パッとしない私だけど
今日は中学の入学式だ。
この辺は割に田舎なので、メンバーは特に変わらず。小学から繰り上がっただけだ。
それだから私は今、クラスのメンバーがどうかよりも、何組になるのかが気がかりなのだ。
なんと私は小学校6年間ずっと3組だったからだ。
頼む、3組であれ。
自己紹介の時のネタになるから。
何か面白いことを言うんだ。
小学の頃私は、ふざける奴じゃなければ、真面目な奴でもなかった。
よって、友達と呼べそうな人間は一人しかいない。
もっと友達が欲しいです。
だからこそ、自己紹介で「これまでの自分とは違うんだ!」ということを見せつけなければならない。
…いやまあ、メンバーが小学と同じだから、変わんないか。
私が面白いと思ってることと、皆が面白いと思うことは違うか。
そうだな、そりゃそうだ。
そうだな、そうだよね!
こういう、自分の意見がコロコロ変わるの、やめにしないかな。
私自身が私自身を見失うし、これを読んでいる人も、私のキャラ設定を見失ってしまう。
はぁ。そろそろ見るか。
私は何組なのか。誰と一緒なのか。
周りからは喜びと落胆の声が入り混じって聞こえてくる。
咲き誇る桜と散りゆく桜。
私は喜びを咲かせてやる。
私の名前「森北 夕奈」が三組にあれば勝ち。
たった一人の友達の名前「鎌田 紗佑里」が同じ組に居たら勝ち。
さあこい!
どっちかじゃダメだ。 どっちもくれ!
いつも欲張んないから。我慢してるから。今日の願い事は聞いてくれ!!神さま!
…………………………………………………………………!
どっちもダメでした。
いやなんで?
嫌、なんで?!
2組だったし、鎌田は3組だった。
そういえば鎌田もずっと3組だったよな?
自己紹介の時に「ずっと3組!すごくね?」とか言っている未来が見える。
そして無視されるのだ。決まりごとのように。
ちょいかわいそうなのだが、なんとなく面白いからその文化続いていてくれ。
いや、今は私の心配だ。
友達の文化の存続よりも私の人生だ。
…メンバーを見た感じは、問題児的な奴は3組にぶち込まれたな。
健闘を祈るぜ鎌田。
2組にいるのは…
なんかパッとしねえ奴ら。
いや私もだけど。
でもこれなら、ちょとふざけるだけで目立てるぞ…!
目立つのが目的じゃない。ふざけることが目的なのだ。
私はふざけるような奴じゃない。
イメージを壊せば笑う。そういうもんさ。
鎌田から教えてもらった。
サンキュー鎌田!
早速教室にレッツゴー!
(もちろん記念写真を済ませてきた。思いのほか良い写りだった。)
私の席は…一番左後ろの一つ右。
主人公席の右隣と言えば分かるだろうか。
まあ良し。無難でいい。
さあ隣は誰か?
右!!
典型的なオタク的女子! 宮晴 才華!!
名前が華やか。
左!!主人公席!
かなりカッコいい! ??誰??
いやホントに誰?
左「こんにちは。初めましてだよね。」
「はい、、、」
急に話されたのでビビった。
困るぜそういうの。
あと誰だよ。
左「僕は転校してきた。柄島 日向 だよ。」
転校生?!
いやマジか。
ガチで主人公じゃん。
「初めまして、ガラシマさん!」
「いや僕カラシマね。しっかり発音したつもりんだけど… もしかして地の文読んでる?」
「あ、すいません…」
「いやいいよ、謝んなくて。」
マジでカッコいい。顔が。
「さっきから見られてるなーって思って。」
「あ、ごめんね。」
「謝んなくていいって。」
少しの沈黙。鎌田との会話にはない絶妙な間だった。
「あ、君、名前は?」
「森北 夕菜 です。」
「モリキタ ユナ ね。良い名前じゃん。」
「モリキタ ユウナ です… もしかして地の文読んでます?」
「あ、ごめん。」
またまた沈黙。
「んとまあ、これからよろしく!」
「うん。」
柄島君は手を差し出す。
なんだ?
