感がすごい。

2026/01/31 22:07

n氏
ID:≫ 15/k7pnxnDS1U
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