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蛇穴のお姫様

#1

斧使いのツクヨミ

古びたアパートに訪れた一人の少女。
極楽街解決事務所の看板が置いてあるそこは、少し胡散臭いと思わなくもない。

[斜体]バンッ!![/斜体]

勢いよく扉が開く。

ツクヨミ「アールーマッ!!遊びに来たよーっ!」

アルマ「なんだなんだ、朝からうるせぇなぁ…ってツクヨミ?!ひさしぶりだな!!」

にかっと笑い、
タオさーん!!ツクヨミ来たー!!っとタオを呼ぶ。

元気に迎え入れてくれたのはアルマ。ツクヨミと同い年の男の子だ。

ツクヨミ「会いたかったよぉ~!全然遊びに来ないだもん!!さみしかった!!!」

ぎゅっと抱きつくツクヨミ。

アルマ「近い近い!!今日行く予定だったの!!」

ツクヨミ「ほんとにぃ?」

アルマ「俺が嘘つけるワケねぇだろ?」

ツクヨミ「確かに。アルマ馬鹿だし。」

アルマ「それは関係ないだろ?!」

タオ「ぁ゙あ゙?…朝からるっせぇな…」

寝起きの悪いタオが煙草に火をつけながらやってくる。

ツクヨミ「相変わらず寝起き悪いんだから…ツクヨミちゃんですよー?朝から煙草なんて終わってるよ…?」

タオ「あー…ツクヨミ?蛇穴なら今日行く予定だけど、」

ツクヨミ「ヨキのお使い!忘れてるかもしれないからって!前の採血アルマ、サボったでしょ?」

アルマ「んぐっ!?」

ツクヨミ「まーまー!採血頑張ったら、辰臣も、ネイちゃんも来てるから久々にみんなでご飯食べよ??」

アルマをよしよししてなだめるツクヨミ。

アルマ「ヒスと銭ゲバかぁ…」

しょも…とさらに落ち込むアルマ。

アルマ「今日朝ごはん買ってきたし、それ食べて、ヤヤちゃんに挨拶して、寄り道ついでに依頼こなして、蛇穴行こー!」

アルマ・タオ「「おー…」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヤヤ「ツクヨミちゃんだー!!久しぶりっ!」

ツクヨミ「ヤヤちゃん!!元気してた?」

ヤヤは解決事務所がお世話になっている、中華料理屋「宝来飯店」の看板娘である。

ヤヤ「今日、ご飯食べてくの?」

ツクヨミ「ううん、挨拶だけしに来たの!!また来るね!!ありがと〜!」

ヤヤ「ばいばーい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

タオ「依頼って?」

ツクヨミ「四番街の路地裏に禍3体の目撃情報がでてるの。行方不明者2人。死人が推定3人。私2体やるから、2人はサポートよろしくね〜」

アルマ「行方不明者…?」

ツクヨミ「うん。姉妹2人昨日居なくなっちゃったんだって。」

アルマ「絶対助けねーとな」

ツクヨミ「そのつもりだけど?さ、着いたよ。」

ツクヨミは背負っていた大きな荷物をおろし、ふたを開ける―。中から現れたのは大きな斧。

ツクヨミ「さぁ、はじめよっか。」

門―禍たちが発生する入り口が現れ、
ぞろぞろと禍が出てくる。

ぶんっ斧を振り回したツクヨミに続いて、
繋縛に手を構えるアルマ。

タオ「解」
タオも銃を取り出す。

ツクヨミ「よーいどんっ!!」

一斉に走り出す三人。

ツクヨミが禍に狙いを定め、斧を振りかざす―

[太字]ドシャ[/太字]

返り血が頬に飛び、消滅する禍と共に消えていく。
いつもにこにこしている、普段の顔とは違う無表情で

ツクヨミ「一体目。」

と呟く。

次にアルマとタオも二体目を片したようだ。

ツクヨミ「お前が最後か?」

禍「ユル、許しテェ…もう人は殺さナイカラァ゙」

ツクヨミ「うるさい」

グチャ!ズルズルドンッ!ドンッドンッドンッ!!!

何度も、何度も斧を振りかざし、返り血を浴び、禍を地面に叩きつけるツクヨミ。

アルマ「…」

―やがて禍が完全消滅する。

ぱっと振り返り、

ツクヨミ「怪我はない?」

と聞く。

アルマ「大、丈夫…。」

半禍の子である、アルマですら本能的に恐怖するほど、ツクヨミは殺気立っていた。
ついさっきまで。その変容ぶりといったらまるで二重人格みたいだ。

タオ「ああ。」

ツクヨミ「もう出てきていいよ〜お姉さんたちが悪いやつを倒してあげたからね~」

物陰に隠れていた姉妹が出てくる。

アルマ「いたのか?!」

ツクヨミが2人に近づき、ぎゅうっと抱きしめる。

ツクヨミ「怖かったよね。もう大丈夫だから。頑張ったねぇ。」

2人をなだめ、よしよし。と安心させる。

姉「怖かったよぉ…」

妹「わ゙ぁーん゙!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

姉妹を家に返し終えた後。

ツクヨミ「おっけい、任務達成〜じゃ、蛇穴に帰ろっか!」

2人はこう言う。

「「ツクヨミは怒らせたら1番やばい奴」」

と。

作者メッセージ

初めての夢小説。至らない点もありますが、見守っていただけると幸いです!!

2026/02/15 12:32

翠麗きらら 
ID:≫ 04xrkcEZ9vJ2Y
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