「ん、握手。」
えー、まじですか。
男の子と手を握るのはなかなかに緊張した。(申し訳ないが興奮したかもしれない。)
隣から視線を感じた気がする。 多分、才華さんだ。
そうだ、才華さんとも話してみよう。
きっとできるさ。
パッとしない私だけど、きっと。
この辺は割に田舎なので、メンバーは特に変わらず。小学から繰り上がっただけだ。
それだから私は今、クラスのメンバーがどうかよりも、何組になるのかが気がかりなのだ。
なんと私は小学校6年間ずっと3組だったからだ。
頼む、3組であれ。
自己紹介の時のネタになるから。
何か面白いことを言うんだ。
小学の頃私は、ふざける奴じゃなければ、真面目な奴でもなかった。
よって、友達と呼べそうな人間は一人しかいない。
もっと友達が欲しいです。
だからこそ、自己紹介で「これまでの自分とは違うんだ!」ということを見せつけなければならない。
…いやまあ、メンバーが小学と同じだから、変わんないか。
私が面白いと思ってることと、皆が面白いと思うことは違うか。
そうだな、そりゃそうだ。
そうだな、そうだよね!
こういう、自分の意見がコロコロ変わるの、やめにしないかな。
私自身が私自身を見失うし、これを読んでいる人も、私のキャラ設定を見失ってしまう。
はぁ。そろそろ見るか。
私は何組なのか。誰と一緒なのか。
周りからは喜びと落胆の声が入り混じって聞こえてくる。
咲き誇る桜と散りゆく桜。
私は喜びを咲かせてやる。
私の名前「森北 夕奈」が三組にあれば勝ち。
たった一人の友達の名前「鎌田 紗佑里」が同じ組に居たら勝ち。
さあこい!
どっちかじゃダメだ。 どっちもくれ!
いつも欲張んないから。我慢してるから。今日の願い事は聞いてくれ!!神さま!
…………………………………………………………………!
どっちもダメでした。
いやなんで?
嫌、なんで?!
2組だったし、鎌田は3組だった。
そういえば鎌田もずっと3組だったよな?
自己紹介の時に「ずっと3組!すごくね?」とか言っている未来が見える。
そして無視されるのだ。決まりごとのように。
ちょいかわいそうなのだが、なんとなく面白いからその文化続いていてくれ。
いや、今は私の心配だ。
友達の文化の存続よりも私の人生だ。
…メンバーを見た感じは、問題児的な奴は3組にぶち込まれたな。
健闘を祈るぜ鎌田。
2組にいるのは…
なんかパッとしねえ奴ら。
いや私もだけど。
でもこれなら、ちょとふざけるだけで目立てるぞ…!
目立つのが目的じゃない。ふざけることが目的なのだ。
私はふざけるような奴じゃない。
イメージを壊せば笑う。そういうもんさ。
鎌田から教えてもらった。
サンキュー鎌田!
早速教室にレッツゴー!
(もちろん記念写真を済ませてきた。思いのほか良い写りだった。)
私の席は…一番左後ろの一つ右。
主人公席の右隣と言えば分かるだろうか。
まあ良し。無難でいい。
さあ隣は誰か?
右!!
典型的なオタク的女子! 宮晴 才華!!
名前が華やか。
左!!主人公席!
かなりカッコいい! ??誰??
いやホントに誰?
左「こんにちは。初めましてだよね。」
「はい、、、」
急に話されたのでビビった。
困るぜそういうの。
あと誰だよ。
左「僕は転校してきた。柄島 日向 だよ。」
転校生?!
いやマジか。
ガチで主人公じゃん。
「初めまして、ガラシマさん!」
「いや僕カラシマね。しっかり発音したつもりんだけど… もしかして地の文読んでる?」
「あ、すいません…」
「いやいいよ、謝んなくて。」
マジでカッコいい。顔が。
「さっきから見られてるなーって思って。」
「あ、ごめんね。」
「謝んなくていいって。」
少しの沈黙。鎌田との会話にはない絶妙な間だった。
「あ、君、名前は?」
「森北 夕菜 です。」
「モリキタ ユナ ね。良い名前じゃん。」
「モリキタ ユウナ です… もしかして地の文読んでます?」
「あ、ごめん。」
またまた沈黙。
「んとまあ、これからよろしく!」
「うん。」
柄島君は手を差し出す。
なんだ?
「ん、握手。」
えー、まじですか。
男の子と手を握るのはなかなかに緊張した。(申し訳ないが興奮したかもしれない。)
隣から視線を感じた気がする。 多分、才華さんだ。
そうだ、才華さんとも話してみよう。
きっとできるさ。
パッとしない私だけど、きっと。
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