パーティの会場、アステリア城。
国のシンボルの青い星が散りばめられた美しい宮殿だ。
入り口には大きなシャンデリア。
シャルロッテ「[小文字]…様…嬢様…、[/小文字]お嬢様!」
ロゼの体がびくぅっと反応する。
ロゼ「な、何?」
シャルロッテ「…大丈夫ですか?体調が優れないようでしたら、家にお戻りになったほうがよろしいのでは?」
ロゼ[小文字]「誰のせいだと思ってるの…」[/小文字]
ロゼ「私は大丈夫。」
シャルロッテ「…左様ですか。」
入り口の階段を上がり、ホールに向かう。
ロゼ(なんなの…?!何がしたいのかしら?!アレは単なる気まぐれ?!普段、私がからかっている分の仕返し?!だとしたら―だとしたら、あの表情はなんだったの…?)
歩きながら、先刻起きたことについて考える。
ロゼ「あなたの考えていること、わからない」
その時―、ロゼが足をぐねらし、階段から転落する―
シャルロッテ「ロゼ様!―」
ロゼ(落ちるっ―)
とんっ!
ロゼは誰かに抱きかかえられていた。
ロゼ「……っ?」
恐る恐る目を開けるロゼ。
クロード「大丈夫ですか?ロゼ様。」
ブロンドのさらさらしたやわらかい髪が揺れる。
深い青色のやさしそうな瞳がロゼを映し出していた。
ロゼ「大、丈夫です、。ごめんなさいっ」
ぱっと離れるロゼ。
クロード「そうですか?ならよかったです」
ふっと優しい笑みを浮かべるクロード。
ロゼ「ええと…あなたは…?」
クロード「申し遅れてしまい、申し訳ありません。私、アーベント家の長男、クロード・アーベントと申します。本日はお越し下さりありがとうございます、ロゼ様。」
ロゼを助けてくれたのは
このパーティーに招待した、
皇太子のクロード・アーベントだった。
ロゼ「お招きいただき、感謝しますわ。」
クロード「いえいえ。噂に聞いていたとおり、とてもお綺麗な方ですね。確かメイドも連れていると聞いていたのですけれど…」
シャルロッテ「主人が大変ご迷惑をおかけしました。私、[太字]執事[/太字]の者です。」
クロード「ああ、今日は正装なんですね?迷惑だなんてとんでもありませんよ。」
ふふっと笑うクロードは天然なのか、なんなのか。
シャルロッテ(めんどい王子様なこと。)
あきれ半分苦笑いを返すシャルロッテ。
クロード「私が招待したのですから、今宵は楽しみましょう?こちらへどうぞ。」
やさしく手を差し出すクロード。
ロゼ「ありがとうございます。」
その手を握るロゼ。
シャルロッテがその光景に胸が痛んだ気がしたのはきっと気のせい。
国のシンボルの青い星が散りばめられた美しい宮殿だ。
入り口には大きなシャンデリア。
シャルロッテ「[小文字]…様…嬢様…、[/小文字]お嬢様!」
ロゼの体がびくぅっと反応する。
ロゼ「な、何?」
シャルロッテ「…大丈夫ですか?体調が優れないようでしたら、家にお戻りになったほうがよろしいのでは?」
ロゼ[小文字]「誰のせいだと思ってるの…」[/小文字]
ロゼ「私は大丈夫。」
シャルロッテ「…左様ですか。」
入り口の階段を上がり、ホールに向かう。
ロゼ(なんなの…?!何がしたいのかしら?!アレは単なる気まぐれ?!普段、私がからかっている分の仕返し?!だとしたら―だとしたら、あの表情はなんだったの…?)
歩きながら、先刻起きたことについて考える。
ロゼ「あなたの考えていること、わからない」
その時―、ロゼが足をぐねらし、階段から転落する―
シャルロッテ「ロゼ様!―」
ロゼ(落ちるっ―)
とんっ!
ロゼは誰かに抱きかかえられていた。
ロゼ「……っ?」
恐る恐る目を開けるロゼ。
クロード「大丈夫ですか?ロゼ様。」
ブロンドのさらさらしたやわらかい髪が揺れる。
深い青色のやさしそうな瞳がロゼを映し出していた。
ロゼ「大、丈夫です、。ごめんなさいっ」
ぱっと離れるロゼ。
クロード「そうですか?ならよかったです」
ふっと優しい笑みを浮かべるクロード。
ロゼ「ええと…あなたは…?」
クロード「申し遅れてしまい、申し訳ありません。私、アーベント家の長男、クロード・アーベントと申します。本日はお越し下さりありがとうございます、ロゼ様。」
ロゼを助けてくれたのは
このパーティーに招待した、
皇太子のクロード・アーベントだった。
ロゼ「お招きいただき、感謝しますわ。」
クロード「いえいえ。噂に聞いていたとおり、とてもお綺麗な方ですね。確かメイドも連れていると聞いていたのですけれど…」
シャルロッテ「主人が大変ご迷惑をおかけしました。私、[太字]執事[/太字]の者です。」
クロード「ああ、今日は正装なんですね?迷惑だなんてとんでもありませんよ。」
ふふっと笑うクロードは天然なのか、なんなのか。
シャルロッテ(めんどい王子様なこと。)
あきれ半分苦笑いを返すシャルロッテ。
クロード「私が招待したのですから、今宵は楽しみましょう?こちらへどうぞ。」
やさしく手を差し出すクロード。
ロゼ「ありがとうございます。」
その手を握るロゼ。
シャルロッテがその光景に胸が痛んだ気がしたのはきっと気のせい。