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※初心者がかいたBLです。ライトBLになります。

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鏡花水月に君を乞う

#1

episode1

「ふぁ〜…ねむ…」

たっぷり寝たはずなのにあくびばかりしてしまうのはなぜだろう。鏡越しに寝ぼけ眼の顔がうつる。

「いお、動かないで。髪絡まっちゃう。」

真後ろに立つ幼馴染の咲が朝に弱い自分のかわりに身支度を手伝ってくれている。

「ん〜…」

髪をとかしてセットしている。
少し体温の高いその手が髪をさらさらとこぼすたび、くすぐったさと気持ちよさで眠たくなる。

もう一度鏡を見る。普通の幼馴染はたぶん毎朝家に来てほぼお世話に近い朝の準備を手伝ってくれることはない。だから、勘違いしてしまいそうになる。もしかしたら自分と同じで幼馴染以上の感情を抱いてくれているのかと。

―俺は咲が好きだ―

いつからかはわからない。だけど、もうずっとずっと好きだ。

この時間がずっと続けばいいのに。毎朝そう祈らずにはいられない。

「はーい、おしまい。もういいよ。」

振り返り、少し顔を見上げる。
少し目の隠れる黒髪がふわりと揺れる。
(髪、いつもよりふわふわしてる…。かわいい。)

「どーした?」

「や、なんでも。ありがと。」

(あっっっぶな。)
ふいと顔を逸らし、うつむく。そろそろ出よ。と言おうとしたとき、

「あ。」

首元に顔が近づく。振り向いたらぶつかるほどに。全身が火照る感じがして、落ち着かなくて、心臓がばくばくする。

(ちっか……。なんかいい匂いするし…。まじで距離バグすぎるだろ…。)

かすかに息遣いが聞こえて、背中がぞわぞわして。
(抱きしめられてるみたい…とか俺きもすぎる。)

沈黙が続く。こんなに近いと心臓の音まで聞こえそうで、
(どうしよ、…くらくらする…)

ぱっと手が離れて、咲が離れる。

「ぁ」

「襟が変になってたから。急にごめんな?」

首元を指さす。

「ん…あり、がと」

「じゃあ学校行くか。かばん取ってくるわ、」

ぱたん…と扉が閉じる。

「はあああ〜〜〜…」

ずるずるとしゃがみ込む。

「顔熱…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(俺のいおかわいすぎる…。)








作者メッセージ

初めてのBLです!
よろしくお願いします!!

2026/07/19 17:25

儚世
ID:≫ 04xrkcEZ9vJ2Y
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